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強みと弱み

私の場合、体調のバロメーターの役割を皮膚が担っているように感じる。
季節の変わり目にカサカサ痒くなったり、体力に見合わない行動が続くと、帯状疱疹のような湿疹ができたり。

自分の弱いところに症状が出るのだな、と思っていた。私にとって皮膚は弱点なのだと。

ある時、お湯で食器を洗いながら、そういえば、食器洗い用の手袋を使っていないのに、手荒れに悩まされた事が無いな、と思った。
手袋をしていると、しっかり洗えたか感じられないのが嫌で、いつも素手で洗っていた。合成洗剤は使わず、食器洗いも石鹸を使っているが、常にお湯で洗う。それなのに、いままで、手荒れに悩んだ事がなかったことに、ふと気付いた。

そうして思いを巡らせていくと、実は私の皮膚は強いのでは無いか、という結論にたどり着いた。

ああ、そうか。
皮膚が強いからこそ、一番に矢面に立って守ってくれていたんだ。
アトピー性皮膚炎も、肌トラブルが多かったのも、私を守ってくれた結果なんだ。
それなのに、そんな健気な皮膚を忌々しく思っていた時間の長かったこと。
今頃気付いたよ。

今まで本当にありがとう。
そしてこれからもよろしくね。

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