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シークレットレポート#主催の書き残し

7月29日

ゲームをクリアする。

最高だった。

何が、と言われれば何もかもが最高だった。
というか最高しか言葉が出なかったのですべてを察して頷いて欲しい。最高だったのだ、本当に。
14年を経ての新作というものは、受け手だけでなく作り手にとって相当なハードルでありプレッシャーだったと思う。それを乗り越え、こうして手元に届いたことの素晴らしさに何を表現すればいいのかわからなかった。

ゲームをクリアした私は、すぐに目下自カプ(自分が推しているカップリング)を呟き、Twitterでネタバレをしない程度に騒いだ。
しかしそれだけでは物足りないのがオタク――特に同人誌を出すタイプのオタクである。
正直に話すと、既に同人誌が欲しくなった。
二次創作をしなくてはいけないという謎の正義感が生まれている。こうして人の認知は歪む。


8月中旬

ある程度ゲームをクリアした人々がTwitterに見受けられ、特定のカップリングやキャラ名、ファンマークで創作とネタツイート、パブリックサーチをするルーティンをする日々だった。

Twitterを始めてからというものの、リアルタイムに発売した作品でネタバレを気にしながら同好の人々と話す、という機会がほとんどなかったに等しいのでとても楽しかった。
毎日のように流れるネタツイート、やってくる神作品。こっそりといいねやブックマークを押し、サイコー!と呟く日々。

この頃からオフラインイベントの開催日を気にしだしていた。
やはり同人誌を作りたいと思っている以上、発表の場は大切だ。今はコロナの情勢もあるので、最低でも2月だと決める。まだワクチン一回目も終えていなかったので、とにかくあわよくば……と願う。

けれどwebオンリーだったら気軽に参加できるんだよなあ、と考え始める。
webオンリーに参加したことは6回ほどある。どれもジャンルはバラバラ。一日中PCに張り付いてイベント会場を観察することもあれば、仕事が重なってしまったので結局サークル主不在で通したオンリーもあった。
とにかく自由で、気軽にワイワイ感が味わえるのはいいなと思った。特に丸一日開催することで遅起きできるのが個人的に嬉しかった。
誰か主催しないかなあと考え始める。ちなみにほぼ身内向けなら一度主催をしたことがあったのだけれど、まだ踏ん切りはつかなかった。


9月1日



ついにツイートしてしまう。
誰かの目に止まって「やりたいよね!」と声が出たらいいな〜ぐらいに考えていたらフォロワーが数人捕まった。即日の反応だったので上々だった。

しかしそれでも決心はできなかった。規模がわからないし、協力してくれる人はいるのかもわからない。身内向け……にやってもいいのだが、やるならお祭りにしたいと考えてしまう。
でも2月のオフラインイベントがあるから……と逃げの姿勢。


9月4日

同人女の感情を読んでしまう


やっぱ自ジャンル(自分が推してるジャンル)の同人誌……作品……山ほど読みたいが……?


9月5日

ここ一週間の希死念慮をコンポーザーが救う。
具体的に言うと、Final Remixをプレイし直していて、推しがあまりにも最高すぎたために部屋の温度と自分の体温が上がるという怪奇現象を起こした。コンポーザーハイである。

このとき「やっぱり同人誌が欲しい!!!!!!!!!!!」と強く願ったのでcanvaで急いで声明を作り始める。
声明というか気持ちとしては「どのくらい反応してくれる人がいるんだろう」という程度の軽い気持ちだった。でもcanvaの編集が楽しくて凝ってしまった。


それが100RTを超えた。予想の10倍だが?


