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スズカエンデューロ 4時間ソロ DNF

第24回スズカ8時間エンデューロ
2023年11月3日(金)
カテゴリ:4時間ソロ
天候:晴れ

目標:総合入賞(1~3位) または 年代別優勝(40代)

【機材】
フレーム:S-WORKS Tarmac SL6 リムブレーキ
ホイール:BORA ONE 35 CORSA グラフェン2.0 25C クリンチャー
ギア:フロント 52-36  リア 11-28

結果:6周目でDNF


DNFなのでnoteに書くか迷ったのですが、記録として残しておきます。

前日
午前は仕事に行き、午後は休みを取って酸素カプセルへ。
帰宅後は自転車や荷物の準備を済ませてから重炭酸風呂に浸かりながら炭酸水を飲む。風呂上がりはファイテンのメタックスローションでマッサージ。カーボローディングもバッチリ。
準備万端である。21時就寝。

当日朝
3時起床。6時間弱の睡眠。ボディバッテリー75まで回復。
自宅から鈴鹿サーキットまでは早朝だと車で2時間弱。
道も空いているので運転はそれほどストレスにはならない。
途中、コンビニでトイレ休憩一回。

鈴鹿サーキット到着~スタートまで
受付を済ませてトイレ一回。
試走で1周走ってからトイレ一回。
アタック240にでるチームメートと話したり。
スタートラインに並びにいくと、ヤンコバさんがいたので隣に陣取る。
4時間ソロに出る面識のある知り合いはヤンコバさんでだった。スタートまでヤンコバさんと話して過ごす。

4時間ソロ スタート
スタート位置はそれほど後ろではなかったが、アタックや中切れが怖いので常に前の方で走りたいので早々に前に移動する。シケインを通過するあたりでは先頭から20番以内にはいたと思う。
いきなりヤンコバさんがマトリックスより前に出た様に見えたのでビビった笑

2年前の3時間エンデューロは中切れを恐れるあまり前に出過ぎて先頭集団のローテーションに加わり脚を使いすぎた挙げ句、少し休もうかなと後方に下がったタイミングでアタックがかかり千切れた経験がある。結果は年代別3位で終わったがトップとは-1rapだったし、入賞でもないので悔しさしかなかった。
そんな経験から今回は、逃げに乗るまでは極力ローテには参加せず、牽引はマトリックスにお任せする作戦。
4時間なのでスピードが上がることは想定したけど思っていたより速い。アップダウンやコーナーの度にインターバルは掛かっているけど、インターバルが苦手な僕でも少し脚は使うけど油断しなければついて行ける強度だった。しかしジリジリと疲れている感じもするのでこのペースで4時間は耐えられるだろうけど、ちょっとキツイかなーとも感じていた。
集団は30~40人はいたと思う。
2周目 7:54 44.1km/h
3周目 7:45 45.2km/h
4周目 7:38 46.0km/h
5周目 7:49 45.1km/h

問題の6周目
デグナーカーブの緩やかーな登りを越えてNIPPOコーナー(緩やかな下り右カーブ)にさしかかった。3列ぐらいになった集団の左側にいたのですが、なんとそこに左側からインナーシャツの上にTシャツを着たいかにもエンジョイ勢の若い男性がボトルのドリンクを飲みながらセンターを越えて斜行してジワジワと迫り寄ってきたのだ。登りを越えて下りで脚を止めて休みながら水分補給という様子なのだろう。モトバイクのクラクションが聞こえないのか?
「いるよー!いるよー!あぶない!」と叫んだが聞こえているのか聞こえていないのか男性はボトルケージにボトルを差し込もうとしている。しかし焦っているのかケージにボトルが刺さらない。その間も斜行しながら寄ってくる。しまいにはボトルをケージに戻すのを諦めたのか、右手にボトルを持ったままハンドルに手を添えた。
下りでスピードが出ているうえに緩やかな右カーブ、右手はボトルを持ってハンドルに添えているだけ。コントロールができないのかどんどん迫ってくる。この間数秒。僕の右側は2列になっている。前後にも沢山の人がいる。左から併走しながら迫りくるコントロールできない斜行自転車。逃げ場がない!!

