見出し画像

【先輩アトツギのリアル体験に学ぶ④】

親の七光りとかボンボンとか、もしくは古臭い事業と負債を引き継いだ気の毒な人とか、いずれにしてもアトツギは世間から薄暗いイメージで語られることが多い。でもアトツギにはアトツギにしかわからないプレッシャーと危機感がある。これからの時代を生きるアトツギへ、先輩アトツギ社長からの魂のメッセージ。

画像1

株式会社サンワカンパニー 
代表取締役社長 山根 太郎 氏

関西学院大学卒業後、伊藤忠商事株式会社の繊維部門に入社。2014年、住宅設備機器・建築資材のインターネット販売を営むサンワカンパニーの創業者である父の死去に伴い社長に就任(就任当時は東証マザーズ最年少社長)。
異業種出身の経験を⽣かし、住宅設備機器では珍しいインターネット通販を推進。「くらしを楽しく、美しく。」という経営理念を掲げ、「独自のビジネスモデル」「世界から認められるデザイン」をもとに10年以上右肩上がりで成長。業界の枠に囚われない積極的な事業を展開する傍らで、HEAD契約テニスプレーヤーというアスリートの顔も持つ。著書に『アトツギが⽇本を救う―事業承継は最高のベンチャーだ―』(幻冬舎 2018)がある。


起こる全てが自分ごとになった。人生が豊かになった。

「事業って楽しいんです。うまくいっていないときも多いし、そんなことの方が多いけど。僕はサラリーマンだったとき、他部署が600億の損失を出したと聞いても「ふーん」って思っただけでした。痛くもかゆくもなかった。

今は「社員が結婚しました」「こんな案件取れました」「こんな失敗しました」とか全てが自分ごと。喜怒哀楽の絶対値が大きくなったというか、それですごく人生が豊かになったように思います。

「どうせ親の会社でしょ」とか「そもそも黒字の会社引き継いで何言ってるの?」とか言う人もいますけど、アトツギになるっていうことは、その意思決定をした瞬間に、人生を主体的に生きることやと思うんですよ。他人から何を言われようが、わが道を行けるチャンスに恵まれた境遇だと思います。

今は心から楽しいです。先代の父親が亡くなってしまったこと自体は悲しいけど、彼はいいものを遺してくれた。それを次の世代につないでいく、しっかり残せるような会社にしていくのが自分のミッションです。

規模とかステージとか関係なく、継げる事業があることはチャンス。一緒にがんばりましょう!」


<<<先輩アトツギのリアル体験に学ぼう>>>
※Nagoya Atotsugi Venture Projectでは
定期的にアトツギ限定ミートアップを開催中!
イベント情報はFacebookページからチェック!

交流会2


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?