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ミドルデッキいろいろ②

こんにちは。今回は私の使っているミドルデッキ紹介第二弾ということで、前回はホビーユースのデッキだったが、今回はフリプやイベントである程度実績のあるデッキを載せたいと思う。

①The Rock

[Main]
4:《極楽鳥/Birds of Paradise》
4:《花の壁/Wall of Blossoms》
3:《ヤヴィマヤの古老/Yavimaya Elder》
3:《貪欲なるベイロス/Ravenous Baloth》
4:《ブラストダーム/Blastoderm》
4:《強迫/Duress》
4:《陰謀団式療法/Cabal Therapy》
4:《悪魔の布告/Diabolic Edict》
3:《生ける願い/Living Wish》
4:《破滅的な行為/Pernicious Deed》
1:《黄塵地帯/Dust Bowl》
4:《ラノワールの荒原/Llanowar Wastes》
4:《樹上の村/Treetop Village》
6:《沼/Swamp》
8:《森/Forest》
[Side]
1:《起源/Genesis》
1:《隆盛なるエヴィンカー/Ascendant Evincar》
1:《黄塵地帯/Dust Bowl》
1:《貪欲なるベイロス/Ravenous Baloth》
1:《骨砕き/Bone Shredder》
1:《萎縮した卑劣漢/Withered Wretch》
1:《ウークタビー・オランウータン/Uktabi Orangutan》
1:《ファイレクシアの抹殺者/Phyrexian Negator》
1:《魂売り/Spiritmonger》
2:《仕組まれた疫病/Engineered Plague》
2:《帰化/Naturalize》
2:《ファイレクシアの炉/Phyrexian Furnace》

このデッキについては過去記事で散々語り尽くしたので、もはや言うこともあまりない。誤解なきようにしておきたいが、私はこのデッキが好きだ。第二回文化祭で人生初の勝ち越しを私に贈ってくれた、育ての親(?)のようなデッキである。ブラストダーム、極楽鳥、破滅的な行為など、90年代生まれ私が「あの頃」の郷愁に浸れるのも、このデッキから離れられない大きな理由だ。近頃はメタのせいで雌伏の時代を強いられているが、使いやすくオールマイティなデッキであることには変わりがないので、折に触れてまた使っていきたいと少し思い直しつつある今日この頃である。現状魂売りがノイズになっていて、有望なウィッシュボードクリーチャーがあれば交代させたい。

②バーン(スライ)

[Main]
4:《モグの狂信者/Mogg Fanatic》
4:《ジャッカルの仔/Jackal Pup》
4:《渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer》
4:《ボール・ライトニング/Ball Lightning》
4:《炎の印章/Seal of Fire》
4:《ショック/Shock》
4:《稲妻/Lightning Bolt》
4:《火葬/Incinerate》
4:《火炎破/Fireblast》
2:《硫黄の渦/Sulfuric Vortex》
2:《呪われた巻物/Cursed Scroll》
20:《山/Mountain》
[Side]
3:《過負荷/Overload》
2:《発展の代価/Price of Progress》
4:《赤霊破/Red Elemental Blast》
2:《Anarchy》
2:《呪文ショック/Spellshock》
2:《ファイレクシアの炉/Phyrexian Furnace》

私はミドルしかプレイしていないが、赤単というアーキタイプはどのフォーマットにも一定の非常に熱心な信者(?)が必ずいる印象を勝手に抱いている。それだけ強く使いやすいという事なのだろうか。強い割に比較的安価で組めるというのも、親しみやすい理由かもしれない。ミドルでも例に及ばず赤単は根強い人気があるように見える。晴れ◯屋のリスト入りの件数を見てもそれは明らかだろう。ベテラン勢の話では実は扱いが難しいという人もいる。正直、私はあまりそう感じたことはない…。しかしそれは私がただ手なりで火力をぶっ放しているだけだから…という可能性が高い。ダメージ暗算の末に、火炎破でピッタリ20点削り切った時にしか分泌されない特定の脳内物質が根強い赤単人気を支えているのかもしれない。構成も個々人によって微妙に採用カードや枚数が異なるのも面白い。一見単純なようで奥深いデッキだと思う。※呪文ショックは、より受けの広そうなPyrokinesisに変更した。

