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緊急事態21日目

今日は祝日なので事務仕事は最低限しかしないと決め込んで、授業資料を作っていた。授業資料の作成は事務書類を作るのとはぜんぜん異なり、客商売という感じがする。顧客が自分でも気づいていなかったニーズを発掘するのが肝要、というわけだ。「教育は客商売」というと愛想をよくしたりとか下手にでるとか難易度を下げるとかを想像するのか嫌がる同業者が多いのだが、まったくもって客商売ということへの想像力が足りていない。

オンライン授業の資料を大学の授業システムにupしておいたがサーバーが落ちることは明白なので自分のサイトに待避所を作ることにする。こういうことには気が回るのに、ごく簡単な事務作業(去年の書類の日付だけ変えるとか)ができないというのはどういうことなのだろうか。

仕事が終わってから少し散歩。曙橋、富久町、新宿一丁目のあたりをふらふら歩く。この辺は都心ど真ん中なのにノスタルジックな雰囲気もあって悪くない。少し歩けば新宿三丁目や歌舞伎町なのだが。

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あまり教えたくないので名は伏せるが、ビオワインが得意なビストロがあり、そこがワインを売ってるということで見に行く。普段はレストランは客に(蓋を開けてない)ワインを販売することはできない。が、この騒動で限定酒類販売免許というものが交付され、ワインを軒先で売ることができるようになったのである。ボジョレーのビオが美味しそうだったので買って帰る。私はわりとビオが好きで、割高なのはわかっているしハズレも多いのだが、味の変化が急激なのが楽しくて仕方ない。

夜はウィリアムズの読書会に出た。今日も適当なことをたくさん言ってみんなに訂正してもらう。いや、言い訳をすると、少し読んで考えれば私も正確に読める自信はあるのだが、とにかく喋りまくる役割の人がいた方がいいという確信があり、その役をやりたいのである。

読書会の後は筋トレをして酒飲んで寝ようと思ったのだが、テキストチャットで読書会の延長戦が始まってしまい楽しいのでまた喋りまくっていたら2時くらいになっていた。

祝日らしい充実した一日だった。


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