02 お気に入りの漫画たち feat 独断と偏見


本日は、お気に入り漫画の紹介をしていきたいと思います。2日目にして趣味丸出しですが、どうぞ最後までお付き合いくださいませ...


少女漫画編


『センセイ君主』 幸田もも子


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これは有無を言わさずのランクイン。簡潔に言うと、先生と生徒の禁断の恋的なお話。大体の女の子が一度は憧れる設定...。

実写映画化もされているので知っている人も多いと思うのだけど、本当にキュン度がやばいです。少女漫画として完璧拍手喝采なのです。実写化されてから世間で王道漫画化しちゃっていて少し嫌なのだけど、それだけの面白さがちゃんとあるからそれはそれで納得。映画はこれからも観ないけど。


『椿町ロンリープラネット』 やまもり三香


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あらすじ:高校2年生の大野ふみちゃんが父親の借金返済のために小説家、木曳野 暁(きびきの あかつき)の家に住み込み家政婦をするお話。


暁先生は態度も愛想も悪くてとっつきにくいキャラクターなんだけど、そこがまたよい。それに翻弄されるふみちゃんも可愛いし、少しずつ関係性が深まっていく過程とか、お互いがお互いにとって大切な存在になっていくところとか、愛おしくて大好きです。


『世界の端っことあんずジャム』 桐島りら


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あらすじ:ヒロインひなと同じマンションに住む謎の男は大人気カリスマボーカルの杏子。家での杏子はださいのに、ステージの上で歌う時は全く別の顔を見せる。どっちが素顔なの?と翻弄されるひなと、そんなひなを気に入り距離を詰めていく杏子のお話。


いやどんな非現実的な設定だよ、とツッコミたくなる気持ちはさておき。杏子のオンオフのギャップにやられてしまうし、単純に憧れるシチュエーションすぎてずるい。でも杏子はカリスマアーティストで多忙だからデートをする日の予定が中々合わなかったり...と二人のすれ違いが他よりも多いお話でもあって。それをどう二人なりに乗り越えていくかというところも見所の一つです。



少年、青年漫画編


東京卍リベンジャーズ』 和久井 健 


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あらすじ:元不良のダメ男タケミチは悪党(アウトロー)連合 ''東京卍會'' に殺された最愛の元カノ、ヒナタを救うために12年前の中学時代にタイムリープする。そこでタケミチは真相を探るために東京卍會に入會し奮闘するというお話。


これは知り合いに勧めてもらいネットで一巻だけ試し読みをしてみたらハマってしまった、というやつです。なのでまだ一巻が手元にありません。買わなきゃ。

『新宿スワン』でお馴染みの和久井先生が贈る最新巨編で、2017年より週刊少年マガジンで連載をしていて、今や実写映画化、アニメ化も決まっているとのこと。観たいなあとは思うけど多分観ないと思う。あ、でも、アニメは見ようかな。

ヤンキー漫画には全く手を出してこなかったからお勧めされなかったら読まなかっただろうけど、そんな私でも難なく読めて面白かった。読んでよかった。タイムリープ要素があるおかげで読みやすくなってるのかなあと。とにかく推しのマイキーがかっこよいです。


『食糧人類』 原作 蔵石ユウ × 漫画 イナベカズ


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あらすじ:原因不明の異常温暖化に見舞われる現代日本。画家志望の高校生・伊江は帰宅途中に突然拉致され、目を覚まし見たものは冷凍された人間と醜く肥大化させられた人間の姿。そしてその施設の闇を知ることになり、人類生存を賭けた食物連鎖パニックに巻き込まれていくお話。


これはとにかくグロくて気持ち悪いので、そういったお話が苦手な人は読まないほうが身のためです。

『寄生獣』『東京喰種』『チェンソーマン』等の人気漫画に似た要素も多少ありつつ、パニックホラーものでもあるのでスイスイと読めちゃいます。


『ジンメン 』 カトウタカヒロ


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あらすじ:転校で7年ぶりに故郷へ戻ってきた動物好きな高校生、神宮マサト。幼馴染のヒトミをデートに誘い向かった動物園で二人はある異変に気付き、思いがけない世界に放り出されるというアニマルパニックホラー。


