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市長就任から54週。ふるさと納税の活用拡大へ。

みなさまこんばんは。日置市長の永山です。

就任から54週が経過しました。今週はふるさと納税に関する新しいチャレンジについてのご紹介です。

1.吹上高校でガバメントクラウドファンディングに挑戦

先週6月1日より、鹿児島県立吹上高等学校への支援をお願いするプロジェクト型のふるさと納税(=ガバメントクラウドファンディング)を始めました。

鹿児島県立吹上高等学校は、創立97年を迎え、工業系学科と商業系学科を有し、県内外に多くの人材を輩出しています。しかし、昨今の少子化の進展により、年々生徒の減少が進んでいます。

この現状を打開すべく、「吹高から地域の未来を切り拓け!夢創プロジェクト」を立ち上げました。この取り組みは、生徒確保のためのPRや、生徒の支援を行う様々な取り組みを行い、企業の求める人材を育成するとともに、日置市で活躍する若者を増やすことを目指すものです。

これまで日置市は吹上高校に対して補助金という形で支援をしてきました。一方で、市の財政状況が厳しくなる中で今後も継続して補助金の形で支援を続けるのが難しくなり、このたびふるさと納税を活用して卒業生や保護者の皆様に幅広くご支援を募ることになりました。

2.日置市におけるふるさと納税の推移

日置市のふるさと納税金額は年々増加傾向にあります。

HP「自治体オープンデータ」日置市のふるさと納税推移

ここ5年は大きく伸びて2020年は13.6億円を確保していますが、2021年は15億円程度となり、全国の自治体が取り組みを強化する中で伸び率は鈍化しつつあります。

私としては、ふるさと納税の本来の主旨である「地域を思う気持ち」「地域を応援したいと願う気持ち」を軸としたプロジェクト単位でのふるさと納税に並行して取り組み、結果的にふるさと納税にこれまで接点のなかった方々にも日置市へのふるさと納税を知っていただく必要性を感じています。

今回の吹上高校での事例は、吹上高校の卒業生や保護者の皆様にご支援いただき、公開直後からすでに55万円ものふるさと納税が集まりつつあります。

既にご支援いただいている皆様、本当にありがとうございます。

募集期間は今月末までとなっています。日置市外にお住まいの皆様、この形式でのふるさと納税には返礼品はありませんが、皆さんにいただいた支援金は手数料を除いた全額が吹上高校生の挑戦の後押しになります。

ご支援のほど、なにとぞよろしくお願いします。

3.財源確保にオール日置で取り組む

今回の吹上高校のガバメントクラウドファンディングの事例は、これまで補助金を活用して実施していた事業を、自ら資金調達する方向に転換するという大きな意味を持っています。

また、補助金であれば上限が決まっていましたが、自ら資金調達する場合、頑張り次第で調達金額の上限を大きく伸ばすことも可能です。

ふるさと納税という取り組みの大部分は買い物の代替として捉えられていますが、本来の主旨としては地域を応援する気持ちをもった方々に遠隔地からの納税という形で遠く離れた地方自治体を応援するというものです。

市としても、ふるさと納税は独自に確保できる貴重な財源となります。市内の様々な団体や組織の皆さんと連携し、プロジェクト型ふるさと納税=ガバメントクラウドファンディングも含めて様々な形で取り組んでまいりたいと思います。

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永山レポートは、2021年5月29日の日置市長就任後、永山が毎週の動きや感じたことを広く皆様にお知らせするものです。

毎週金曜日の夕方に更新しておりますので、よろしければ今後もお付き合いいただけますと幸いです。

永山由高


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