9月6日~7日

とにかく情報を集め始める。pictSQUAREの主催方法と経験の記事を読み込む。
声明ツイートのRT先から見てpictSQUAREの登録・参加方法をまとめた方がよいと判断したので記事を作成する。
イベント概要を作り、寝かせる。

同時にDMで何人かの方とやりとりをさせていただいた。
お手伝いをしてくださるという方、意見をくださった方、それからロゴ提供をしてくださった方。
特にロゴを作ってくださるということだったので急いでイベント名を考える。

『SHIBUYA Re:boot』は過去に開催されたオンリーから着想を得たのと、Re:――返信を使いたかった。
返信、というのは作り手の人々に、という意味を込めている。
そもそも二次創作が隠れるべきものだと思われているのは百も承知だが、「作ってくれてありがとう!」という感謝を伝えられるのは私にとっては二次創作だった。
新しい作品に出会えてありがとう。渋谷はまた再起動する。これからも応援しています。


9月8日

ロゴが完成する。あまりにも早い。
このテンポでいけばイベント概要さえ完成すれば今週中にサークル募集ができることに気づく。

ミニキャラの作成をダメ元で注文する。金曜までには完成するという連絡をいただく。なんで?
自分はものすごい人々と付き合ってきたんだな~と感動をしながら、イベント概要の練り直しをしつつ、各種連絡などを回していった。

ちなみに作業時間は帰宅後2時間程度。
訳あって23時近くならないと帰宅できない+7時には起床というなんともアホスケジュールだったので、やるべきことをかなり切り捨てて作業に向かっている。アホの所業である。

繰り替えし主催についての記事を読みあさったり、他のイベントの告知Twitterなどを確認しながら日々を過ごす。


9月9日~10日

同人イベントに一般参加するタイプの友人と通話をする。
通話をして「おまえも同人イベントに参加するんだ…」と念押しをしたら何故か告知動画が翌日送られてきた。なんで?
友人は最近動画制作に凝り出していて「創作はできないから作ってみた」とのこと。動画制作も立派な創作活動だと思うのだけれども。
ありがたくいただくと同時にTwitterに使っても良いか確認し、アップロードする際に必要な情報とファイルの提供をする。提供をしてできたのがこちら。


ほぼ理想的――というか予想以上に告知に使えそうな情報・ファイルが手元に届いてしまったので11日にはサークル募集をすることに決定。
イベント概要の再確認をすると同時に手始めにロゴだけツイートした。


一気にサークル募集開始! とフォロワー数のいない告知アカウントでするよりも、近々告知があるよ、とドキドキさせた方が効果的だと考えた。とにかくフォロワー数(加えてジャンルの有識者)がいない私には行動力しか無いと思った。

動画に使われているキャラクター画像の扱いをイラスト制作者に確認いただき了承を得る。
その日のうちに11日朝に動画を予約投稿した。
朝、夜と分けて告知をするのは一気に告知動画→サークル募集とするよりも、一旦間を置いた方が良いと考えたため。
でも土曜の朝にツイートしてもそんなにTLに人がいるわけではなかったので反省。


9月13日


11日20:00からサークル参加募集を始め、24spが埋まる。
同時にジャンル公式アカウントから謎解き企画の当選DMがやってきて「もしかして私……殺される……!?」と泣きそうになった。そんなことはなかった。


スペースを50spに拡大する。
この時点で私の記憶が正しければ過去に行われていたオフラインイベントの規模を超えている。
胃が痛い。

告知についてのスケジュールを考える。
正直言って10月23日のサークル参加締切までは重大な告知と言っても、スペース拡大の連絡ぐらいしかない。
もちろん参加を促すための、こういう参加方法がありますよ! という周知も必要だし、ハッシュタグを使ってのサークル参加者の応援も怠ってはいけないのだけれども。
展示方法と頒布方法については早めに出したい。具体的には今月中には。
順番的には頒布→展示かなと思う。本を作るには時間が無い。三ヶ月という時間を上手く使って欲しいので、19日辺りには記事を完成させたいと思った。

この辺りでマップ画像作成やイベント内企画などの話が詰まっていく。

と、ここで正直な話をすると、身体がパンクした。
仕事の日は大体4時間寝れれば良い方で、なんか身体重いな~と思っていたら普通に疲れていたらしい。気を張り続けるのも問題だった。
作業などをして眠ったと思ったら12時間近く眠っていた。もう駄目だこの生活!
生活改善を志す。まずは週6で何故か働いているのを辞めるところから……

