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根を張る

仲間たちの行動力が羨ましい、と思うことがある。

しかし、私は同じように動きたいとは思わないし、同じようには出来ない。

私の成長は、とてもゆっくりに感じ、植物に重ね合わせるとしっくりくる。

そして、この二年は、動かないことを選んでいた。
さながら、植物が根を張るような時間。
植物の成長は、種から最初に根が出て、その後に芽が出る。芽を出すためには根の成長が欠かせないのだ。

私が「根」の役割として捉えていたのは「支える」こと。大きく成長する幹を支えるため、根を深く広く張り巡らす、そんなイメージだった。

ある時ふと気付いたのは、もう一つの役割。「養分を吸収する」こと。支えるだけじゃなく、吸収するという役割が、私の状態とカッチリはまった感覚があり、心が沸き立った。より能動的な感覚があったからだろうか。何もしていないように見えても、成長のための動きが出来ていた、という嬉しさ。

根を張り巡らし、今は芽吹きの時期を迎えたよう。
次なる段階も、またゆっくりゆっくり進んで行こう。

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