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フィンランド留学備忘録:大学院出願スケジュール

こんにちは。フィンランドのUniversity of Lapland で修士課程・観光学を勉強しているなぎさです。今回は、海外大学院進学を決めてから、最終的に進学先を決定するまでの約1年半のスケジュールを振り返ってみます。


合格までのスケジュール

本格的に動き出してからのタイムスケジュールは以下の通りになります。1月に提出の卒業論文の執筆もしていたので、11月から1月は時間の管理が正直大変でした。

小さくて申し訳ございません^^;


【2022年12月ごろ】 海外大学院進学を考え始める

自己紹介でも申し上げたのですが、私は2022年9月から2023年の5月まで、イギリスに交換留学していました。留学前から大学院進学は志望していたため、就職活動はしていなかったのですが、このイギリス滞在中にどうせ大学院に行くのならばもう一度海外への留学を目指してみようと考え始めました。

【2023年6月〜7月】 大学選び、奨学金調べ

本格的に海外大学院進学に向けて動き始めたのは、日本に帰国してからになりました。5月下旬に帰国し、気になる大学・コース・学費・応募資格・必要書類をノートに一覧にしていきました。この時点で日本国内の奨学金も調べたのですが、私はGPAがそこまで高くなく、提出できる奨学金が少ないことを知っていたので、とにかく学費が抑えられる大学を調べまくりました(奨学金についてはまた後日記事にします)。この時の私の作戦としては、イギリスの修士課程を一年で終わらせて生活費を抑えるか、北欧の大学で授業料が約100万円/年の大学を見つけるかでした。

15校くらい候補を出し、その中からさらに以下の4校に絞りました。本当に行きたいと思える大学しか出願しない予定だったので、かなり少なくなりました。
・University of Lapland, Tourism, Culture, and International Management
・University of Iceland, master's programme in Tourism Studies
・Umeå University, Master's Programme in Tourism and Sustainable Development 
・Bournemouth University, MSc, Tourism Management

必要書類は、パスポートのコピー、成績証明書、在学証明書、卒業見込み証明書、IELTSスコア、志望動機書がほとんどの大学で求められ、大学によってはCV、教授や知り合いからの推薦書が必要でした。私は学位を観光学を取得予定で、修士も観光学を志望していたので、応募資格がないということはほぼなかったです。

【2023年8月〜9月】 IELTS受験、CV完成

大学も大体決まったので、8月から必要書類の中で一番時間をかけずに作成できそうなCVを作りつつ、IELTSの受験に本腰を入れ始めました。6月と7月に大学調べと並行して、IELTSも一回ずつ受けたのですが、どちらも6.0と目標に届かず。。8月は卒業論文のインタビューに行ったりと忙しい時期でもありましたが、IELTSのスコアがないとどこの大学も出願できないので、とりあえずはこちらを1番の優先事項にしました。本来ならば帰国後サクッとスコア達成する予定でしたが…時間がかかり9月に6.5を取り終わりました。

【2023年9月〜10月】 イギリス Personal Statement 作成 、Recommendation letterのお願い

イギリスの出願は、早いければ早い方が有利です。Bournemouth University の場合、9月終わりに出願フォームが開いたので、10月中旬を提出目標とし、9月頭からIELTSと並行してPersonal Statetemet を作成し始めました。
イギリス以外の国の大学と併願していたため、エージェントを利用できず、全て自分で書類を準備しました。幸い、指導教員やお世話になっている先生方が海外大学院出身だったので、CVやPersonal Statement の添削をお願いしました。また、Recommendation Letterもその先生方に書いていただきました。 

【2023年10月】イギリス大学院、スウェーデン大学院提出

全ての必要書類を用意し、10月中旬に無事Bournemouth大学に出願できました
。また、スウェーデンのUmeå大学も10月中旬に出願フォームが開いたので、早めに提出しました。スウェーデンは、国が一括で大学の出願をまとめています。Universityadmissons.seというサイトから、最大4校選んで、必要書類を共通でアップロードできます。私も、Umeå大学の他に3校選び、必要書類を提出しました。どの大学もStatement of Purposeなどは求められなかったので、大学別に提出するものは特にありませんでした。

【2023年11月〜12月】アイスランドMotivation letter作成, Recommendation letter お願い、提出 

Bournemouth University に提出したPersonal Statement を元に少し内容を書き変えました。こちらも、大学の先生方に添削をしていただいたのと、Recommendation Letter も作成していただきました。

【2024年1月】イギリス合格

一番最初に出願したイギリスから、合格通知をいただきました!周りがそろそろ卒業ムードに入っている中、どこにも合格できなかったらどうしようと不安ばかり募っていましたが、この合格でとりあえず一安心しました。

【2024年1月】フィンランドのMotivation Letter作成、提出

1月頭が卒業論文の提出時期で、フィンランドの出願締め切りが1月17日だったので、卒業論文を提出してから約1週間でLapaland大学のMotivation Letter を書き上げました。他の大学と比べて、研究内容など書かなければいけないことが多かったのですが、すでに提出したMotivation Letterと卒業論文の内容も使いつつ、なんとか書き上げて提出できました。

【2024年3月】スウェーデン、フィンランド合格

Umeå大学とLapland大学、共に3月終わりに合格をいただきました。
Lapland 大学からは、合格通知と共に100%の授業料免除のオファーをいただけたので、Iceland 大学の結果が出る前にこの大学に決めてしまいました。

【2024年5月】アイスランド合格

アイスランドは、かなり時間が経ってから合格が出ました。5月にはすでにLapaland大学からの合格を受け入れてしまっていましたが、嬉しかったです。


上記のように、大学院進学を考え始めてから約一年半で合格までの全ての工程が終了しました。周りが就職先を決めて安心している間、いつ合格がもらえるかわからない不安もありましたが、日本の大学に進学しないと決めた瞬間から本当に必死でした。結果的に全ての大学から合格をいただくことはできましたが、最初から最後までストレスで押しつぶされそうでした。
この記事を読んでいる方もきっと見えない未来にたくさんの不安を抱いていると思いますが、ぜひ気持ちを強く、絶対に合格してやるんだと思って頑張ってください。

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