疲れていたのかAnother構文で販促を作る。
多分新作をクリアした人なら意が伝わるだろうし、ゲームをやったからこそニヤリとできる話はしておきたいと思った。
一人で作るのには無理があると思ったのでセンスの良い友人何人かに協力を求める。


めちゃくちゃ評判が良かった。

というかこれで催促と見えるのだからゲームをいかにファンが愛しているのか知れてとてもよかった。


9月18日


50spが埋まる。え? マジ?
予想の10倍以上である。そもそも10倍の反応をもらっていたのだから当たり前のような気がするけれども。

pictSQUAREの使用上24sp→50sp→100spになるのでどうしようかな~と思っていた。
26sp増えるのは良いとしてそれから一気に50も拡大するのはリスキーというか、あまり空きスペースができるのも……と思ったのでビビっていた。というかここまで大きくなると思っていた無かったというのが最も大きな要因だった。


抱えきれるか……? とも考えたのだけれども、おそらくさらに多くの同志が参加すると見て決行。
後押ししてくださった皆様に感謝……!!


ここでマップ画像と配信系企画の詳細をある程度詰める。
マップ画像はできるかわからないのでとりあえず保留……というかイメージの共有をする程度。
配信系企画はとりあえずyoutubeかtwitchで行うことにする。多分youtubeの方がそれっぽいと思う。


10月19日

間が開いてしまったというか、書くことが少なかった。
やったことは下記のこと。

・配信用立ち絵依頼
・告知用イラスト依頼
・オンリー受付締切の告知
・各サークルの方々の支援RTなど

この辺りのことは特段やった、やった、と書き記すよりもまとめた方がいいと判断した。
気づけば23日のオンリー参加締切受付が近づいていてドキドキする。現在のサークルは77サークル。想像以上すぎて最早何が何だかわからない。



10月23日


おそらく駆け込みであろう方々からのサークル参加が山のように届く。
その数なんと14サークル。想像以上、いやほぼ100サークルである。当初の予定を大幅に超えている。

いわゆるジャンル系イベント……特定のカップリングやキャラのイベントではないことから、参加がしやすいのだと思う。


締切が近づくにつれ、心配事が増える。
ジャンル的な配置の問題だ。カップリングやオールキャラ、キャラ単体など入り乱れるジャンル系オンリーの運命だ。
逆カップリングが隣同士になることは避けたいし、かと言ってキャラ単体の隣に配置するのも……と唸りながら、pictSQUAREから出力できるサークル一覧のエクセルシートと睨めっこが始まる。
まだ参加傾向が未定の方々もいらっしゃるので、一旦の予測を立てる。
テトリス作業の始まりだ。


10月24日

配信企画の告知をする。


配信企画を立ち上げようと思ったのはいくつか理由がある。
・ゲームジャンルなので配信というコンテンツ形態が使いやすい
・開催中BGMにできる
・エアスケブなどの作業をしながらでも見れる形である
・リアルイベントのそこかしこでジャンルの話をしている、という空気感が出せそう
・参加者との交流にも使えそう

話すのは特段苦手ではないのでいけると思ったのもある。
それから界隈にVtuberをしている方の存在も認識していたのでお手伝いを頼んだ。配信不得手なのでこれから勉強していく必要がある。

配信企画では基本的にラジオ形式で進めることにした。
おたよりを読む、ゲームをする、そこでコメントをもらってさらに反応する……そんな具合で進めれば幸いだ。


配信というからには画面の用意も必要になる。
そこで旧知の方に立ち絵の依頼をした。
原作キャラをアバターにするのも良いが、キャラの私物化になるかな…と思ったので、自分のアバターをデザインして送る。
自分だけでは寂しいのでゲストやサブDJの方の分も依頼した。快く引き上げてくださり、気持ちが楽になる。


BGMも仮で決める。フリー素材万歳!!