③デッドガイエイル

[Main]
4:《カーノファージ/Carnophage》
4:《ナントゥーコの影/Nantuko Shade》
4:《幽体オオヤマネコ/Spectral Lynx》
4:《賛美されし天使/Exalted Angel》
4:《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
4:《強迫/Duress》
4:《トーラックへの賛歌/Hymn to Tourach》
4:《名誉回復/Vindicate》
4:《ファイレクシアの闘技場/Phyrexian Arena》
4:《コイロスの洞窟/Caves of Koilos》
4:《汚れた原野/Tainted Field》
12:《沼/Swamp》
3:《平地/Plains》
1:《コーの安息所/Kor Haven》
[Side]
1:《赤の防御円/Circle of Protection: Red》
2:《暖気/Warmth》
1:《絶対の法/Absolute Law》
1:《崇拝/Worship》
2:《非業の死/Perish》
2:《仕組まれた疫病/Engineered Plague》
2:《解呪/Disenchant》
2:《聖なる場/Sacred Ground》
2:《トーモッドの墓所/Tormod's Crypt》

典型的なグッドスタッフソーサリーデッキ。ナントゥーコの影、賛美されし天使、剣を鍬に、名誉回復といったパワーカードを詰め込んである。モックスダイアは入っていない。(そもそも持ってない。)ドロソはネクロを試した時期もあったが、大量にライフを払って何も引かず爆死というパターンが頻発した。例えば瞬殺コンボデッキのような、ライフを大量ペイしてでも「これさえ引ければ勝てる」という1枚が無い為、デッキコンセプトに見合っていないと感じた。その為、より汎用性のあるファイレクシアの闘技場を採用した。幽体オオヤマネコはディードを再生で避けたり、ムルタニを止めたりなかなか働き者。ナントゥーコの影は言わずもがなの強力なアタッカー兼ブロッカー。死のわしづかみを主軸に据えてアリーナドレイン型にチューンしたこともあったが、いかんせん大振り過ぎてモッサリ感が強く、全く振るわなかった。相手のターンに出来ることは剣を鍬にを撃つことくらいしかない。自分で挙げておいて言うのもなんだが、正直大勝ちするタイプのデッキではない。ただプレイのし易さとビジュアルが気に入っている。私の趣味的にこういうシンプルで真っ直ぐなデッキが好きなんだと思う。

④カウンタースリヴァー

[Main]
4:《板金スリヴァー/Plated Sliver》
4:《筋肉スリヴァー/Muscle Sliver》
4:《有翼スリヴァー/Winged Sliver》
4:《水晶スリヴァー/Crystalline Sliver》
4:《手練/Sleight of Hand》
4:《先触れ/Portent》
4:《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
4:《目くらまし/Daze》
4:《対抗呪文/Counterspell》
4:《意志の力/Force of Will》
2:《冬の宝珠/Winter Orb》
2:《宝石鉱山/Gemstone Mine》
4:《真鍮の都/City of Brass》
4:《知られざる楽園/Undiscovered Paradise》
8:《島/Island》
[Side]
1:《赤の防御円/Circle of Protection: Red》
1:《解呪/Disenchant》
1:《天啓の光/Ray of Revelation》
1:《浄化の印章/Seal of Cleansing》
2:《寒け/Chill》
1:《崇拝/Worship》
2:《たい肥/Compost》
2:《ハルマゲドン/Armageddon》
2:《仕組まれた疫病/Engineered Plague》
2:《ファイレクシアの炉/Phyrexian Furnace》

