JKってどんなブランドよりハイブラ
おはようございます
こんにちは
こんばんは
たけだです。
お久しぶりです。
お久しぶり過ぎているかもしれません。
たけだは何とか、この受験戦争を
掻い潜ることができました。
全国の受験生、本当にすごいです。
尊敬します。
お疲れ様でした。
さてさて私の高校生活も残すところあと僅か。
どうやら今日で最後らしい。
毎朝制服を着て鏡を覗いて
代わり映えしない自分を見ていたはずなのに
今朝鏡の中に見つけた自分は
ほんの少しだけ違って見えました。
多分、多分だけど。
JKってどこのブランドよりハイブランドだと思う。
制服って
どこのブランドより手の届かない物だと思う。
もうすぐこの当たり前が、
コスプレになってしまうのだろうけど
今日はこの自分で勝負する。
たけだは正直この数ヶ月間何度も折れた。
そう、何度も。
そんな私が何故今日を迎えることができたのか。
それは、紛れもなく
私を支えてくれる人達のおかげでした。
私には友達がいます。
数こそ多くは無いですが、
本当に尊敬できる友達がいます。
特に、今の私の全てを形作ったと言っても
過言ではない部活動での友達。
特に三人。
飽きるほど一緒だった、見慣れた顔です。
一番辛い時、嬉しい時、楽しい時。
一番感情の動く瞬間、一緒にいてくれた三人。
たけだの「一番」はあの子達と一緒じゃなきゃ
存在しなかったな。
そんな大好きな人達と同じ景色を見たくて。
隣で肩を並べていたくて。
どんなに折れている時でも
ここで頑張れないのなら、
みんなと笑顔で肩を並べる資格はない。
と、自分を鼓舞して今日まで長い長い
毎日を駆け抜けてきました。
どこからが友達だろう。
どこまでいったら友達と呼んでいいのだろうか。
この何年かで辿り着いた自分なりの答えは
「好きなもので自分を語れる相手」かどうかです。
本当に一緒にいたいと思う人と一緒にいられる時、
案外悪口なんかは出てこない。
そんなものより少しでも自分を知って欲しくて、
好きなもので自分を語ろうとする。
そういう相手が
たけだにとって必要不可欠な友達だと思う。
何年も自転車で駆け抜けた通学路も
随分姿を変えました。
多くの家が建ち、人が増え、
初めて見るわんちゃんや猫ちゃんが増えました。
通学路の途中にあるお家で飼っている黒い柴犬。
友人と勝手に名前を付けて、その道を通る度に話しかけたり。
ロマンチストを気取って、運命論について語りながら長い通学路を駆け抜けたり。
坂道を下る時、眼下に広がる夜の街の美しさに
言葉を呑んだり。
田んぼに自転車ごと突っ込んだり。
本当に何よりも感謝しているよ、私の自転車。
君が誰よりも頑張ってくれたね。
部活動での重圧から思わず逃げ出した時
タイミングを見計らったかのように音楽室から
聞こえてきたピアノの音。
「あの夏へ」
千と千尋の神隠し。
何これ、何でこのタイミング?
何かの映画ですか?