10月31日


推しの誕生日目前。
コンポーザーハイになりながら配置作業をする。



出揃ったサークル一覧から各種傾向の数をすべて出し、とにかくテトリスをする。
リアルイベントなら搬入数などを考慮して、壁サークルや誕生日席を決めるのだろうが、ネットなのであまり関係ない。そこはとても運営として良いと思った。
あくまで気にするのは、「逆カプへの配慮」だ。

オールキャラを入場始めに配置することは決まっていた。
そこから入場口から見て、大きくオールキャラ→キャラ単体など→NL→BLの流れに決定する。

さらに細かい分類をする。
pict SQUAREの都合上50スペースで一旦区切りがつくような配置になっているため、そこをうまく活用したかった。
するとちょうどオールキャラ+キャラ単体などで50スペース程度であることに気づく。これは利用するしかない!
問題はキャラ単体の、どのキャラを区切りとするか……だったのだが
ものすごく適材適所と言わんばかりにスペース数がぴったりなキャラクターがいたので採用。絶対にここだと思った。ここしかなかった。
後に南師ウォールとTwitterで呼ばれる場所である。


続いてテトリスを続ける。
スペースの配置図とエクセルを睨み、とにかく埋めていく。
この時使っていたのは実はお絵描きソフトで、配置図にレイヤーを重ね、決まったところに塗りつぶしとテキストを入れていた。
後日配置図を見て確認がしやすいようにするためだ。
エクセルを使ってどこにどのサークルを配置するかは後日行った。


どうにかテトリス作業が終わる。
あとはエクセルシートを使って、上記のサークル配置を決めるだけだ。


11月2日


推しの誕生日が終わったかと思えば明日も推しの誕生日である。
オタクは忙しい。


サークル配置作業をする。
前述の通り、搬入数などを気にしなくて良いので、作ったおおまかな配置図を確認しながらエクセルを記入していく。
pictSQUAREにはエクセルシートを使って一斉に配置を行うという機能があるので、それを利用しようとした。

……のだが完成したエクセルシートを読み込んでくれないという事件が起こる。
調べると文字カードの問題らしい。気づくか! とツッコミつつなんとか読み込んでもらう。
後日確認作業をして、サークル参加の方に通達する。


ここで気づかなかったのだが配置図のカプ名が逆カプ表記になっていた!
痛恨のミスである。教えてくださった方には感謝しかない。
ミスを修正して本公開に備える。



11月18日

配置図の本公開と参加者向けのサークル紹介画像やアバターの配布を行った。



アバターは友人作。原作再現を目指したかった。
サークルの紹介画像は以前参加したオンリーのものが配布されていて、とてもわかりやすかったので利用させていただいた。
イベント「頭割りダヨ!ヒカセン集合」のサイトはこちら

とにかくサークル紹介画像だけは先に使い方の例として私が上げなければならんと思い、即席で作成する。
今までのwebオンリーの経験が生きる。ありがとうございます……


サークル紹介画像の使い方については、ハッシュタグを見るとわかるがとてもサークルごとに個性的で良かった。
私自身が慌ただしく頒布や展示の方法を告知できていないのに、参加者の方々が自発的に用意してくださっているので、とても良かった。
何より本や展示の告知があると嬉しい。日々ハッシュタグをサーチしてRTする。楽しい時間だった。



11月23日

配信企画のゲストを紹介する。


RTAはここ数年で勢いを増している遊び方だと勝手に思っている。
見るエンターテイメントとして確立されたのはRTAinJapanの功績だと思う。

一時期私もRTAをやろうとしたのだけれども、走り方がわからないことやチャート(最速で進むための道筋)作成も謎、先駆者は海外勢のみという環境だったので断念した。
……のだがここ数年でRTAとして今回のゲームを走っている方を知る。
訳あって知り合いになれたことと、オンリーなどに明るい方だったので今回の依頼をした。了承してくださったことに感謝。


