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2024 Mt.富士ヒルクライム 準備編

レース編はこちら

【プロフィール】
身長:175cm
体重:58.5-59kg BMI 19.3 体脂肪率 12~13%
年齢:42歳
生息地:京都
家族:4人 妻、娘(中学生)、息子(小学生)
ロードバイク歴:7年目
所属チーム:リアル team hsj
      バーチャル NICO / Animals(柴犬) / SuiMe / MARKEN

【富士ヒルに挑戦すると決意してからの出来事など】
2022年1月 富士ヒルに挑戦してゴールドを獲得すると決意
2022年5月 鎖骨骨折 入院と手術 富士ヒル含めレース3つDNS
2022年11月 新型コロナに感染 後遺症から復調するまで2ヶ月半かかる
2023年2月~ 様々なストレスから自律神経を乱し不眠症を発症
2023年6月 不眠が治っていない状態で富士ヒルに挑戦(結果シルバー
2023年8月 鎖骨に付けていたチタンプレート抜釘手術
2024年2月 屋内で転けて左手小指骨折して手術
2024年6月 2度目の富士ヒル(目標:年代別入賞、最低でもゴールド獲得)


【レース実績】
2023年
6月 富士ヒルクライム 66:06 シルバー
10月 第4回 神河ヒルクライム 年代別3位入賞
11月 鈴鹿エンデューロ DNF(エンジョイ勢アタックを受けホイール破損)
11月 第36回ちくさ高原ヒルクラム(秋) Bクラス優勝
2024年
4月 第37回ちくら高原ヒルクライム(春) Aクラス 3位入賞
4月 第15回JBCF伊吹山ヒルクライム 一般男子D 5位入賞 

昨年の富士ヒル以前はレースで入賞経験はなし。良くてもシングル。
2023富士ヒルを終えて自律神経と体調が回復したあたりから入賞できるようになってきた。
10月以降に出場したヒルクライムレースは運良く全て入賞できた。


【戦闘力】
1時間維持できるパワー
バーチャルだと285wくらい(SARIS H3)
実走270wくらい(パイオニア)約5%下振れ 

有名どころの峠のTTタイム(2024年)
大正池 17:37 単独18分台
花脊 20:24 単独21分台
再度山~六甲山 57:05
Alpe de Zwift 41分
Ven-top 63分


【体重・CTL】
体重は昨年の富士ヒルが63kg
そこから一年かけて58.5kgまで徐々に4.5kg減らした。

一年間の体重の推移


CTLは昨年の富士ヒルの日で98
今年は120ぐらい。

2年間のCTLの推移

そう、全ては富士ヒルで目的を達成するために体重もCTLも1年かけて準備してたのです。


【機材】

富士ヒル当日の写真ではありません

フレーム:S-WORKS Tarmac SL6 リムブレーキ
ホイール:BORA ONE 35
タイヤ:アジリストファスト25C
チューブ:マキシスフライウエイト
ギア:フロント 50-34  リア 11-28
総重量:約6.8kg
GWにお世話になっているjam cycleでオーバーホール済み。
その際にマックオフの超音波チェーン最適化プログラムで処理してもらっている。ルブはマックオフの最上級品。雨天でも全く問題なく走ることができ最高の状態を維持してくれる。
可能な範囲で出来る限りのことはしておく。全ては富士ヒルのために。

【レース前1ヶ月の食生活】
朝 白米orオートミールor蒸し芋、生野菜、バナナ、カニカマ、削り粉、温玉+α
昼 白米、生野菜、イワシor鯖の缶詰、ブロッコリー、削り粉、キムチ+α
夜 だいたいは家族と同じ物を食べる(脂っこい物だけは避ける)
間食 干し芋、デーツ、デーツバー、バナナ、コーヒーなど

