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地続きの堕落

すっかり秋になってしまった。
ようやく秋になったと書いたほうがいいか。絶妙な寒さと太陽のささやかな陽光に、秋晴れを覚える。
noteから九月中に更新すれば、連続更新ですよ! と告知をもらったのに忘れていた。
秋は得意じゃない。気分が良くなくなる。いわゆる、躁状態になりやすい。

先日ついに障害者手帳の申請をしてきた。自立支援医療についても、行ってきた。
実はこの作業、六月辺りに看護師の友人から勧められてやっとした手続きだ。
どうしてしなかったのかと言えば、金銭の問題もあるし、心理的な問題もあった。

私は普通に憧れている。
何か違うと言われ続けていた身なので、普通になれることが一番の目的と言っても過言ではなかった。
何が違うのかはさておき、それでも怒られたことはなくともいじめられたり、貶されたり、いや怒られたこともあるか。とにかく苦労してきたので、普通に生きて普通に過ごすことが目下一番の目標だったのだ。
それが手帳で破壊される気がしていたから、ずっとしていなかった。

精神を悪くしているというのは、まあよくわからない。
自分は普通だし、たまに調子よく勢いづいたことができるし、たくさん話せるし、それがいいことだと思っていたが、それは躁状態らしいのだ。
だから治さなきゃいけない。他人に迷惑をかけないためにも、自分のこれからのためにも。
ただ、普通になって何がしたいというものもない。もうなれないものばかりだ。

キャリアウーマンというものに憧れていた。
仕事と趣味の両立をしながら、どちらも成果を上げて、褒めてもらいたかったのだと思う。誰に? 多分両親に。
まあその両親(特に父)から家を追い出されそうになっているので、もうそれもいいかな、と思っている。
目標がない。働くのもなあなあで、体調が壊れると全て瓦解する。だから続かない。両親が心配と、父は説教をする。また体調が悪くなる。その繰り返し。
基本的に働かないと居場所がない家なので、無理をしてでも働く。休めと言われてもかなり厳しい。母は良くても父が許さない。
いやなんつー家だよ。さっさと出ろ。

何か目的がある? 短期なら。短期ならある。旅行に行きたいだとか、そういうものはある。ただ長期的なものはない。だらだらと生き続けるのも他人に迷惑をかけるだろうし、さっさと遺書を書いて終わったほうがいい気もする。亡くなるのも迷惑だろうが、ぱっとしたものが浮かばない。
とにかく早く終わりたい気持ちが勝っている。いつだって終わってほしい。
生きがいなんて嘘だ。延命しているだけだ。地続きの堕落だ。


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