元はとろchさんのレシピを借りパクして、マツバガニさんの5cスレッショルドの風味をほんのりつけたしてアレンジしたものだった。スリヴァーはmtgで最もアイコニックな部族の一つだと思う。エルフ、ドワーフ、ゴブリン等は他のファンタジー作品にも登場するが、スリヴァーはmtgだけの唯一無二の部族である。(多分。)かく言う私も某コ◯コ◯で主人公の使う針刺スリヴァーに強い印象を受けた世代だ。デッキは典型的なクロックパーミッションで、ソーサリーデッキには強い。水晶スリヴァーのお陰でピン除去耐性も高い。場に水晶スリヴァー、筋肉スリヴァー、有翼スリヴァーがいて、カウンターを構えられれば勝利は間近。5cスレッショルドとの違いは墓地依存のリスクは低いものの、いかんせんクリーチャーが小粒であること、蓄積した知識で4ドローからの野生の雑種犬で6~10点が飛んできて、一気に致死圏内に突入(もしくは即死)などのトリッキーな芸当ができない事だろうか。プレイの指針としては徹頭徹尾、初手で妥協しない事。マツバガニさんの記事では島1、生物1、五色地形1がキープの条件だと記されていたがそれを遵守する事。下手に初手に島と先触れがあるからと言ってヌルキープして死んだ回数は数知れない。特殊地形の依存度が高いため土地破壊に弱いのも弱点。このデッキは海外トーナメントと店舗大会で充分楽しませて貰ったので、(結果は決して芳しくなかったが…。)新造デッキのパーツ取りの兼ね合いもあり暫くは寝かせておくことにする。

⑤テラゲドン

[Main]
4:《雨ざらしの旅人/Weathered Wayfarer》
4:《敏捷なマングース/Nimble Mongoose》
4:《熊人間/Werebear》
4:《土を食うもの/Terravore》
2:《賛美されし天使/Exalted Angel》
4:《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
4:《獣群の呼び声/Call of the Herd》
3:《ハルマゲドン/Armageddon》
2:《森の知恵/Sylvan Library》
1:《ズアーの宝珠/Zuran Orb》
4:《リシャーダの港/Rishadan Port》
4:《不毛の大地/Wasteland》
4:《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
1:《黄塵地帯/Dust Bowl》
1:《コーの安息所/Kor Haven》
2:《ナントゥーコの僧院/Nantuko Monastery》
4:《低木林地/Brushland》
4:《平地/Plains》
4:《森/Forest》
[Side]
1:《赤の防御円/Circle of Protection: Red》
2:《暖気/Warmth》
1:《絶対の法/Absolute Law》
1:《崇拝/Worship》
2:《たい肥/Compost》
1:《沈黙のオーラ/Aura of Silence》
1:《天啓の光/Ray of Revelation》
2:《解呪/Disenchant》
2:《呪われたトーテム像/Cursed Totem》
2:《ファイレクシアの炉/Phyrexian Furnace》

別のデッキの話になるがPremodernから彗星の如く現れた「オースポンザ」は非常に強力なデッキだ。先手1T目モックスダイア、フェッチ、オースセットで返しのフェアデッキにできることはほぼ無くなる。送り火など撃たれた日にはテラボアがなるべく早く捲れる事を祈るくらいしか出来ることがない。ミドルの海外トーナメントにもユーザーがいた事から、このデッキがミドルプレイヤーにも注目されており、デッキパワーも折り紙付きだと言う事が分かる。私とて出来ることなら組んでみたかった。オースはある。テラボアもある。問題はモックスダイアが無いことである。今更あんな高いものを買えるはずもなく、言うまでもなく私も断念した。しかし類似のデッキでテラゲドンなら組めそうだと言うことに気づいた。フェッチ、不毛の大地、リシャーダの港、黄塵地帯、雨ざらしの旅人といった汎用基幹パーツさえあれば組めそうである。(それでも安くはないのだが…。)しかも自爆できる土地とスレッショルド持ちの生物など、パーツ同士が相互に無駄なく結びついておりソリッドで自分好みのデッキだと思った。獣群の呼び声をフル活用できるのも魅力的だ。なんとか完成に漕ぎ着け、何戦かフリプをした感触は今のところ良好である。まだ構築してから日が浅いので、これから欠点が露呈する可能性もなくはないが、私はこのデッキに関しては現状好感を持っている。

