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『挑戦者』である全SHEメイトさんにおすすめしたい本

この記事はオンラインスクールSHElikesのライティング入門コースの課題として執筆した記事です。同じSHElikesの受講生に向けて、「おすすめしたい本」という題材で執筆いたしました。


変わりたい__。

そう思ってSHElikesに入会した方が多いのではないだろうか。私も同じだった。

しかし、SHElikesでの歩みは決して平坦なものではない。コンペ落選。不採用通知。返信すら来ないメールの山。SHE入会と共に、私に待っていたのは選ばれないことの連続であった。

そんな私のような暗闇の中にいるようなSHEメイトさんにおすすめしたい本がある。それはSHElikesのコピーライティング講座を担当されている、阿部広太郎氏著書『あの日選ばれなかった君へ』だ。


新章の始まりと思っていたのに

思ったより上手くいかないSHEライフ

SHElikesの入会金は15万円を超える。当時専業主婦だった私には安いとは言えない金額だった。それでも、思い切って扉を開けたSHElikes。入会動機はデザイナーになりたいのでもライターになりたいのでもなく、理想の働き方と生き方を叶えるために「変わりたい」からだった。度々SNSなどで流れてくるバナー広告の「最短◯ヶ月で案件獲得!」そんな言葉に踊らされていた。

しかし、いざSHElikesに入会し、新しい挑戦をしてみるとその道は思ったよりも歩きやすい道ではないことに気づく。デザインを主に勉強してきて、今まで挑戦したコンペは20件を超えているが、採用されたのはたった一度だけ。子育てとの両立を考えフリーランスを目指し、業務委託案件にも何度も応募したが、面接まで辿り着くのも一苦労だった。

SNS上ではキラキラして映る他SHEメイトさん

SNSを開けば、入会してすぐ初案件を獲得したという他SHEメイトさんのつぶやきや、新しいことに挑戦し続け輝いているSHEメイトさんばかり。選ばれる人だけがいる場所だと思った。ここは私には場違いだった。そもそもアラフォーで胸を張ったキャリアなんてない私には、変わるなんて無理だったと思わされる日々だった。

また選ばれなかった。そんな時にふと目に止まった本『あの日選ばれなった君へ』

もう何社目だっただろうか。wantedlyで「話を聞きにいく」ボタンを押したのは。返信が来なかったのは。夢はもう叶わないのかもしれない。私にはやっぱり無理なのかもしれない。普段あまり落ち込むことはないけれど、その時の私は全てを投げ出したくなっていた。

ふと、目についたのがこの本だった。タイトルから目を離せなくなっていた。「選ばれない」私はこの本に救いを求めていた。SHElikesの講座で知っていた著者の優しさ溢れる言葉に好感を持っていたので、すぐkindleで購入した。読み進めていくと、自然に涙がこぼれ落ちてきた。気づいたら何度も同じページを読み返し、ハイライトをして、メモをしている自分がいた。

この本は私に勇気をくれ、おかげでまた歩みを進めることができた。小さな一歩でも継続していた矢先、ついに初案件を獲得することに成功することができた。

この本のおかげでもう一度頑張ることができました

まずは過去の自分を全肯定するところから

本の中で特に印象に残っている言葉がある。それは「自己肯定感より自己選択感」。本書ではこの章の最後のまとめにこう書かれている。

「過去の選択を認めてあげよう。一つの選択は未来への伏線となる。そして自分の正解にしていこう。」 

阿部広太郎「あの日選ばれなかった君へ」(ダイヤモンド社・2023/3/29)

私の人生の中で、選ばれなかったこともたくさんあるけれど、自分で選択してきたこともたくさんあった。もちろん、選択してきたこと全てに後悔がないかと言われたら嘘になる。

結婚をして日本を離れたことによって福利厚生のしっかりした大企業の仕事を自ら失ったこと。出産をして、働ける時間が限られてしまい仕事の幅が狭まったこと。働くことが好きだった私にとってはどの選択も人生の中の正解だったかは今もわからない。

