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子宮頚がんのこと⑩ ~手術の日~

いつもの夜とは違うドキドキがあるんでしょう。

夜中は何度か目が覚めては寝て・・・を繰り返してました。

最後はそれにも疲れたんでしょうか、朝目覚めるまでの6時間ぐらいはぶっ続けで眠れたみたいです。 

いよいよ、手術当日です。


病院での起床時間は6時ですが、特に何かアナウンスがあるわけでもなく、音楽も流れるわけではないので、ベッドでうとうとしていました。

看護師さんがバイタルチェックへやってきて、特に異常がないことを確認した後、手術前の診察でした。

診察の結果、特に異常はないようなので、手術に備え、点滴をはじめていくことに。(朝の7:30からだったので、意外に早いんだな・・・と思いましたが(笑))

それからは、トイレに行く以外は、ずっとベッドでポタポタ垂れる点滴を見ながらうとうと。 絶食は前日0時からで、絶飲食は当日10時からだったので、基本的にぼ~っとするしかない感じです。

手術は午後の13時からだったので、それまでの時間が長かったぁ・・・。

付き添いは、母にお願いしてたので、母だけ来ると思ったら、父まで仕事を休んで来てくれました。 ありがたいことです。 (手術中、付き添いの人間は、病室、病室のあるフロアーに待機することになるので、ずいぶん暇だったんだろうな・・・。)


いよいよ、手術の時間になって、看護師さんが迎えに来ました。

手術室までは、歩いて向かいますが、なんせ、手術着に手術用キャップ、下着はT字体のみの無防備な姿でしかも点滴と一緒なので、院内専用エレベーターを使ってフロアー移動し、専用通路を歩きます。

手術室手前の部屋に到着すると、主治医の先生、麻酔科の先生、手術担当の看護師さん2人がお出迎え。あいさつが済んだ後は、名前とIDの確認を済ませ、点滴と共に看護師さんと手術室へ向かいます。

手術室は想像していたより広く、大きなライトがたっくさん。 結構大がかりです。

ステージのようになっているベッドへは、踏み台を経て乗り、そこへ仰向けで横たわります。

脈拍、血圧、心拍数の測定のための器具が手早くつけられた後、麻酔科の先生が来て、麻酔のはじまりです。

酸素マスクをつけられ、酸素出てるな・・・と感じていると、なんだか香りのついた空気が・・・。

「少しうとうと眠たくなってきたかな?」

という麻酔科の先生の言葉を最後に聞いて、私は眠ってしまったようです。


・・・

・・・

・・・

ゆっくりと移動しているベッドの上で、目が覚めた時には、手術が終わっていました。

「無事に終わりましたょ。がんばりましたね。お疲れさまでした。」

という主治医の先生の顔が見えて、ほっとする私。 


とにかく、あっという間。(というか、ただ寝てただけなので。)

実際は、病室のベッドを出てから戻ってくるまで、ちょうど1時間ぐらいでした。


麻酔はすぐには完全に覚めないので、酸素マスクをつけたまま病室へ戻ります。手術室から病室のベッドへの移動も看護師さんたちにしてもらい、しかも術後は絶対安静なので、起き上がってトイレにも行けないこともあり、手術中から下には管がついていました(眠ってしまっている間に装着されています)。

病室に戻ってからは、約15分置きぐらいに看護師さんがバイタルチェックに来ていました。術後のこの時間が一番不安定な時間なようです。


幸い、何事もなく、手術が終わり、麻酔からも覚めることができました。麻酔が完全に覚めたのは、病室のベッドへ戻ってきてから2時間ぐらいしてからでしょうか・・・。 


術後は、麻酔が切れてからも傷みはなく、出血もなく、安定していました。

ただ、次の日の朝まで、管がついていたし、下着はT字体にお産パットが入っている状態でモゴモゴしていたし、足にはエコノミークラス症候群を防ぐための補助ポンプ(血液を心臓まで送り上げるのを助ける)がついていたこともあり、居心地は良くないのは確かですが・・・。(仕方がないです。)


でも、本当に無事に終わって良かったです。


手術を担当してくださった先生方、看護師の方々、家族、このnoteを観てくださっている方々に感謝しています。


本当にありがとうございます。












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