RTA走者を配信イベントに招致することによるメリットを挙げてみる。
・かなり熟練した操作スキルが保証される
・コアな遊び方を知るきっかけになる
・ゲームをやり込んでいる人からのコメントが聞ける
・配信慣れしているのでトークスキルもある程度保証される
・RTAの布教またはゲームの布教になる

大抵のRTA走者はそのゲームを愛している(と私は認識している)ので、細かな気づきのコメントをもらえるのも大きな理由だった。
私のような一介のオタクがやるよりも明らかに画面映えする。

加えてこのゲームは二次創作をする以外にも、好きだ!とアプローチができることの証明にもなると思ったので、
今回のイベントにぜひお呼びしたかった。
同人誌だけが、同人活動だけが愛の証明ではない。

ねーろさんの活動場所はこちら→
Twitter
Twitch



11月28日

告知画像を作りつつ、動画を作成する。

動画を作ろうと思ったのは告知動画の反響が良かったことによる。
素人レベルのものだからクオリティは期待できない。付け焼き刃知識になったが、簡単に、原作らしさ……を探して当日朝の告知とすることにした。

『今を楽しめ』ではなく『今日を楽しめ』としたのは、原作の核ともなる台詞だったので流石に恐れ多かったのと、
ほぼ一日中開催されるイベントを踏まえてである。楽しんでくれると幸いだ。


と、ここまで書いたが超個人的かつ重要な問題が二つ迫っていた。
・自身の原稿進捗の遅れ
・傍らでやっていたMMOの超大型アプデとスケジュールが被る

自分の原稿の遅れは、元から察していたのと想像以上に運営業務がバタついていたので仕方がないと思っていたのだが
後者は正直言って予想していなかったので、泡を吐く思いになる。推しコンテンツと推しコンテンツのブッキングは予想以上に頭をバグらせる。

と言っても被ったものは仕方ないので、運営業務を前倒しにし、予約ツイート機能等を利用しながらできるものを進めていく。
イベント当日はイベントに集中しつつ、前日はMMOをやりつつ原稿をしようという形になった。web媒体、無配の時間の自由さにはかなり救われた。

進行度はかなり良かったので、ほぼスケジュール通りに(原稿以外は)進む。

あとは各種問い合わせやサークルの紹介ツイートをRTするなど、そういった業務をこなすだけだ。



12月1日

ついに12月になる。

本当にイベントをやるのか不安になりつつ、マップ画像等の打ち合わせをする。


マップ画像を作ってくださったのは配信企画のラジオでもサブDJをしてくださったかれ〜るうちゃんだ。
彼女のイラストレーターとしての力がここで爆発する。

隙間時間で作ったというにはあまりに完成度の高いものが送られてくる。
マップを確認しつつ、意見を送る程度しかできなかったことが悔やまれる。しかし、本当に良いものが届いた。
かれ~るうちゃんの活動場所はこちら→
Twitter:るちか
    かれ~るう
    作画資料るちかポーズ
Youtube

ここで反省すべきはマップ画像の確認を実際の会場に反映させながらしなかったことだった。
というかその時間がなかったと感じたので、次に生かしたいと思う。

※20220815加筆
ここで反省すべきはマップ画像の確認を実際の会場に反映させながら、るちかさんと一緒に確認することだった。サイズ感や実際の会場ではどのように見えるのか……その確認について、わたしが時間を用意することができず、るちかさんにも申し訳ないことをしてしまった。本当にすみません。


また、ピークタイムに何をしようかと考えたがマップ画像観光なんていいんじゃないかと考えたりする。
告知してもいいのだけれど、ピークタイムに別のことをしようと思っている方もいらっしゃるだろうから、しない方向性で一旦決め打ちする。意見があれば出るだろうし、わからないことだらけなのでとにかくやれることをやるように。それだけを考える。



