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意見の相違と否定された気分

息子が友達に誘われて、蛍を見に行った。
自宅から歩いて20分くらいのところに、蛍が住む小川がある。私は数年前に一度行ったきり、気付くとすでに時期が過ぎている、ということを繰り返していた。
息子によると、もう蛍が見れたらしい。

蛍が好きな私は、今年はタイミング良く見られそうな事が嬉しく、夫に一緒に行こう、と誘ってみた。
すると、嫌だ、と一言。
そんなこと言わずに行こうよ、と食い下がってみるが、状況は変わらなかった。

私はすごく嫌な気分になった。せっかく誘ったのに。一緒に行きたかったのに。そんな言い方しなくてもいいじゃないか。

とても冷たく突き放されたような気分を感じていた。拒絶されている。否定されている。そんな感覚が噴き出していた。

ひとしきり、むかむか、いらいら、を感じる。

感じながら、私は本当に拒絶されたのか、嫌われたのか、と問うてみる。

感情から離れたところから眺めてみると、そこには単に意見の相違があるだけだ。
私は行きたい。彼は行きたくない。
事実はシンプル。

近いうちに一人で行ってみよう。
今年は蛍に逢えますように。

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