黄昏に染まる長い廊下で立ち尽くして
思わず聞き入ったその曲は
一体誰が弾いていたのだろう。
自分を見つけるのに大分、長い時間を要した。
自分のやりたいことのために
決して少なくはない犠牲を払った。
そこで見つけた私の時間、私の責任。
全てが重くのしかかってきた一年は、
確かに長くて辛いものだったが
この先の人生であんなにも濃い時間を過ごせる時は
きっともうない。
世界中に蔓延ったのはポップなウイルスではなかったけど、その中でどうにか自分達の手で掴み取った有終の美は、きっと他の誰の物のより美しかった。
吹奏楽部部長としての最後の大仕事。
最後の定期演奏会。
胃に穴が空くかと思う程、全てに追い詰められた
部長として過ごした時間。
私が本番、そのステージで見た光景は
とってもとっても美しかったよ。
みんなの顔がよく見えて、私達のために涙を流してくれた後輩達はみんな、私の自慢の後輩達。
ズルいもので、一年間という長い時間
辛いこと、泣いたこと、逃げ出したかったこと。
たくさんたくさん、誰よりもあったはずなのに、
あのたった一回のステージで
全部チャラになりました。
ありがとう。
私に居場所をくれて、
頑張りたいものを作ってくれて。
何度も言の葉を紡いで、感情をぶつけて、
自己嫌悪に苛まれて、
それでもやっぱりお腹は空いて。
目を閉じれば、変わらない毎日がやってきた。
そうだ、当たり前の毎日だ。
あの日のように、非日常的な世界へ片足を
突っ込んでいる私はもうここにはいない。
自分の嫌なところ、人の嫌なところ、
ドロドロなまどろみ、人間の弱さ。
知っている、そんなものたちを。
私は大丈夫、これからも生きていけるよ。
あなた達との思い出をおかずにね。
最後に自慢したいこと。
かなりの時間をかけて、
私は自分に二つほど才能があることに気づくことができました。
ここぞと言う所での勝負強さ。
これは本当に自分でもなかなかすごいと思います。
自画自賛。
自分でもすごい調子に乗っていると思います。
でも今日だけはお見逃しを。
なんたって卒業式ですから。
あと、もうひとつは
出逢う人全てに恵まれていること。
向かうところ敵無し
という事ではありませんが、
向かうところいい人しかおりません。
出逢う人みんな尊敬できる人です。
これはうちの母親曰く、「私の才能」なんだとか。
これからもっと広い世界を見ていくうちに
もっとたくさんの人と出会うでしょう。
もしかすると、今これを読んでくれている方と
街中ですれ違うくらいはするのかも、、
そう考えると、案外ワクワクしてきます。
電車の中は知らない顔ばかり。
でもひとりひとりにある物語。
つまらない大人にはなりたくないけど
世界の全てを見透かしたような顔した
大人になりたくはない。
即興ラップしようと思ったけど
全然できませんでした。
R指定さんへの道のりはまだまだ遠い。
そういえば、先日卒業文集に載せる短歌を
国語の授業で書きました。
お、なかなか粋なことするなあ。
と思いながら、あれやこれや悩んだ結果
青田道
物思いにふけ
駆ける足
読みすり減らし
淡い日の本
というものに落ち着きました。
実は結構前にご紹介した通り、
中学二年生の時に短歌を書いた時も似たようなものを詠みました。
が、実は今回のものは少し違います。
前回のものはぜひ、
今までの文章から見つけ出して頂くとして、
今回詠んだ句の意味は
結局思い出は昔読んですり減らした懐かしい
絵本のような淡い存在にしておくのが
一番いい。
いつか思い出した時、とびきり感傷的な気分に酔われるように。
みたいな感じです。
この先確かなことは何も分からないけれど、
いつか思い出した時、どうせなら
あの頃に死ぬ程戻りたいと思えるような、
そんな素敵な思い出にしておきたいから。
いつか思い出した時、大好きな人達と
あんなこともあったねと、懐かしんで
お酒を交わしたいから。
いやー、大分楽しく書きました。
今日は私が人生で一番悪い子になる日です。
黒髪だって卒業しちゃうし、
ヘッドフォンを引っさげて、
思い馳せながらスキップなんてしちゃったり。
でも、それでいい。
私達はまだ、何も持っていません。
けれど、何も持っていないからといって
弱いのではありません。
何も持っていないということは、
失うものが何もないということです。
失うものが何もない私達は、ここぞという時、
きっと大人より大きな力を発揮します。
今はまだ何も持たない私達だけど、
いつの日かこの両手を誰かのために、
何かを守るために、何かを勝ち取るために、
使うのでしょう。
大切なものに恥じぬ自分でいられるよう、
今から精進して参ります。
ここがきっと私の人生の分岐点。節目ですね。
だから今日は改めて。
今これを読んでくださっている方、
私のこんな他愛ない独り言を読んでくださって、
あなたの貴重な時間を私にくださって、
本当にありがとうございます。
私の書くものはいつもTwitterの劇場版みたいな物ばかりで、お察しの通り本当に自由に書いています。
そんな独り言にお付き合い頂き、ありがとう。
これからも、書きます。
みなさんのお役に立てるような立派なことは
まだまだ書けないけれど、
読んでくださった人の毎日をほんの少し幸せにするお手伝いができれば、たけだにとってこれ以上に幸せなことはないです、きっと。
だからこれからも、たまにでいいので覗いて頂けると喜びます。たけだ、嬉しい。
今日も独り言に付き合って頂き、ありがとうございます。
素敵な一日をお過ごしください。
全国の卒業生、おめでとうございます。
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