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星を掬う 町田そのこ

大号泣
泣きに泣いて泣きつかれた

切なさの涙なのかな
悲しさなのかな
胸が締め付けられる思いで
後半読み進めた

38ページくらいまで読んでて
今日で全部読み終えた
327ページもあるのに
人生で初めて
1日に一気にこんなに本読んだ

じいちゃんが亡くなって
ばぁちゃんの認知症がひどくなって
今ではもう私のことはわからない
コロナで随分会えてない
だけど今も変わらず
大好きなばあちゃん

記憶が海に沈んでいっちゃう
それを掬う
きらきら輝くものだけを掬ってほしい
笑っていてほしい
ばぁちゃんと重ねて
胸が締め付けられた

ばあちゃんにあって話そうと思うと
いつも泣けてくる
それも切なさなのか
悲しさなのか
寂しさなのか…

「わかる」を押し付ける親
自分の価値観を押し付けて教育してしまう親
それは自分にも当てはまるかもしれないなぁと
ぎくり。

いつか子どもを育てる日が来たら
「わかる」「違うよね?」
じゃなくて、訊くことのできる大人でありたい

押し付けて
押し込めて
そうやって
個性が出せなくなる
学校と似てる

千鶴も恵真も美保ちゃんも彩子さんも
目には見えない過去は誰にでもあって
勝手に相手を決めつけてはいけなくて
話してみないと
訊いてみないとわからないことばかりで
目に見えているものなんて
ほんのわずかで
そんなところを想像したり訊いたり
寄り添ったりできる人でありたいと思った

そしてなんかやっぱり人って
繋がってるんだろうなぁと思った

ばあちゃんに会いに行きたい
言葉で通じなくても
何か通じるような気がする