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ポピー、続いてオオカナダモの花

朝、信号待ちをしていたとき、淡いペールオレンジの集団に気が付いた。全く気が付かなかった。信号を渡ったら右に曲がるのだが、これは視野の左側に見えたものだ。いつも、相当右側にしか意識がいっていなかったらしい。「気が付く」を見つけるには、視野を広げていないとだめなのだな。

ところで、オオカナダモはアルゼンチン原産の帰化植物だ。雄株と雌株に別れている被子植物なのだが、日本には雄株しか定着しなかったらしい。野生のオオカナダモは「雄」しかいないので、ただの水草だと思われている。理科の実験では葉をむしられ、観察に用いられる。一般ではペットショップなどで「アナカリス」という名で売られている水草である。

おじいちゃん同僚が「オオカナダモに花が咲いている」という。観察で使おうと思ったときに水槽を見て気が付いたらしい。きっと、そのオオカナダモは輸入品で、「雌」が混じっていたのだろう。写真では花を見たことがあるが、ホンモノを見るのは初めてだ。

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思ったよりも丸っこく、かわいらしい花だった。

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花の集団に気が付いた日の、初見の花に出会った、花にまつわる一日であった。

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