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2023年に見た映画ランキング

みなさんごきげんよう。映画ランキングのお時間です。
これは昨年2023年に私が見た映画で面白かった映画ベスト3を発表しようというものです。生まれて初めてこんなことしました。
去年は今までの人生でかなり多く映画を見た年だったので一回くらいこういうのやってみるかと思いこうしてキーボードを手にしたわけですが、正直どれが2023年に見たやつか思い出せません。アマプラがメインなのでそれは視聴履歴を見て何とかなりますが、DVDレンタルで見たやつは本当に覚えてません。ピノキオ去年だっけ?違うよね?去年ならピノキオ1位だけど。たぶん違うので外しました。ソナチネも違うよね?まあいいです。
間違えないでほしいのは2023年に公開した映画ランキングではないということです。君たちはどう生きるかは入ってきません。残念。
ではいきます。


番外編

さっさといけばいいものを、惜しくも入れたかったけど入れれなかった選考漏れを書きます。書かせてください。めちゃ良かったんだけどね。

・ファンタスティックプラネット(1973)
どこぞの国のアニメ映画。友人が見てたとか、ピクミンのスタッフが参考にしたとかで気になって見ました。カルト映画だと有名だって後から知りました。なんかサブカルオタクっぽくて嫌だな…
この世に記事が無限に転がってるので今更中身について言うこともないですが、全てよかったです。でも選考漏れ。

・ラブ&ポップ(1998)
庵野が監督の実写映画。要はJKが援交する話。本当にそれだけ。1998年なんて大昔でもないので現代とほぼ変わらないはずなのに、空気感も街並みも人間もなんだか違って面白かったし、援交の感覚も今と少し違ったのが面白かった。なんていうと記録映画みたいだが、普通に映画としても面白い。ただカメラワークがとにかく「既存でないことをしたい」という思いだけ先走ってる気がして、少し面食らってしまった。あと2時間は長い。

・田園に死す(1974)
ランキングに入れるつもりだったが書いてる最中によく思い出してみたらそうでもなかったのでランク外に。面白いシーンはとにかく面白かったがつまらないシーンはとにかくつまらなかった気がする。昭和のカルト臭が全面に押し出されてる気がして、戸川純とか好きな人が好きそうだというか、昔のヴィレヴァンのカルト感というか、そういう臭さがプンプンして、それはそれで面白かった。不条理ギャグというか、ギャグでもないので不条理不ギャグなのだが、これが面白い。間違った黒澤明というかんじ。惜しくも選考漏れ。

・わんわん物語(1955)
今年、ディズニー+ついに入りました。101匹わんちゃんも超絶良かったですがこれは凄まじく良かったです。強引なほどハッピーエンドすぎるのは難点ですが、凄まじい神作品。キャラの名前誰も覚えてないけど良すぎるぜ。犬猫なのにディズニーだから急に歌い出すのも意味わからないからやめてほしいんですけど、それ以外は最高。バンビみたいに鳥たちが歌うのは分かりますが、心の声で喋ってた犬猫がそのまま歌い出すのは流石に意味が分からないです。それ以外は最高。あまりに素敵すぎる作品。でも選考漏れ。

・The Kingdom of the Fairies(1903)
ジョルジュ・メリエスという偉大な人の映画(?)を一時期見まくっていたのですが、その中で個人的に集大成のような気がする作品。敵が空を走って去っていくシーンとか有名ですし。映像がすげ~ってなりました。でもストーリーもクソもないので選考漏れ。というか映画かどうかすら怪しいし。
え?メリエスって誰だよって?
note見れるネット回線があるならよォ!自分で調べろよ!!

すいませんダラダラ書き過ぎました。
ではそろそろ本題に入ります。

第3位

セミマゲドン(2021)

おめでとうございます。Z級映画のセミマゲドンさんがランクインです。
聞いたことないって?そりゃアマプラ以外で見かけたことないからね!

