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大阪城ホールで水樹奈々に会えるはずだった日

この文章を書いている2020年7月12日、私は大阪城ホールにいるはずだった。そう、”はずだった”のだ。
同年7月11~12日に参戦予定だった水樹奈々の大阪城ホール公演が中止となり、最終的にはツアー全公演が中止となってしまったのである。
水樹奈々としては2年ぶりの大阪城ホール公演、私個人としても3年ぶりの大阪城ホール公演となるはずだった。

水樹奈々が初めて大阪城ホールでライブを開催したのは2010年の「NANA MIZUKI LIVE ACADEMY 2010」。前年までの大阪公演ではグランキューブ大阪や大阪NHKホールなどを使っていたため、当時のファンは「いよいよ収容人数1万人規模の会場でライブができるようになったか」と思っていただろう。

若いな!
こちらの公演の様子は円盤化もされているため、興味のある方是非とも購入してご覧いただきたい。

その後も2013年まで4年連続で使われたが、2011~2013年の公演はとあることが共通していた。それはライブ当日が「海の日」であったことである。正確には2012、2013年は海の日とその前日の2dayであったが…。

2013年の公演では当時横浜DeNAベイスターズに所属していた藤井秀悟投手(現在は同チームの打撃投手)に物販の様子を激写された。ちなみに藤井投手も愛媛県出身である。

2014年の大阪公演は別の会場となったが、翌2015年には2年ぶりに利用。
私が初めて大阪城ホール公演に参加したのもこの2015年である。奇しくも2015年も7月11~12日の公演であった。

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当時はまだ地元の公演以外に行くことに抵抗があったが、前年の伊勢遠征で吹っ切れてしまったようだ。実際にこの年には大阪の他に静岡にも行っている。

ライブ自体も大阪まできた甲斐があったなと思わせてくれる内容で大満足であった。シンフォギアGXのネタバレを軽くされた以外は(毎日放送でのみ2話が前日深夜に放送されていたことによる)

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翌2016年はライブツアー自体がなかったが翌年の2017年の年始ツアーでは再び大阪城ホール公演が予定された。しかしこの年の大阪城ホール公演はなんと水樹奈々(と私)の誕生日(とその翌日)であり、チケットの争奪戦が懸念された。
それでもなんとかチケットを両日確保しいざ大阪へ。

そしてまず向かったのは梅田スカイビル・空中庭園展望台。ここでは誕生日無料サービスを実施しており(同サービスは2018年で終了)、それに便乗する形で観光させていただくことになった。天気に恵まれたこともあって大阪市内を一望できる絶景を見させていただいた。

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その後大阪を観光してから会場入り。

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当日の公演では誕生日公演ということもあり、途中でバースデーケーキが登場するサプライズもあった。そしてダブルアンコールでは同じく1月21日生まれである「深愛」が歌われた。この瞬間私の涙腺が崩壊した。「ファンやっててよかった」とあらためて思うことができた。

その後は打ち上げに繰り出す。打ち上げという名目だが、水樹奈々(と私)の誕生日祝いも兼ねていた。このときお世話になったお店は梅田にあった「鉄人の店」という鉄板料理店。当時阪神の監督であった金本知憲がプロデュースしていたお店であったが、2018年に閉店してしまっている。
ここでは事前に予約をすればお好み焼きにメッセージを書いていただけるということもあり、事前にリクエストを依頼した。勿論依頼したメッセージは…

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ひらがなかよ!
どうやら奈々という漢字を書くのはは難しかったようだ。そんな楽しい時間はあっという間に過ぎていった。

翌22日も参戦。この日は大阪城ホール公演では初のアリーナでしかも前から3列目という引きの強さ。これまでの3公演はすべてスタンドだったので、前日の余韻もあってか非常に楽しみにしていた。
そしてライブ後のツイートがこちらである。

オタクはすぐに勘違いする。
しかしライブ中にずっと手を振り続けた水樹奈々の凄さをあらためて感じたのであった。

2018年の夏ツアーでも大阪城ホール公演があったがこちらには参戦せず。なおその翌日にあったもう一人の推しの始球式には行っていた模様。

2019年の夏ツアーは関西圏は神戸と京都での開催となり、大阪城ホールはおろか大阪府自体で開催されなかった。このときも京都公演初日にはもう一人の推しに会いに行き、何故かもう一人の推しが「TESTAMENT」を歌っていた。そして翌日の公演のMCのネタとなったようだ。

2020年こそは会いに行こうと矢先に今回の事態。「結婚おめでとう」のメッセージを直接伝える機会も失われてしまった。今回の大阪城ホール公演が実現していたら大阪城ホールでの公演は14回目となり、水樹奈々がライブをした回数では1位の会場となる予定であった。ちなみに現在の1位は13回の日本ガイシホール。

先日も書いた通り、現状ではこれまで通りライブが開催されるかはわからない。しかし大阪城ホールで水樹奈々を見た想い出はずっと残り続けているし、これからも残り続けるだろう。