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セラピストは職業じゃなくて「生き方」

人生ってこんなにも頻繁に「節目」ってやってくるものなのかな。

2021年7月。今年もこの季節がやってきた。一年中で一番好きな季節。夏といえば小学生時代の記憶で、毎年夏休みは早起きしてラジオ体操でハンコ押してもらうことから始まり、朝の涼しいうちに宿題をして、時間が来たら地区水泳に出かけて、午後は畳に扇風機で心地よくお昼寝をして…と、毎年学年が変わっても同じことの繰り返しで、中学生になったら部活動にいそしみ、高校生になったらバイトにいそしみ?就職したら仕事終わりにビアガーデンで、なんてことが「当たり前」に繰り返されると思ってた。それが、ラジオ体操はご近所迷惑になるから週に3日、地区水泳は日射病じゃなくて熱中症の危険があるから廃止となり、優しい風を送ってくれる扇風機は、機械的にしっかり風を送るサーキュレーターに進化し、24時間エアコンつけとかないと死ぬよ?くらいの暑さになった。昭和から平成、そして令和の夏。まさか自分が3つも時代を跨ぐ人生になるとは考えてもみなかった。うちのばあちゃんは大正に生まれて昭和で人生の幕を閉じた。母も昭和生まれで平成までだ。わたしはすごい経験をしているのだなぁ、と改めてしみじみ。令和で世の中が目に見える形で変化し、ここからまた自分はどうしていくのかな、どうしていきたいのかな?などとぼんやり考えていたら2021年半分が過ぎてしまった。驚愕。でも、もったいないとは考えていなくて、たぶん必要な時間だったと思ってる。

わたしはセラピスト。ご縁あるみなさまの健康と癒しをお任せいただいている。

この半年の間、5年前に現役を引退されたセラピストの師匠と語り合ってきたことをたくさんたくさん思い出していた。思い出すというか、ふと、まさに、みなさん大好きな「降りてきた」という感覚にしておこうw。その中で最も大きな言葉があって、
「えりさん、セラピストはね、技術や職業を指す言葉じゃないのよ。セラピストというのは生き方そのものを指すのよ」
というものだ。その言葉を受け取った時も、師匠の膨大な経験と知識をまとめあげ考案された健康法「サイヴォーグ・メソッド」の受講中だったが、いつもサロンに泊まり込み師匠と寝食を共にする時間の中だった。東京渋谷のサロンで開催のセミナーに、関西在住のわたしは通うことが不可能だったため、いつも師匠が週末二泊三日の合宿型セミナーを設けて下さった。2013年に師匠と出会い、引退されるまでの三年間その合宿で師匠と過ごした時間は一生の宝物でかけがえのない財産となっている。
話を戻して、その師匠の「セラピストとは技術や職業ではなくて生き方そのもの」という言葉。つまり、足をもんだり、カウンセリングしてる時だけがセラピストなんじゃなくて、プライベートでの自分自身も”セラピスト”なんだよという。師匠のサイヴォーグ・メソッドがまさにそうであって、衣食住すべて、生きることすべてがセラピーなのだ。

こう見えてわたしは衣食住すべてにこだわりがある。更年期ピークを感じた3年前からは中医学のオンラインサロンに在籍して漢方生活、養生生活も取り入れているのはわたし界隈の方ならご存じだろう。もともとお料理は好きで、発酵食品もできるだけ自家製、家族が毎日摂取するお米とお水と調味料はこだわっていて、地産地消を心がけてお買い物もしている。ちなみに、炊飯器と電子レンジが家にはない。ご飯はお鍋で炊き、オーブントースターとガス火で調理する。ちょっと時間はかかるけどレンジの代わりに「蒸し器」を多用する。お肉は肉屋さんで、お野菜は産直店で購入する。スーパーで買うのはゴミ袋などの日用品。ハーブ栽培や家庭菜園をやりたくて何度かチャレンジしたけど絶対的に虫がダメなので植物は育てられない。どう頑張っても虫はダメ。毛虫系は蕁麻疹が出る。土いじりだけはできない。それが悔しいところ。なるべく添加物は減らすスタイル。ただ、あまりガチガチにはしない。世の中には必要悪もあっていい。大切なのは「知って選ぶこと」。無知は怖いなと思う。だから知りたいことはネットで徹底的に調べる。そして自分なりの答えを見つける。他人とは違う答えの時もある。全ての基準は「自分にとって心地よいか、どうか」で決める。それが正しくても間違っていても一切興味はない。

だから、それ以外のことを聞かれても、わたしにはよくわからない。時々「○○さんがこう言ってますけど、どう思いますか?」と聞かれるけど、わたしにはわからないし、そもそもあまり興味がない。他人様の考えに口を挟むのは正直ちょっと申し訳ない。みんな自分の中にある「正しい」で生きてる。それが他人と違っていることなんて日常茶飯事なんだと思うよ。だから自分がいいと思うことは誰がなんと言おうと信じてたらいいと思う。たとえそれが間違ってたとしても。自分の人生に責任を持つ、とは、そういうことなんだと思う。自分で考えて、自分で判断して、自分で選ぶこと。これができない人が今とても困ってるのではないかと思う。

師匠の言葉の中から、もう一つご紹介。「人と違うことを認めたらラクに生きられるようになりますよ」と言われたこと。これ、たぶん今たくさんの人に必要な言葉なんじゃないのかな。そもそも人はみんな”変わり者”だと思う。他人と足並みを揃えて同じでいようとすればするほど、自分を押し殺すことになる。人と違う自分をそのまま認めてあげよう。唯一無二のあなたは素敵だよ。

改めてここから、わたしはわたしにとっての「一番良い」の中で生きていこうと思う。あなたはあなたにとっての「一番良い」の中で生きたらいい。これまでの人生たくさん経験をして、たくさん勉強もしてきた。その集大成で財産でもある、わたしにとっての「一番良い」が知りたい人には

セラピーとしてご提供するよ。これがわたしの生きる道だ。

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