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奇妙な人につきまとわれた(?)話

そういえば、こどもの日には兜を出したり、こいのぼりっぽいものを飾ったり、菖蒲湯に入ったりするんでしたっけ。ステイホームで買い物も行かず、すっかり忘れていた。

写真は息子がつくった肉じゃが。(完璧・本人談)

買い物と言えば、昨日、「世にも奇妙かもしれない物語」に巻き込まれた。うどんを生醬油でたべたくて、だし醤油なのか、専用の醤油があるのかスーパーで物色していた。通路をふさぐつもりはなかったけれど、買い物かごが邪魔になって通りにくそうなお客さんがいたのですみませんと会釈をして体を棚側に寄せた。2人目のお客さんもいたので、もう一度棚に身を寄せた。

なぜかその人は私の後ろを通らない。ひょっとして私が見ている醤油の場所を見たいのかな、と思って反対側の棚に身を寄せてみた。なぜか、真正面から凝視をされた。あれ、避けないのかな、醤油の棚が見たかったのではないのかな。すみませんと言いながら、私が通路をすり抜けた。そして、邪魔にならないところに行って、スマホで調べ物をしようとした。

私はその人をすり抜けたのだから、その人は私に背中を向けていたはずだ。なのに、なぜ、私の左側面から凝視されているのだろうか。よっぽど私が邪魔なのだろうか、いや、ここは少し広いスペースだし、お客さんの流れも邪魔していない。何か文句があるのだろうか、なぜ凝視してくるのだろうか。気が付かないふりをして、やり過ごした。1分くらいして、どこかへ行ってくれた。

調べたところ、新たに醤油は買わなくても良さそうなので、他の棚を一巡りして、肉コーナーの前にきたときだ。雰囲気でわかる、私を見つけてまた、左側面から凝視してくる人がいる。何か文句があるのだろうか。知り合いだったのだろうか。いや、正面で相対したときに確認したが、知り合いではなかったはずだ。それとも、口をきいたらどこか違う世界に連れ込まれてしまうのだろうか。何にしろ面倒くさい。

幸い買い物かごにはまだ何も入れていなかったし、その人のかごの中にはいろいろ入っていたので、店を出るのが一番手っ取り早く離れられる方法だと思った。かごを戻して店を後にした。帰り道、後ろからついてきていないだろうか、家に帰ったら家族があの顔になっていないだろうか、不安で奇妙な気持ちになった。

その人は、女の人だった。マスクをしていたかは覚えていない。このご時世、マスクをしていなかったら相当なインパクトだと思うので、きっとマスクをしていたとは思う。どんな顔だったか?どんな容貌だったか?と聞かれたら、小柄で黒目であることしか覚えていない。人の顔というのは、パーツでしか見ないものなのかもしれない。

しばらく、その店舗に近づくことはやめようと思う。でもほかのスーパーでもあってしまったら困るなぁ。何をしたいのかわからない、意味不明な行動の人間ほど怖いものはない、と思った出来事であった。(もちろん、意味不明なことを言ってきたり、暴力をふるってくる人も怖いのだが・・・)。

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