市長就任から140週。厳しい判断。

みなさまこんばんは。日置市長の永山です。

就任から140週が経過しました。

今週は、非常に厳しい判断を地域の皆さんにお伝えする一週間となりました。

吹上砂丘荘の閉館について

旧吹上町にて昭和45年12月にオープンし、50年以上にわたって営業を続けてきた吹上砂丘荘について、来年(令和7年)3月31日をもって閉館するという方針を表明しました。

吹上砂丘荘の単年度損益は平成22年度から赤字に転じ、当初は黒字のころに積み上げていた基金を取り崩してきましたが、その基金も底をつき、以降は赤字を市の一般会計から補填している状況でした。

この間、ゆーぷる吹上と重複する機能を統合するなどの経営改善を行ってきましたが、従業員の確保が困難な中で一部営業を縮小せざるを得ず、施設の老朽化もある中で、今回の判断となりました。

今後については、砂丘荘の果たしていた役割の代替として、健康交流館ゆーぷる吹上の館内機能の充実を図ります。ゆーぷる吹上については、多くの市民の皆様にご利用いただいているプール、温泉の利用を今後も維持するとともに、食堂機能と宿泊機能の強化にあたります。

また、吹上地域の誇る吹上浜、松林などの自然景観を生かしたアクティビティの新規誘致、脱炭素先行地域の重点エリアとしての取り組みなどを通して、吹上地域の活性化についても、引き続き全力で取り組んでまいります。

今週2月1日(木)には、吹上地域の皆様に対して説明会を実施しました。吹上地域のシンボルとして地域で愛されてきた施設を閉じるという意思決定は非常に苦しいものですが、ご理解をいただけますと幸いです。

なお、吹上砂丘荘の営業については、年明け令和7年2月までを予定しています。ご理解を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

砂丘荘では現在も多くの従業員が仕事を頑張ってくださっています。施設を支えてくださっている従業員の皆さまには、普段のご尽力に対して、改めて感謝を申し上げます。

また、吹上砂丘荘を使っていただいているすべてのお客様にも、ご愛顧に感謝を申し上げます。残り1年となりますが、久しぶりのご利用も含め、ぜひ多くの皆様にご利用いただければ幸いです。

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永山レポートは、2021年5月29日の日置市長就任後、永山が毎週の動きや感じたことを広く皆様にお知らせするものです。

毎週金曜日の夕方に更新しておりますので、よろしければ今後もお付き合いいただけますと幸いです。

永山由高



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