もうとにかくZ級映画です。
B級以下。CGじゃなくて合成。2021年なのにセミをヒモで釣ってグリーンバック!?最悪すぎるでしょ。
ストーリーもハッピーエンドじゃないという無駄なこのオルタナティブ感。脳死映画なんだからスッキリ終わらせてくれよ!

友人宅で飲んでるときに何か映画でも流すか~?と言われたのでこれを流してみんなながら見をしてましたが、映画好きでもないパンピーのみなさんでも喜んでくれました。低予算クソ映画も突き抜ければ面白いというサメ映画のアレの系譜です。アルバトロスじゃないけど。

エロ・グロ・ギャグ・チープさはもちろん時事ネタも入ってて、文句なしです。いや文句しかないんだけど、文句しかないからこそ最高に面白かったです。
これに負けた番外編の映画たち、マジでごめんな。

第2位

姿三四郎(1943)

言わずと知れたセガサターンCMの元ネタ兼、黒澤明の処女作。
古典映画は面白くても序盤のテンポが悪い作品が多く、ヒッチコックとかほぼの作品でもう最悪なんですけど、諸事情で短縮されていることもあり、テンポがすこぶる良い。良すぎて少し飛んだな~という部分もありますが、それでも面白い。面白いものはいつまで経っても面白いんだという見本のような作品でした。

「柔道が強すぎて人を投げ殺してしまう」とかいう普通に考えたらギャグマンガみたいな話なのだが、これをとにかく真面目なツラして、メロドラマなんかも入れていかにも大作風にやるのだから面白すぎるし、こんな変な映画ないですよ。

黒澤映画にしては分かりやすすぎて初心者感があるので抗いたい気持ちもあるのですが、それにしたって面白いです。

第1位

シン・ゴジラ(2016)

こればっかりは審議、いやシン・議の必要があるのですが、これを見る1週間前にゴジラ-1.0を見まして、その影響がこの結果にかなり響いてる気もします。でもそれを抜いても面白かったと思うので1位にしました。

なんせマイゴジ(ゴジラ-1.0)がとにかくつまらなかった。もうほんと。
冷静に他のレビューを見た結果、ゴジラではなく朝ドラを求めて見たら傑作らしいのですが、ゴジラを求めた我々としてはもう最悪の映画で、なんだったんだこの2時間はというシロモノでした。
で、その1週間後のシンゴジ。
おっっっっっっっもしろすぎる。ヤバオモロ。神作品。いやシン・作品。

まあつまり、ゴジラを注文したらゴジラが届いたんですよ。それだけです。
怪獣映画ってこんなに面白かったんだと。
人間パートも、専門用語を羅列するだけのオタク受けと言ったらオタク受けですが、残念ながら自分はオタクなのでそれがとにかく心地良いわけです。そもそもゴジラが全てを破壊するのを見に来てるのだから、戦う人間の人生の悩みだか恋の芽生えだかは毛頭いらなくて、
【ゴジラが破壊する vs ゴジラをどう倒すか考え続ける】
これが見たいんですよ。
たしかに端々にご都合主義が見えますが、面白ご都合主義はエンタメとしてあるべきです。そこの評価が分かれるのは宗派の問題なので仕方なくて、それで映画の評価が分かれるのも仕方ないですが、自分はオタクでかつこっちの宗派だったので、そりゃもう1位になっちゃいます。しょうがない。
エヴァの音楽使ってるじゃん、エヴァじゃん、という批判もありますが、良い音楽なんだからしょうがねえだろ。映画として最高だろ。

メッセージ性もあんま無く、ただの娯楽映画を1位にするのは少し不服ですが、面白かったんだからしょうがないし、世間の評価とか、流行ったという事実とか、再放送の回数とか、黒澤明もそうですが、支持されるものはやっぱり理由があります。面白いんだからしかたないです。1位。良い映画でした。



2023年、あざした。いい映画したっス。今年も色々見たいっス。よろしくっス。

いま気になってる映画、面白いといいな~~~!!!!!!

では。


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