見出し画像

マスターズツアーアーリントン振り返り

6勝3敗、32位/256人でした。
7勝できなかったので、次のインドネシア大会には出られなくなりましたが、途中6勝1敗まで行って自分にしては健闘できたと思います。

メタ読みは外れるが、デッキパワーと熟練度は嘘をつかない

今回は特に新カードが直前に追加されることもあって、持ち込まれるデッキはガラクロンドローグ以外ばらけると予想していました。
そんな中、特定のデッキを全力で対策しにいくよりはパワーの高いデッキで固めて、かつそれらのデッキパワーを活かせるよう、早めに構成を決めてプレイングの練習に時間を割きたいと思いました。
また、4デッキ中2デッキ(ローグ、ウォーロック)を前々から使い慣れているデッキにしたことで、残りのデッキを集中して練習することができました。
実際、現地についてからは時差ボケでろくに構成を考える思考力が残っていなかったので、早めに決めたのは正解でした。

調整

画像1

tnraAyさん、okasinnsukeさん、Tansokuさんと調整しました。
最終的には僕だけ違う構成を持ちこむことにしましたが、意見の照らし合わせやマッチアップの検証はとても有益でした。改めてありがとうございました。
調整チーム内では、ローグ最強、次点でクエプリ、でっか化ドルが強い、という認識で構成の方向性が以下の2つに割れました。
①ローグBANしてクエプリを持ちこむ
②ローグをBANせずでっか化を持ちこむ
僕はでっか化ドルイドを持ちこみたくなかったので、①を使うことを考えました。
②だと、ガラクロンドウォリアーやハイランダーハンターが候補になり、僕が得意なコントロールを使えないのもややマイナスに感じました。

クエプリはラダーでは弱いデッキですが、デッキ公開性では強いデッキだと練習していて感じました。
例えば、トークンドルイド相手にはクエストを返してAoEを探すことができ、でっか化相手にもクエストを返して集団ヒステリーを探す、というようなことができるので、HSReplayのマッチアップ以上の数値が出せます。

一方で、上位勢がハイランダーメイジを採用していたことと、上級者はプリーストを攻撃し始めるタイミングが上手いこともあり、結果的には最後まで勝ち抜けるデッキではありませんでした。(実際、Top8にプリーストは0でした)

ハイランダーメイジの強さはokaさんが最初主張していたのですが、ラダーで少し回して微妙に感じたのと、マスターズツアー予選で活躍していなかったことから候補から外してしまいました。
プレイングスキルによって強さが変わる難しいデッキなので、もう少し慎重に検討するべきでした。

ハイランダーウォリアーはahirunさんのRTした4H1B大会の優勝構成にいて、試してみたらウォリコンのような使用感が手に馴染み、使いたくなりました。
リソースの大半を9マナ2枚に依存しているため引きによってはトップ負けする脆さがあるものの、完璧にプレイできればなんとか戦えるパワーはあると感じました。
また、次点で強いと評価していたプリーストにファティーグ戦を持ちこむことで大幅有利が取れ、でっか化にもドラゴンモーを入れる必要がない程度には有利なのが魅力でした。
性質がプリーストに似ているため、プリーストBANの構成に刺さるのではないか、という狙いもあります。
正直僕以外誰も持ちこまない微妙なデッキだと思っていたので、チームメンバーには勧めませんでしたが、全体に19%もいて、優勝構成にも入っているのには驚きました。

ガラクロンドウォーロックはローグの次にパワーのあるデッキだと感じていました。元々レジェ3位に行く程度に使っていてプレイングに自信もあったので、構成的に必須ではないものの無理やりねじ込みました。

本番

今回あえてメモを一切取りませんでした。
メモを取ることの恩恵よりメモを取る煩わしさで思考が阻害されるデメリットの方が大きく感じたためです。
普段からトラッカーを使わずにプレイしていることもあり、いつも通りのプレイができました。

総括

本大会では、難度の高いデッキが上位者に好まれ、それらが活躍する傾向が顕著に現れていました。ラダー(HSReplay)や予選の結果に引きずられすぎず、難しくてもより強い可能性があるデッキを検討することが大切だと感じました。
また、理想の構成の追求よりも持ちこむ構成のプレイングを高めることを優先し、そのために自分の得意なデッキに構成の方を合わせたことは、今回功を奏したと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?