そして接触
僕は「おい!!」と叫んだけど若者はどうすることもできず焦っているのか硬直している様子。
僕は右も左も腕が接触している状態。周りを巻き込まないように、右側に押されないようにハンドルをしっかり持って体幹で耐えるしかなかった。
それでも若者は惰性で左から押してきており、それでも耐えていたらガリガリガリ!ズィーーー!っと嫌な音と感触ががが・・・
いやもうコレなにか接触して壊れてるだろ!!
そしてコーナー真ん中のカーブが緩む辺りで若者が申し訳なさそうに「すみません」とだけ一言言って左側へ離れた。
なんとか落車せずに済んだ!と安堵したのも束の間、やっぱり変な音がしている。ペダリングもやたらと重い。
苦渋の即断で集団を離脱。減速して芝に逃げた。

自転車を確認したらリアのBORA ONEの左側のスポークが3本破断していた。
こうなると当然リムは歪んでブレーキに当たっている。
接触してきたエンジョイ勢の若者が乗っていた自転車は大きめのフラペだった気がする。これが接触したのだろう。もしディレイラーが接触していたらもっと大変なことになっているはずだ。
タイヤの右側の削れもあった。身動きがとれずに耐えているときに後ろにいた人の前輪が重なってハスッたのだろう。申し訳ないことをした。しかしこの人よく耐えてくれた。あの場面で落車が無かったのはすごいと思う。

こんな状況では復帰は不可能と判断した。その場に立ちすくみS時カーブを走り去って行く集団を見送った。
気付いたら接触してきた若者も走り去っていなかった。

タイミング良く回収車が来たので乗せて貰ってピットに戻った。
予備のホイールは持ってきていないし、完走することすら不可能となり僕のスズカエンデューロの挑戦は終わった。
逃げとかアタックが起きる前に何もせず、めちゃくちゃ脚を余らせた状態で開始45分で終わってしまった。

スポークが3本逝きました
削れたタイヤの側面
ドリンクは走行中に1回しか口を付けていない。


DNFするまでの年代別の周回順位とラップタイム
DNFするまでの4時間ソロ全体での周回順位とラップタイム。
2~5周目までの記録しかないけど速すぎだよw

早々に車に戻って自転車を積み込み、着替えも済ませてブースを見て回り、屋台で購入した角煮まんとたこ焼きを食う。ヤケ食いであるw
その後はチームメートや知り合いの応援をした。

たこやき7個700円 お祭り価格

チームメートがアタック240をゴールするのを見届けてから帰宅。
16時半には宿泊学習から帰ってくる息子のお迎えに行かなければいけないので14時に鈴鹿サーキットを出発した。


なにはともあれ、落車も怪我もせずにスポーク3本の破断だけで済んだのは不幸中の幸い。怪我をしなくて本当に良かった。


スズカエンデューロは着を狙うガチ勢、完走目的の人、サーキットを自転車で走ってみようかなっていうエンジョイ勢が同じコースを同時に走る。今回みたいなことは当然起こる。承知の上でエントリーして挑んだわけですが、いざ自分が当事者になるとやりきれない気持ちになりますね。どこかで自分は大丈夫って思っていたのも事実。この日は例年以上に救急車が出動していたように感じた。
斜行してきた若者を責めても仕方がない。こういうことが起こりうる場所でその位置取りしかできなかった自分に原因があると思っている。
目標に書いたとおり本気で総合入賞、年代別優勝を狙っていたし、それにむけてトレーニングにも取り組んでいた。今の自分なら可能性はあると少しは自信があった。その結果がDNFなのでめちゃくちゃ悔しかった。

帰宅後
無事に怪我もなく帰宅して安堵。
急いで息子を迎えに向かっている途中で、娘が市の中学校剣道新人戦で優勝したと観戦していた妻から知らせがきた。嬉しさのあまり自分のDNFの悔しさが吹き飛んだ。
その日の夜は、父無事の帰還、娘優勝、息子宿泊学習お疲れ様ということで回る寿司屋に行って金額を気にせず食べました笑

2日後の「ちくさ高原ヒルクライム クラスB」にエントリーしていたけど、このときは色んな疲れがどっと押し寄せてきて出場するかは迷っていた。。。

おしまい


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