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GIGAスクール構想

小金井市では、国の指導のもと、小学校・中学校の児童・生徒全員に市立小・中学校に一人一台のChromebookを配置するGIGAスクール構想に今年度から取り組むことになっています。私もこの計画には関心があります。

https://ameblo.jp/toru-ga-toru/entry-12633882527.html
白井亨市議もブログで書いているとおり、小金井市教育委員会はこのGIGAスクール構想に関する説明会を2020年10月24日に開きました。感染症対策から現地への参加者数が抑えられると同時に、YouTube配信が行われました。この配信は地域の詳しい方々の協力を得て行われたそうです。私も配信を見た瞬間に、プロの方々が専門の機材を使っていることを感じました。ご協力いただいた地域のみなさまのご尽力に感謝します。

当日のプログラムは、大熊教育長のGIGAスクール構想の概要説明と実際の担当教員による活動事例に分かれていました。

大熊教育長の話は、

なぜ今、GIGAスクール構想なのか?
1 先行き不透明で予測困難な時代を迎えているから
2 すべての子どもたちに、未来を自分らしく生きていく力を付けるために

こうした課題は、「さらに、多くの知識を身に付けさせることによっては実現できない。答えのない問いでも他者と協働して、知恵を出し合い、問題解決する力を付けることでこそ解決できる。今学校が変わる必要がある」

という話で始まりました。

詳しくは、 「小金井市GIGAスクール構想の推進」 https://www.city.koganei.lg.jp/kosodatekyoiku/gakkou-kyouiku/koganeigigaschool.html に資料が掲示されていますのでそちらをご確認ください。

この教育長のお話は、私としては一般論として基本的に肯定できるものです。そして、教育長がビジョンをもってGIGAスクール構想を導入しようと考えていることは評価できることだと考えます。

しかし… です。その後に続いた担当教員の発表を見る限り、内容はこれまでの実践例の紹介に留まっており、GIGAスクール構想により一人一台が実現した場合の実践、そして、現実に何ができるのか、や課題については明確には分かりませんでした。

小学生・中学生のお子さんを持つ親にとっては、今、最大の関心事は、「自分の子ども」の育ちや学力にどう影響を与えるのか、であって、正直、「ビジョン」ではないのではと感じました。

GIGAスクールの導入により、自分の子どもたちの授業がどう変わるのか。変わったとしてその影響は? 

説明会の内容からはそうしたことは読み取ることができませんでした。「学校ではこう考えます。こうします」ではなく、「まだまだ分からないことがたくさんあります。だから、保護者の皆さんの助言と協力を得ながら一緒に考えたい」 そういう姿勢があってもよかったのではないでしょうか。

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