市長就任から36週。コロナ禍で「次の当たり前」を探る。
みなさまこんばんは。日置市長の永山です。
就任から36週が経過しました。
引き続きコロナ対策を最優先しながら、今週はコロナ禍だからこそ、今チャレンジすべきことに対しても意識的に取り組んでいます。
１．ホームページでのコロナ対策ボードは随時見直し中です
就任直後に掲げた日置市のコロナ対策の一つが、市からの情報発信の強化でした。昨年6月からは市役所のトップページにコロナ対策の状況と市民の皆様向けの発信内容を整理して「コロナウイルス対策ボード」として表記し、原則として毎日更新しています。
このボードでの表記内容は、市のコロナ対策会議の中でも都度議題に上がります。「いま市民の皆様に何をお伝えすべきか」を常に考えながら、内容の組み換えを行うようにしています。
これまでは総数で表記していた市内感染者数については、直近2週間の日別の推移を表記するようにしました。
様々な情報の中で、市民の皆様にとって欲しい情報をいち早くお届けできるように、今後も知恵を絞ってまいります。
２．避難所運営の新様式へ
コロナ禍では各種災害の際の避難所運営においても通常時とは異なる配慮が必要になります。
1月31日にGcomホールディングス株式会社様との間で、「デジタルケア避難所システムに関する連携協定」の締結式を行いました。
デジタルケア避難所とは、避難者の情報を非接触かつ自動的にデータ化し、管理・分析するシステムを指します。
これにより、スマートフォンをお持ちの方は、事前にユーザー登録をしておくことで、避難所ではQRを提示するだけで受付を済ませることができます。他にもマイナンバーカードや免許証といった身分証の情報を読み取り受付を行うことができるため、スマホを使い慣れていない方も含めて、避難所利用を合理化・簡素化できるようになります。（詳細は、下記のプレスリリースをご参照ください。）
この仕組みは避難所運営だけでなく、市内の様々なイベント開催時などにも応用可能な仕組みとなります。感染症対策が必要な様々な現場で、運用を検討していきたいと考えています。
３．給食センターの営業を再開します
先週のレポートにて、伊集院学校給食センターの一時業務休止と、代替措置としてのお弁当の運用について書きました。
そして今週、2月1日（火）～4日（金）の4日間については市内飲食店の皆様にご協力いただき、希望するご家庭の園児・児童・生徒さんにお弁当をお届けする仕組み（希望する方に対する有料での取り組み）を運用することができました。
急なお願いにもかかわらず対応ご協力いただきました飲食店の皆様、配達に現場で協力いただいた先生方、仕組みづくりに急ピッチで動いてくださった職員の皆様、本当にありがとうございました。
この間、多くのご家庭ではお弁当をご用意いただきました。給食センターの業務休止によってご負担をおかけしたすべての皆様に改めてお詫び申し上げます。そしてこの間にご協力いただいたすべての皆様に心よりお礼申し上げます。
給食センターは2月7日より通常稼働を再開できることとなりました。これからも安心安全なおいしい給食を児童・生徒の皆さんにお届けしてまいります。
４．小中学校における自宅でのタブレット活用に向けて
現在、市内で複数の小中学校のクラスが学級閉鎖などの対応をとっています。今後においても、コロナ禍で通学ができない状況が見込まれます。
市においては、昨年より全児童生徒にタブレットが配布されていることから在宅での授業環境の構築に向けて準備を進めてまいりました。
現時点では、①各御家庭のインターネット通信環境に開きがあること ②現場のすべての先生方のスキルの向上を図る必要があること など、平等な教育機会の確保という観点からはまだ完全に解決できていない問題もあります。
しかし、出来ることからやっていきたいという想いもあり、すでに一部のクラスにおいては先行してオンライン環境での資料や宿題のやり取りなどの試験運用を始めています。
子どもたちの時間は待ってくれません。彼らにとって今の学年での3学期は今しかないわけですから、市としても試験運用中の事例紹介など、現場の先生方の負担を増やさない形でオンラインで学びを止めない取り組みを推進してまいります。
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コロナ禍で様々な課題に向き合うにあたっては、「次の時代に当たり前になっているであろうことに、今取り組む」ことが重要です。ホームページでの発信情報の集約、避難所におけるデジタル技術活用、小中学校におけるオンライン授業など、今週は特にデジタル化の流れについてご紹介しました。
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永山レポートは、2021年5月29日の日置市長就任後、永山が毎週の動きや感じたことを広く皆様にお知らせするものです。
毎週金曜日の夕方に更新しておりますので、よろしければ今後もお付き合いいただけますと幸いです。
永山由高
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