しかし、選択してきたのは誰でもない自分であった。その選択を正解にしたくてSHElikesに入会したこと。コンペに落選し続け、案件を一つも獲得できなかった私が、この本のこのページを読んで、してきた選択を一つ一つ書き出した時、全てがSHElikesに繋がっていた。

私の選択には全て一貫性があったのだ。あの時、あの場所に戻ってもし今の私が今の現状を話したとしても、あの頃の私は同じ道を選択していただろう。だからこれから私らしい物語を見つけていけばいいのだ。たぶん、このどれか一つでも抜けていたらSHElikesには入会していなかったし、私が憧れとしている「ノマドワーカー」という道を実現できる道筋も得られていなかったと思う。私は私の人生を肯定するためにSHElikesに入会したのだった。

必要なのは過去の選択を正解にすること

「自分がしてきた選択にこそ自分らしさが宿っている。」

阿部広太郎「あの日選ばれなかった君へ」(ダイヤモンド社・2023/3/29)

私に今必要なのは「過去の選択を正解にすること」自分のしてきた選択にこそ、これからの未来が宿っていて、それを見つけていけばいい。うまくいかなくても小さな努力を続けていけばジャンプアップはできなくてもステップアップは必ずできる。

傾斜2°の坂だって上がり続けていれば、その先の景色は変わっていくだろう。実際に、スモールステップをやめないでいたら、まだまだ小さい案件ではあるが、初めて長期案件を獲得することができた。そう、私も少し「変われた」のである。

いつかは努力を見つけてくれる人が必ずいる

SHElikesの最大の魅力は新しい「学び」を通して、多様な働き方を実現できることだと思う。しかし、同時にその働き方を自分自身で見つけていかなきゃいけない。シーライクスの弱点は「学びの場」の提供の割に「働きの場」の提供が少ないこと。学びの先の自分のキャリアを自分で見つけなくてはいけないこと。自分で道を切り開いていくことは、容易なことではない。だから迷ったり、選ばれないことも増えてくると思う。でもそれでいいのだと思う。すぐには結果が出せなくても変わるために続けていれば必ずそれを見つけてくれる人はやってくると思う

陽の当たる場所である「SHElikesのコミュニティ」

「陽の当たる場所へいこう」

阿部広太郎「あの日選ばれなかった君へ」(ダイヤモンド社・2023/3/29)

この言葉もこの本の中でとても印象的だった。陽の当たる場所とはつまり、今している見つかりにくい努力を照らして、見つけてくれる場所。スモールステップの努力は意外と見つかりにくい。

SHElikesにはコミュニティという場所がある。SHElikesのコミュニティは共に高め合い、理想を追い続けることのできる仲間がいる。そして、努力を見つけてくれる同じSHEメイトさんがたくさんいる。

学習の場所だけではなく、コミュニティが活発であるのもSHElikesの魅了のひとつだ。

SHElikesの陽の差し込む暖かな場所で、私はもうしばらく学びを深めていきたいと思う。そうすれば、きっと努力は報われる。そんな気がしている。

【まとめ】

変わることを決めてSHElikes に入ったSHEメイトさん。しかし、入会は終わりではなくスタート地点だった。その道は思ったよりも楽ではなくて、挫けてしまいそうになることもあると思う。

でも忘れないで欲しいのは「選ばれない」は「選ばれた努力」をした結果であること。もしかしたら今新しい道が見えなくて、SHElikesに入った自分を責めているかもしれない。

そんな方にこそこの本をおすすめしたい。

夢があってキラキラしているだけの世界じゃない。時には辛くてやめたくなってしまうSHElikesだけど、この本を読んで、陽の当たる場所である同じように頑張っているSHEメイトさんと出会えるコミュニティの扉を開けて欲しいと思う。

あなたのした選択は絶対に間違いじゃないと思える日が来る。この本はそんな勇気をくれる一冊である。


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