12月3日

MMOのアーリーアクセスが始まってしまう。
楽しみつつ作業を進める。


配信企画の進行表の不備が無いかをチェックする。
進行表についてはかれ~るうちゃんが用意をしてくださったので、それをより詳細に詰める。
と言っても、打ち合わせの時に3人で話してしまったことも山のようにあるので、時間はそれほどかからないだろう……
※後に大誤算となる。


配信企画にはサムデイのアレンジを利用させていただくことになった。
原曲を配信するには権利等の問題でかなり難しいのだけれども、自作した(された)ものならばかなり融通が利く。
元はかれ~るうちゃんが「歌ってみた」をやろうと思い、作成していただいたものらしい。
ファイルをいただいたとき良アレンジなので驚いた。人の熟練の技たちが集いすぎていて、本当にイベントの規模が計り知れないものになっている。
※BGMも音量バランスの調整が生きていなかったのでもう少し頑張れば良かった。反省。

作成していただいたひでよしさんのyoutubeチャンネルはこちら
※ラジオでかれ~るうちゃんが話していた楽曲はこちら



12月4日

イベント直前。
自分の頒布物の用意に手間取る。

運営的な告知ツイートなどは既に用意を終えていたので、自分のことを優先させた。
店舗画像、お品書き、サークルカット……山のようにしなくてはいけないことがある。

本来ならば私がこういうやり方がが良いよ! などの案内をしようと思っていたのだが、時間が無く断念してしまった。
だが開場前の様子を見ても、参加者の方々はしっかりと調べ、準備を尽くしてきてくださったように思う。
本当にうれしい。ありがとうございます。


当日は起きれなくとも大丈夫なように用意をしているのだけれども、一応早めに眠る。



12月5日

イベント当日。




動画の登場人物はラジオのアバターにした。
やはりこれもキャラクターの私物化などいろいろ思うところがあったのと、今回はpictSQUARE UGでの開催であり、渋谷UGではないんだよ、というのを表現したかったのもある。
ゲームマスター兼指揮者兼運営……ということになるのだろうか?笑 そうしたらこのシークレットレポートの意義もかなり変わってしまう。


そして開場の時間を迎える。


会場を移動するアバターの群れが、当日の盛り上がりを表現してくれている。
おそらく買い物に夢中になっているであろうから、邪魔をしないように自分も買い物に向かう。
既にTwitterでは完売報告をしているサークルもあり、人の多さに感動する。
この時点でホール人数126人程度だった。すごい人数だ…



そして驚くことに海外の方の参戦報告ツイートが!
Webならではの光景である。まさか海外からの参戦があるとは思わなかったので急いで許可を取りツイートのシェアを依頼した。
あらゆる人々が参加してくださるのがとてもうれしい。ありがとうございます。



「リブートラジオ!!」の最終打ち合わせの時間になる。


緊張がひどくどうしようもない状態になる。ひたすらお茶とフルーツティーを交互に飲む。
終始かれ~るうちゃんもねーろさんも和やかな雰囲気を維持してくださったのがとてもうれしい。

FTA(ファイナルタイムアタック)を走ろうという提案をしたのはこちらからだった。
いわゆるボスラッシュなので、コメントでも盛り上がれるだろうし、何よりこんなことあったなあ、と思い出深い気持ちになれるのが理由だ。
チャプターを選んでも良かったのだけれども、どれを選ぶかによって時間が左右されやすいので今回は却下した。
次回があればやってみてもいいかな? と思う。



ピークタイム突入。


マップ案内をしながら楽しむ。
積極的にチャットが流れ、楽しい時間が続いた。
というか想像以上に盛り上がっているので、きちんと告知をすれば良かったな…と思い至る。反省。

マップのバーチャル渋谷に感動した方々が多く、かれ~るうちゃんともうれしいね、と話す。
個々のスペースのデザイン力にも驚かされる。このジャンルはやっぱりセンスの良い人々が多い……!



