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ユーダイモニア(自己実現・生きがいによる幸せ)と芸術文化
こんにちは。
NAGOMI MIND 編集部です。
文化庁が昨年発表した論文で、「ウェルビーイングと芸術文化活動の関連」というテーマのものを目にしました。
文化に関する世論調査 ―ウェルビーイングと文化芸術活動の関連― 報告書 令和4年3月31日 (実施:文化庁地域文化創生本部) 分析:京都大学こころの未来研究センター (PL:内田由紀子)
アート・芸術は、一部ではとても注目が集まっており、私が以前受講したアート鑑賞ファシリテーター養成講座も、今はキャンセル待ちで大変という話も聞きました。
一方で、まだ以前から感じる「敷居の高さ」というアート・芸術へのイメージは、まだ払拭されていないようにも思います。
集まる注目というのは、「敷居の高さ」をファッションとして取り入れたり、それが消費に結びついたり。あるいは、ビジネス推進のきっかけ・チャンスとして活用され、取り入れられていくといったことではないかと思います。
そうした動向について、芸術家の方々と直接お話をしていると、自分たちの経済活動などとアートが結びつくということは、国外ではごく当たり前のこととして捉えられていること。そして、アートを取り入れる目的は、必ずしもビジネス優位ではないということが、アートを生み出す当事者としては悲しみも交えて語られることも多いです。
若い方々の爽やかなビジネス活動を見ていると、どこか「どこに行けば勝てるのか」「まだ発見されていない領域があるのではないか」というポジション探し。自分が有利になる場所へ直線的に進んでいくような傾向を感じます。
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