修羅すこ

まさかこのタイトルの記事を書くとは思わなんだ

どうも、ナゴマです。
先日開催された競技謎解き大会の「解神2021」に参加しました。
詳細はこちら

私は今回が初参加でしたが、運よく予選の「勝鬨」を28位で通過していたので本戦に上がることができ、「修羅」と呼ばれる早押しラウンドからのスタートでした。


そこは、まさに修羅。

一度の過ちで死ぬ世界。

速さと正確さがせめぎあう極限状態。


……なんてことを事前に聞かされていたので、開幕前はなかなかに緊張しておりました。

しかもAブロック、すなわち出鼻。
過去の大会の観覧もしたことが無かったので、実際の大会の様子がどんなものかすら知らずに試合開始になるわけです(一応前日に体験版みたいなことはさせてもらいましたが)。

そして本番開始。
めちゃくちゃ良い声の司会の方に高らかに二つ名(自分でつけました)と名前を呼ばれながら入場。
なんでこんな名前になったんだろうな、俺

そして着席したのですが、この時点でなんとワクワクしてました。
修羅場なのに。

早く問題が見てえええええええ!!!

対戦相手のお手並みが見てえええええええ!!!

押してえええええええ!!!

大学入試の二次試験前と同じような、静かな感情の高まりでした。
自分の命運がかかった勝負なのに、出題相手の動き方が楽しみでたまらない状態。
僕が今まで抱いた感情の中で、最も純粋な興奮に近い状態。

そして試合開始。
3問目と4問目を連取して一気にリードしてしまいました。ニャハハ。
3問目はみんなほぼ同時に押して僅差で勝った状態。
4問目は圧倒的に速く押せた状態。

どっちも気持ちえええええええ!!!

会場がどよめいた時の欲望が満たされる感覚!!!

周りの人が解説を見てようやく理解したリアクションをとった時の優越感!!!

まあ、4問目以降は一問も押せず結局餓死したんですが……

でも、この経験によって早押し・競技での知的エンタメの楽しさを垣間見たような気がしました。
修羅楽しかった。


今回は割と運が良かった方ではありました。
この経験値の低さで2問取れたらヨイヨイでしょう。

でも、もし今後1問もとれない状態が何年も続いたら?
勝鬨すら抜けられない状態に陥ったとしたら?
その時、おそらく修羅は修羅と化し、この経験は苦しみに変わるのでしょう。
そういう人を何人も見た気がします。

だからまあ貪欲に上を目指すというよりは、シンプルに謎解きを楽しむというのを忘れないようにしたいと思います。
競技に対する熱狂は、あくまで謎解きに対する愉悦の上に成り立つもの。
現時点で、自分にとってはこの認識が最も正しいのではないかと感じています。

解神ラウンドも体験してみてえなあ……
絶対楽しいよなあ……

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いえい

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