摂食障害(拒食症)

最近、朝方

凄く悪い現実の夢を見る。

現実は楽しくてしょうがなくて

恵まれていて嬉しいのに

ふと、一人になると

人から嫌われて無関心で放置されていた日々に

また戻るんじゃないかという恐怖に襲われる。

そんなことはもうないし

そうならない為の努力はすればいい。

それでも無性に怖くなる時がある。

未来のみーちゃんへ。

昨日、ある人から

あなたは辛い思いをした分

その辛さを分かってあげて人を救えるようになる。

そう、言われました。

けれど、私は疑問です。

私はよく、ブログでも本でも

悩みを解決してる人、解決した人の話は

よく読んでいました。

けど、自分の辛さが根本的に無くなることはなくて、無性にその人たちに

「今辛くないんだからどうとでも言えるじゃん。もう克服してるなら、それは環境のおかげじゃん。周りの人に恵まれただけじゃん、許せない。自分のおかげだと思ってる。」

そんなふうに思っていました。

私は一人ぼっちで

誰も頼れる人が居なくて

私からすると辛い事を乗り越えられた人は

人に恵まれていたと思います。

周りの人、助けてくれる人

そしてきっと、そこには本人なりの勇気も必要だったはずです。

私は摂食障害になって拒食症を経験してるけど

だからといって

拒食症で悩んでいる人の心も救えないし

環境も変えてあげることは出来ない。

私の場合はこうだった、という事を

言うくらいしかない。

それにやっぱり

摂食障害を克服出来たのは

周りの人のおかげだと思う。

長くなるけど

私の場合は、昔から人と関わりが少なくて

友達と呼べる人がなかなか作れなかった。

簡単に友達を辞めてしまう関係性が嫌いで

いつしか人を信用しなくなった。

そんな環境で

唯一褒められたことが体型だった。

私は昔から食が細くて

食べることが出来なかった。 

給食はいつも残すし、朝はお腹が空かなくて

キュウリだけ。夜もほぼ食べない。

だから人より痩せていた。

そもそも摂食障害レベルの手前位痩せてた。

中学に上がって部活に入るまでは。

…………………………………

部活はバレー部を選んだ。

姉が居て安心だと思ったから。

先輩達にはチヤホヤされるし

痩せてる事は相変わらず

褒められるし、嬉しかった。

ちょうど中学の時、成長期だった。

身長も伸びて食欲も旺盛になった。

これまで残していた給食も完食し

部活帰りに友達から菓子パンを貰い

家ではジャージャー麺を食べて

ポッキーを夕飯後に必ず食べていた。

そんな生活をしていたから

体重は3キロ位太った。身長も3センチ位伸びた。

一年生のときだった。

中学二年生の時の健康診断。

相変わらず体重は増え続けた。 

前より2キロ増えた。身長は6センチ伸びた。

唯一居たたった一人の仲の良い友達は

既に成長期を終えていて少しぽっちゃりしていた子で。

身体測定の時

「去年より体重減った…!!」

って喜んでいた。

それを見て私は、体重って減るものなんだ。

増え続けてはダメなんだと思って

愕然とした。

同じ部活内にいた

身長が私よりも7センチ高い子と

体重が同じだったことがショックだった。

その子は

「痩せてていいね〜!」

と周りから褒められるようになった。

私は、またショックを受けた。

唯一私が人から褒められた

“痩せてていいね“

という言葉はもう私にかけられることは無かった…………

もう私は痩せてないんだ。

普通体型になったんだ。

私が人に褒められることはもうないんだ。

そう思うと何とも言えない気持ちになったけど

痩せ方が分からなかった。

当時私は本当に物事を知らない人間で

本当に無知で無学で常識すら知らなかった。

よく、家族の中でバカにされていた。

「みーちゃんってほんとに常識知らないよね。」

姉と母親に言われた。

そんな人だったから

カロリーの概念すら知らなかった。

食べることをやめればいいのに

どのくらいの量にしたらいいか分からず

押し寄せてくる食欲にいつも負けた。

暫くして部活をやめて

不登校になった。(この話は長いので割愛)

………………………………

高校に入学した。

定時制だった。

この時私は既に

中学の時に褒められたことしか

頭になかった。

「痩せよう、どんな手を使っても。」

中学の時褒められていた体重まで

痩せればまた痩せてていいねって

褒めて貰えると思った。

それしか縋れるものがなかった。

高校に上がってすぐ

周りの子達から

「みーちゃんって40キロある?え?ないの?いいなぁー痩せてて!」

って言われた。

笑って誤魔化したけど

30キロ代なんてデブじゃん。

正気??と思っていた。

そんなんだからダメなんだよ、そう思った。

それからは、カロリーとの戦いだった。

幸い、授業中には食べれないので

家と違って食欲が湧いても

抑えることが出来た。

毎日頭の中でカロリー計算して

一日1000キロカロリーしか食べなかった。

それじゃ痩せないので

いつしか一日

700キロカロリーにした。

それでも20キロ代には程遠かったので

普段食べてる食品の表示カロリーを

1.4倍くらいにして700キロカロリーに

収まるようにした。

本当に人生が充実してた。

綺麗に思った通りに

体重が落ちていく。

止められなかった。

まず、家族が気付いた。

姉と母に

痩せすぎじゃない?と言われた。

その時既に20キロ代間近だった。

自分でもヤバいとは思っていたけど

(こんな手遅れになってから気付きやがって。

大体、体重が減ってた事にも気が付かないなんてクソすぎる。ふざけんな、私の楽しみに介入してくるんじゃねーよ。)

と、思っていた。

そもそも家族だなんて思っていなかった。

常に私のことをバカにしてくる二人だったから

心配ではなく

私を太らせたくて必死なんだろうと思っていた。

次に友達が気付いた。

「摂食障害じゃない…?」

という声が聞こえた。知らんぷりした。

だからなんだっていうの?

痩せることが悪い?顔がガリガリで骨みたいだけど、太ももは太くて見てらんないの。

そう思っていた。

既に20キロ代という目標に到達した。

目標を達成してから

どうしていいか分からなかった。

あんなに得たかった賞賛はなかった。

それどころか授業中椅子に座っているのも

きついし辛いし

毎日アメリカ式の運動をするのにも

疲れていた。

ある日、足に力が入らなくなって

歩けなくなった。

その日も家にいながら

誰も私を見てくれる人はおらず

誰も私の異変に気付いてくれる人はおらず

私は一人で

「助けて…誰か気付いて…足が動かないの」

と呟いた。

誰も助けてくれなかった。

当時私は一人部屋を貰っていて

その部屋は家族が過ごす部屋から

ドア一枚隔てた場所にあった。

その部屋でいくら苦しんでいても

誰も気付いてくれないし、助けてくれない。

こんなに苦しいのに

足に力も入らないのに

誰も……

そうして私は動かない右足を引きずりながら

這いつくばって

台所へ体を動かした。

台所で、常備しておいた

サラダチキンを食べた。

ハムを食べた。

その日から私は、タンパク質を

きちんと取って

最低限身体は動くようにしよう。

そう思った…

書き疲れたのでこの位で。

続きは需要があれば…

もしくは、また夢に出てきて思い出して

無性に書きたくなった時に。

未来のみーちゃん。

楽しく笑って過ごしてください。

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