朝と昼は基本的にだいたい同じ物を食べていた。
バナナ、デーツ、干し芋、カニカマ、削り粉は推し食材。イイゾ~

それと、二週間前からグルテンとカゼインを断った。
効果があるかわからないけど、できることは全部しようと決めた。
お試しで始めたけど浮腫防止、体重調整、食欲抑制、食後の眠気防止にかなり効いたと思う。気を抜いたら体重が減りすぎるレベル、、、
小麦と乳製品のアレルギーではないけどパンやパスタ、うどんなどを沢山食べた翌日は浮腫、腹部膨満感、気持ちパワーが低かったり、回復が遅い傾向があった。もしかしたらグルテンは自分の身体に合っていないのかもしれない。

【レース前一週間の過ごし方】
土 裏花背TT(約20分)+表花背SST TSS200
日 表花背ロングTT(約30分)後にロングライド TSS240
月 レスト(自転車通勤のみ)
火 2時間 L2 +10分毎に30秒サージ TSS120
水 ファーストゴルビー TSS140 夜にスイム+温冷交互欲
木 2時間 L2 TSS100
金 1時間適当に刺激入れ TSS45  午後休とって酸素カプセル
土 京都から富士吉田まで車移動。宿から会場までは自走往復
日 富士ヒル当日

基本的に水曜日と週末だけ高強度をして、それ以外はベーストレかレスト。


【前日】
5時に起床して普段通りの朝食を食べてからトイレで軽量化。
6時過ぎに「カウントダウンおねいさん」ことGBtL代表のTakaさんが自宅に迎えに来てくれた。
車に荷物を積み込み出発。
昨年もTakaさんと移動を共にしたけど、昨年は台風が日本列島を直撃した影響で高速道路がいたるところで通行止めになって大変だった。
今年は順調過ぎる往路で休憩を入れても思ったよりも早く富士吉田に到着した。
ずっと運転してもらってありがとうございます。
移動中に持参した干し芋、デーツバー、バナナ、カニカマスティック、おにぎりを食べ、こまめに水と炭酸水を飲んだ。

昼過ぎに宿に到着。
自走で会場に向かい受け付けを済ます。
会場では沢山の知り合いに会ってお喋り。これだけでここまで来た意味があるぐらいには楽しい時間。

一年ぶり
ドリームチーム

SNSで呼びかけて第6ウェーブでトレインを組む予定の人達との顔合わせも済ませた。

会場から宿に帰ろうとしたら、なんとフロントタイヤがパンクしていた(汗
パンク修理キットは宿に置いてきてしまっている。
近くにいたSuiMeの皆さんに助けを求め、工具を借りたりチューブを頂いてなんとか宿に戻れた。SuiMeありがとう!ナイス水ミー!

宿に戻ってチューブを予備の決戦用に交換している作業中に、はこぶねさんの訃報を知る…
プライベートで何度か一緒に走らせてもらったこともあったので他人事ではない。
ショックが大きすぎて言葉にならない。
作業は進めるが気が気ではなかった…
ウェアや装備品などの準備を全て済ませてから夕食、シャワーを浴び、入念にマッサージとストレッチをした。
夕食は白米180g、削り粉10g、鶏肉と野菜のプロテインバー1本、惣菜のきんぴごぼう、温玉1個、バナナ1本、干し芋50g、水500mL
第6スタートなので宿を出る時間は遅めだけど早めに布団に入る、、、がなかなか寝付けない。
いくら考えないようにしてもレース本番のことだったり、訃報のことが頭の中を巡る。
そんなときスマホにhsjの仲間からメッセージが届いた。
その人ははこぶねさんととても仲が良くてメンタルめちゃくちゃやられているはずなのに、そんな感じは一切見せず気丈に振る舞い、自分に自信を持たせてくれる最高に力強い激励のメッセージだった。涙が出た。

この日まで出来ることは全てやってきた。
新しいチームジャージにも書いてある。

All your dreams can come true if you have the courage to pursue them.
追い求める勇気さえあれば、夢はすべて叶う。

自信を持って挑もう。
そう決意して目を閉じた。

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