『食糧人類』に同じくこれまたパニックホラーでグロいし、なんと言っても絵のタッチが怖い。表紙やタイトルからお察しの通り、動物が人間の意志と顔を持ってしまいそして人間を食い殺します。でもその背景には壮絶な陰謀があり、なぜ人間を襲うのか?というところも重要になってくるお話。こんな世界に放り出されたらと思うと恐ろしい。


『血の轍』 押見 修造


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あらすじ:母・静子からたっぷりの愛情を注がれ、平穏な日常を送る中学二年生の長部静一。しかし、ある夏の日、その穏やかな家庭は激変する。母・静子によって、狂瀾の奈落へと。


もう読まずにはいられないあらすじ。言葉で表現するのが難しいお話なんだけど、それくらい得体の知れないものが曖昧に心に残って本当に虫の居所が悪くなる。共依存の恐怖や間違った愛情に無自覚な母親の狂瀾が、じんわりと少しずつ背後から歩いて追いかけてくるようで思わず逃げたくなる。だけどそれはいたって静かで、音を立てずにやってくるから気付くことが出来ず逃げられない。フィクションだけどねっとりとリアルで、気付けばノンフィクションとして読んでしまっていたような気がする。

押見修造先生の他の作品は、『惡の華』『ぼくは麻里のなか』、映画『スイートプールサイド』なども大好きです。


『うみべの女の子』 浅野いにお


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あらすじ:海の近くの小さな町に暮らす平凡な中学生・小梅。その小梅に想いを寄せる内向的な同級生・磯部。想いよりも先に身体を重ねてしまった二人。秘密の時間を過ごせば過ごすほど心の距離は遠ざかっていってしまう。


幼心の性への好奇心と純粋な恋心を混ぜた新しい官能を見た感じ。最初から最後までずっと納得のいっていないような二人の関係や態度、行動言動がこちら側をも不安にさせてモヤモヤするし、大人の恋愛にはない初々しい生臭さと、ドロっと纏わり付くような夏の暑さが相まって汚いのにドキドキしながら読んでしまう。ラストは苦しいです。

浅野さんの作品は、心がギュンと苦しくなるような鬱漫画が多いことで知られていてそれだけでサブカル視され敬遠されてしまいがちなのだけど、そういうところ含め、画力、内容全てをちゃんと自分のものにして ''浅野いにお'' というジャンルを作り上げている、そのブランディング力が本当に秀逸で唯一無二だなと思う。陰とされるところにいる人や、その人を取り巻く周りの人々、環境、時間の流れの描き方なんて特に上手くて思わず登場人物に自己投影してしまうほどリアル。

『零落』『おやすみプンプン』も好き。(ここだけのお話、『君は猫、僕はネオン』という私が作ったオリジナル曲は浅野さんの『零落』からインスピレーションを受け作った曲です。)

まだ全部の作品を読めていないから早く読みたい。




以上が私のお気に入りの漫画たち feat 独断と偏見、でした。

私にとっての漫画は、唯一何も考えずにいられる時間であって圧倒的富だなと改めて思いました。今はアプリで無料読み出来てしまうけど、私はいつまでも本屋に行って探して買って読む楽しさを感じていたいです。

めちゃくちゃに数多くの漫画を読んでいるというわけではないし、まだまだ知らない作品や読んだことのない作品が山もりなのでオススメなどがあれば、おいおい読んだことないのかよと肩をポンポンして頂けると幸です。

オススメというよりも単なる好みで選んだのでかなり偏ってしまっているとは思いますが、もし気になった作品があった方は是非読んでみて下さい。

長々とお付き合いありがとうでした。

では、また明日。 


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= 死せる孔明''note''ななのかかんプロジェクト =

1日目『イントロダクション』


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