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裁縫箱から見えた未来へつながる私

小学生の時からずっと使っているお裁縫箱がある。
今日は、30年ぶりになるだろうか?
箱の中を整理することにした。

趣味で裁縫することがまあまああるのだけど、箱の中には結構、いろんなモノが溜まりがちになってしまっていた。

例えば、布を裁断中に中途半端に出る切れ端とか、全部使いきれなかったバイアステープの残りとか、1個だけ取れたボタン達とか、糸屑とか…

いつか、何かの時に使えるかもしれない!…と思って取っておいてる物の数々。

けど、そういうのって大抵使わないで時が経っちゃう。

勿体ない…そんな気がして捨てられないことが多かった。

今日は思いきって、「コレ最近使ってないし、今後3ヶ月ぐらいでは使わないな!」ってモノは捨てることにした。

やってみる前は、「やっっぱり捨てられないんじゃないかな?」と、不安だったけれど、意外とすんなりできた。

必要最低限のものだけに絞ってみた。

ゴチャゴチャ、ギュウギュウしていた裁縫箱の中には、スペースが生まれて、必要最低限の裁縫道具が箱にキレイに収まるのを見たら、なんだか気持ちが良くなった。

今日のお片付けをしてみて、「これは絶対なきゃ困る!」とか、「これを捨てたら、後で後悔するかもしれない」っていう気持ち、いわゆる恐れみたいなものは、本当は、案外、自分の中でいつの間にか大きく育てちゃってる、「まやかし」みたいなモノなんじゃないかと思った。

人には、嫌々しなきゃならないことや、想像するのにも果てしなく先の未来の不安とか、そういうのは、本当に必要なモノじゃないんだと思った。

未来の不安を消そうとして、必死になって困り顔であくせくする人をよく目にするし、私も気づけばそうしている時がある。

でも、そういう時こそ、気持ちにゆとりをもって、ゆっくりと時間をかけて、物事を見極め、目の前にいる人や物との時間を大切にしたり、相互にかかわり合うことに集中すればいいんだと思う。

今日在る自分よりも、ほんのちょっとだけど、より良く在るために、未来を想像して、今っていう時間を大切にしながら、一生懸命に生きることは、とても大事だと思う。

そうやって、ゆっくり流れる時間の中で人々とかかわり合える、そういう私で、未来の時間を過ごしていきたい。

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