【短歌】タンタカタン　タンタカタンタン　これくらい陽気なリズムで生きたい短歌

【短歌】新しい月になっても人間はリセットされず地続きの日々

【短歌】君おいて遠くに来たこと悔いてない　たられば来世　やっぱ言わない

【短歌】Xに問いかけられる「いまどうしてる？」きみからふいに届けばいいのに

【短歌】「越えられない試練は与えぬ」なら人は死なないはずだよ寿命以外で

【短歌】海老に火が通っているのにおどろいた今では汽車を電車と言います

【短歌】回鍋肉青椒肉絲八宝菜大盛炒飯鱈腹渇求

【短歌】目に見えるものだけ信じて吹聴す視野狭窄の大きな子供

【短歌】「大丈夫、しんどくないよ」紫陽花がほんとの花びら隠すみたいに

【短歌】うつくしい夜明けは来ないそれでもいい　夜の歩き方探して幾月

【短歌】たいせつな思い出だけを抱いて海　救命胴衣にならなくていい

【短歌】物干しで風に揺れてる服たちの顔ぶれがらり　また夏が来る

【短歌】また今日も息をしながら死んでいる　いのちの主張は皮下で波打つ

【短歌】勇敢に駆け抜けたまま去る君へ「ゼロからがんばれ」それだけ贈る

【短歌】おはようも布団をきれいに畳むのもたいせつだったと出発前夜

【短歌】つぶれそな心とからだ連れ帰り何も聞かない母の焼き鮭