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美しいということ

「美しいとはどういうことか、美しいものといえば何を思い浮かべるか」みたいなことを(4月とかの話だから記憶曖昧)、いつぞやの言語文化の授業の時先生に問いかけられた。

で、とりあえず自分の中で美しいと思うものを考えてみる。ノートの端っこには「推し、空(特に夕方)、花」と書いてあって、共通してるのが美しいというか全部私の好きなモノなんだよなってところ。

でも同時に、「怖い」や「すさまじい」や「悲しい」や「寂しい」や「痛い」、更には「気持ち悪い」や「汚い」や「醜い」の中にさえ、「美しい」ことがあるのを子供の僕は知っていた。そうなるともう、「美しい」ってどういうことなのかさっぱり分からなくなる。

「美しいということ」赤木明登

この日の授業で扱った文章の作者の方はこんなことをおっしゃっていた。この部分、私は「一見普遍的でないものや大衆受けしないようなものにも美しさを見出す人はいるよね」的なことだと思ったんだけど、そういえば確かになーと。

例えば私はどちらかというと虫が嫌いな方の人間で、シンプルにおぞましい見た目が受け付けられないとか、何食わぬ顔で勝手に人の家に上がり込んでくるとか(?)、理由は他の虫嫌いの人と似たようなものだと思う。

でも私的には嫌悪感しかない虫のことがを好きだと言う人も世の中にはいる訳で。あと個人的に、小説とか漫画とかだと私は「好き同士なのにお互い何か勘違いしててすれ違ってしまう」的な展開が好きなんだけど、これはなんて説明したらいいんだろう。

「両思いなのに結ばれないのが切ない🥺」とか「そんなすれ違いを乗り越えた2人がなんとかかんとかで感動する🥺」とかそんな感じではなくて……〝好きな人と別の異性が話しているところを目撃してしまった〟とか〝今までならいつも通り話してたのに、最近何故かその人を避けてしまう〟みたいな……

そんな2人を見て「気まず〜〜〜!!切ねぇ〜〜〜!!!」と心の中で叫ぶのが好きなんだけど……これは共感してくれる人はいるのかしら。そしてこれはどういう心理なんだろう、単に人の不幸が好きとかだったら最悪だけど。

……まあそんなことはどうでもよくて、大体の人が「なにそれ??」と感じるものにも(数は多くなくても)ファンがいたり「美しい」と思う人はいる。ということは、「好き」という気持ちが「美しい」になるのかな?とか思ったりした。

もう少し詳しく書くと、好きという気持ちが高まりすぎてどうしようも無くなった時「美しい」という言葉が無意識に零れるというか。好きの延長線上に美しいがあるのかなと。作者の方は全然違う結論を出していたけど。

オタク的表現を借りるなら「○○からでしか得られない栄養がある」的な感じだろうか?これは意味が違うかな? まあとにかくそれだけで、もう特にこれ以上書きたいことは無い。

自分は1ミリも魅力を感じないどころかなんなら「嫌いで嫌いでしょうがないぜ!!」ってものでも、世の中にはそれが好きで「美しい」と感じる人がいるんだと思うと、なんか世界って広いな〜って感じる(あまりにも雑)。

でも必ずしも美しい=好きとはならないか、チョコレートとか動物とかも私は好きだけど、別にそれらに対して「美しい」とは感じないし。よく分からなくなってきた。もう書くのやめよ😴

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