見出し画像

小金井市市立保育園廃止処分取消等請求事件の判決が出されました

令和6年2月2 2 日に、東京地方裁判所において「小金井市立保育園廃止処分取消 等請求事件」の判決が出されました。小金井市はそれに対して控訴せず、判決が確定しています。

本件に関して、判決が確定したことによる今後の措置について、小金井市議会本会議において市長報告がなされました。

小金井市議会本会議をYouTubeの中継音声より、書き起こしました。PDFファイルは時間帯ごとに3つのPDFファイルに分かれています。

市長報告

https://www.city.koganei.lg.jp/shisei/gikaijimukyoku/teireirinji/reiwa6_gikai/reiwa6_gian/R6dai1kai.files/20240304_tsuikateisyutsugian.pdf

内容については、あくまでも参照用としてください。時間が限られた中で作業しており、検証をしていないので、誤字脱字、または記録の抜けなどがあります。誤りについてはもっぱら私に責任があるものの、限られた時間で作業しましたのでご容赦願います。転載などはご自由にしていただいて結構ですが、転載者の責任において行い、可能な限りYouTubeを見直してください。
正確を期す場合は必ずYouTubeの原典に当たってください。

なお、今回、YouTube中継の音声が非常に悪く、たいへん苦労しました。「●●」とあるところは途切れて音声が確認できない部分です。このような状態なのであくまでも雰囲気を感じる「参照用」です。正確な内容に関しては必ず、市議会が後日公開する議事録を参照してください。

発言議員は以下のとおりでした。

水上議員、片山議員、森戸議員、河野議員、渡辺大三議員、高木議員、安田議員、坂井議員、水谷議員、小林議員(発言順)

明らかになった内容

● 市長が控訴しなかった(判決が確定した)
● 判決を重く受けとめ、内容に異存のないこと
● 当該児童の申請を受理する(入園が許可されるかどうかまでは言及なし。みなさん許可される前提で話していたが…)
● 廃園条例は取り消されていない(と、市は考えている)
● 現在、保育士の募集を行っても採用できず、非常に保育体制が弱い。希望者を全員入園させられる状況にない
● さくら、くりのみ保育園の関係者に説明会を開くことも検討中
● 現段階で廃園条例は存続しており、法的に非常に不安定な状況にある、条例の改正を含めて、公立保育園のあり方を議論する場を設ける

議員からの意見をごく大まかにまとめました

● 主文2で違法とされたんだから、違法で無効。それをなぜ市長は直ちに認めないのか
● 0歳、1歳の当該児童以外は受け入れられないことに対して、そんなことでいいのか当該児だけではプライバシー、子どもの権利が守られないのでは。仮に0、1歳の方々からこのさくらやくりのみに入りたいんだという申請を提出された場合はどうするのか? 0歳、1歳の募集を再開すべき
● 市長は、本件に関して謝罪を行うべきだ
● 控訴をしないという判断が遅かった。判決が出てから10日も掛かっている。何をしていた。
● 廃園方針は見直すべきだ。条例の廃止も行うべきだ。
● 市長にとっては、プロセスがとても大切な手続きなんだということを改めて認識した。
● つまり条例の取り消しは、今回のこの判決で、取り消しという部分は出せませんということなので、要件を満たさず却下という結論になっている。しかし、法的安定性に欠ける状態は認識されるので、しかるべき姿にあらためていくべき


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?