ラジオ本番。

用意した簡易台本を見つつ進めたものの、コメントのネツも凄まじく、打ち合わせ以上に楽しいものとなった。
アンケートの様子を見る限りでは、聞いてくださったリスナーの方々も楽しんでくださっていたようなので本当に嬉しい。

おたよりのネツには本当に驚いた。
このゲームが好き! という気持ちがいっぱい集まれば良いな、と思ったのだけれども、個々の着眼点が異なることもあって「こんな楽しみ方も!?」と見させていただいた。
本当はすべてにコメントをしたかったのだけれども、時間の問題もあったので一旦断念。
けれどもかれ~るうちゃんの機転もあり救われた!! ありがたいかぎりである。

ねーろさんのプレイスキル(RTAとしてのやり方)に目を見張った方々も多いのではないのだろうか。
RTAの方々は非常にプレイスキルが高いというのがよくわかる。それだけではなく、その調査能力(いかに早くしてクリアするかの)もあるのでコンプされたバッジの数々は計り知れない。
えー!? という声もそうだし、今回のプレイを見て楽しんでくだされば幸いだ。特にまたゲームをしたくなった、というなら尚更のことだ。

大誤算だったのは予定していた時刻をかなりオーバーしていたということだ。
次回があれば、きちんと時刻を確認しながら……というかタイムテーブルを守る進行にしたいと思った次第。



ラジオが終わり、ひとまず昼寝をする。
疲れてしまった…のもあるし、お目当ての本や展示を確認したので、それを読みつつ眠った。


終了までは交流などをしつつ、会場を回った。
二時間前近くから「終わらないでくれー!」という声を聞く。本当に楽しんで貰えたようで何よりだ。

驚いたのは自主的にというか、名残惜しさからだろうか、真ん中の噴水スペースに参加者の方々が集まっていたことだった。
おかげで話しやすい雰囲気というか、一人では無いという感覚が味わえたのではないだろうか。

次回開催について「祈っておいて欲しい」と言ったのは、私自身のスケジュールが不透明だということもあるが
今回の開催が確実に成功する保証はなかった、というのもある。
結局は杞憂だったものの、反省点は多いと思ったので考慮の時間を用意したいのが本音だ。
アンケート、送っていない方がいれば是非おくっていただきたい。
開催における後日アンケート



そして閉会。


主催が立ち退かないのも問題だと思い時間きっかり頃に私はイベント会場から抜けたものの、実はpictSQUAREの会場がすぐに閉場しないということを利用してなのか、二次会なるものが開催される。
いい概念だな…と思ったので今度は二次会会場(アフタートークのようなもの)ができれば良いな、と思った。

閉会間際に「シークレットレポートお願いします!」という声があったのも面白かった。
もちろん先述したとおり、ゲームマスター兼指揮者兼運営ということになるので意義はかなりおかしなものになると思うのだが……
イベントはこんな感じで運営されているんだな、という裏話を楽しんでいただければ幸いだ。

この日はよく眠った。本当に。



12月7日

いろいろと落ち着いたのでお礼の報告をする。
関わってくださったみなさまには感謝しきれない。

次回の開催は前向きに考えている…が、目下真っ先に浮かぶのは経費等の資金的な問題だ。
今回は私から捻出したけれども(と言ってもかかったものはお礼の品程度なのだけれども)、次回開催においてやるべきことが増えるとなれば、徴収した方が良いのでは、という声もある。
ひとまず考えておく+相談を適宜すべきだと思うので、ひとまず年内の報告……はできたらいいなと思えるレベルだ。


このレポートを書いている間も気持ちが昂ぶって仕方が無かった。
参加してくださった・協力してくださった・楽しんでくださった方々には頭が上がらない。
本当にありがとうございます。


数字的な話をすれば、
サークル参加89名(運営・個人サークルとして私が2つ利用しているため)
一般参加253名(pictSQUAREの数字だけ見れば)
が参加していたことになる。


本当にすばらしいことだ。
小さな提案がここまで大きくなったことに感謝を。
付き合ってくださったすべての方々に感謝を。
本当にありがとうございます。


次回があれば、また渋谷でお会いしましょう。

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