⑥アングリーハーミット2

[Main]
2:《縫合グール/Sutured Ghoul》
3:《クローサの雲掻き獣/Krosan Cloudscraper》
4:《隠遁ドルイド/Hermit Druid》
4:《強迫/Duress》
4:《陰謀団式療法/Cabal Therapy》
4:《神秘の教示者/Mystical Tutor》
4:《入念な研究/Careful Study》
4:《死体発掘/Exhume》
3:《浅すぎる墓穴/Shallow Grave》
3:《生き埋め/Buried Alive》
2:《クローサ流再利用/Krosan Reclamation》
1:《ドラゴンの息/Dragon Breath》
4:《真鍮の都/City of Brass》
4:《地底の大河/Underground River》
4:《カープルーザンの森/Karplusan Forest》
4:《宝石鉱山/Gemstone Mine》
4:《ラノワールの荒原/Llanowar Wastes》
2:《反射池/Reflecting Pool》
[Side]
4:《寒け/Chill》
4:《防御の光網/Defense Grid》
4:《崩壊/Crumble》
1:《天啓の光/Ray of Revelation》
2:《棺の追放/Coffin Purge》

レガシー禁止級のカードでデッキを組めば強いデッキを組めるのでは?という試みからはじまったデッキ。たたき台を作ってから少しずつプレイと改造を重ねていた。私は基本的にフェアデッキしか握らないので、こういうコンボデッキのお互いの一方通行を押し付け合うプレイに慣れていない。勝ったり負けたりしながら、一旦今の構成に落ち着いた。メインの隠遁ドルイドルートを潰されても、実はいろいろあの手この手でコンボに繋げられるのが案外面白い。これから弱点が露呈して構成が変わる可能性はある。ヒコヒコさんの記事を読んで感じたのだが、レガシーだけでなくエクテン、スタンで禁止されていたカードにも注意を払うべきだったかもしれない。または一度禁止されたが今は解除されたカードなど。私はいわゆる競技シーンに立ち会えなかった人間なのでそのあたりの経験と感覚が乏しく、mtgwikiで後知恵をつけるしかなかった。おそらく多くのプレイヤーは既に見たであろうから、今更私が紹介するのも何だがこちらの記事で一連のカードがリストアップされていて非常に参考になった。強いかはともかく、この並びの中では個人的に一番「ミドルスクールっぽい」デッキな気がする。

⑦ネクロストーム

[Main]
4:《ギックスの僧侶/Priest of Gix》
4:《強迫/Duress》
4:《陰謀団式療法/Cabal Therapy》
4:《陰謀団の儀式/Cabal Ritual》
2:《Contagion》
2:《殺し/Snuff Out》
4:《苦悶の触手/Tendrils of Agony》
4:《ゾンビの横行/Zombie Infestation》
4:《ネクロポーテンス/Necropotence》
4:《ウルザのガラクタ/Urza's Bauble》
4:《水蓮の花びら/Lotus Petal》
4:《漆黒の要塞/Ebon Stronghold》
16:《沼/Swamp》
[Side]
2:《闇の旋動/Spinning Darkness》
2:《Dystopia》
2:《仕組まれた疫病/Engineered Plague》
2:《ネビニラルの円盤/Nevinyrral's Disk》
4:《防御の光網/Defense Grid》
3:《トーモッドの墓所/Tormod's Crypt》

ネクロポーテンスを何とか強く使えないかと持て余していた折、海外リーグでリストを拝見したことに触発されて組んだ。何回かの小改造を経て今の形になった。相変わらずバーンと、ライフを狙ってくるデッキには弱い。「硫黄の渦を張られたら投了」というのも癪なので、申し訳程度の対策としてネビニラルの円盤をサイドに入れた。とはいえ焼け石に水程度のもので、自分でも間に合うとも対策として充分とも思わないが、何もせずに予定調和的に負けるよりは、「ま、サイドインしたけど間に合わんかったな!」という言い訳が出来る方が精神衛生的に「僅かながらマシ」だからに過ぎない。アングリーハーミット2との共通点として、コンボデッキの宿命と言うべきか、勝てる時はそれなりに勝つが、負ける時はあっさり負ける。個人的にフェアデッキよりも初手のキープ基準の柔軟性が低い事が苦手だ。ただスムーズに回るときは面白くユニークなデッキだなと思うので、今のところはそれなりに気に入っている。

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