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The Birthday 20210901 @CLUB CITTA'

The Birthday、新譜「SUNBURST」と同名のツアー「SUNBURST TOUR 2021」初日。クラブチッタは1990年代にUK Indiesのライブがよく開催されてたからちょくちょく行ってたけど、もともとあったところから1ブロック移築されてるんだってね。チバがMCで、前の建物のときは客としてもよく来てたって言ってて知ったさ。新しくなってから来たことあったかな?

「SUNBURST」はなかなかに太くて重いロックな音。4人がぶいぶい弾きまくり叩きまくりで、ものすごく好み。フジケンのギターはでも音でみっちり埋めつくすんじゃなくて、いつもより単音弾きが多いから曲の音空間にスキマがあって、立体的になってる。そこにハルキのベースがぐいっと入ってきて、すごく鳴りがいい。こんなふうにできるのは、キューのドラムという芯がしっかり貫かれてるうえに、あのチバの声だから。1点でも弱いところがあれば成立しない。

それがライブでどんなふうに鳴るのか、すごく楽しみにしてたんだけど、いやあ、アルバム以上にかっこいい! かっこいいところがより強調されて、映えてる。いちばん強く感じたのは、「前に進んでいく」グルーヴ。そも「SUNBURST」のアルバムからして、音も詩も前向きなパワーに満ちてるけど、ライブでははっきりとしたうねりとなって、ぐいぐいと前に進んでいく。これはライブじゃないと体感できない。

「SUNBURST」の曲は、「アンチェイン」はすでに何度かライブで演奏されてて、今年のフジロックでは「12月2日」「月光」が演奏されたようだけど、大半はこの日、ライブ初披露だったんじゃないかな。全曲やります! メンバーはすでにある程度の確信をもって鳴らしてるけど、フロアにいる我々はまだまだ探り探りの部分が大きくて、その戸惑いが初々しくて楽しい。The Birthdayはall time favouritesだけを永遠にダラダラと演奏してくバンドじゃないんよ。力強く前に進んでいく。バンドもファンも一緒に。

これから回っていく各地で、それぞれに集まったファンたちが同じように戸惑い、探っていくなかで、曲たちがどう育っていくのか。ツアー最終日も行くので、ものすごく楽しみ。そのなかからまた次のall time favouritesが生まれていくはず。自分の好きな曲がall time favouritesになるとうれしいよねー。私のいちばんのそれはいまのところ「なぜか今日は」。かなりの確率でライブでいいとこで演ってくれて、すごくうれしい。なると思ったのにならなくて悲しいのは「STORM」。最近全然やってくれん。

「SUNBURST」では「ギムレット」「息もできない」がすごく好き。「ギムレット」はキューのドラムがすごくいい(フロアタムどんどこ演る曲に弱いw)。「息もできない」はハルキ始まりのイントロがかっけーし、メロディはキャッチーだし、アウトロがまたイカしてるし。そういやどっちもセリフパートがある曲やった。まあ全部好きなんだけど。「12月2日」はイントロがすげーかっけーし。アルバムでも最初の曲だし、ライブでも最初に演りそうだなあと思ってたら、やっぱりそうやった。さて、どれが残っていくのか。

それにしても、初日がチッタだったのは、すごくよかった。よくグルーヴが出てた。いい音だった! 最後、チバが珍しく「またここで会おう」って言ってたの、うんうんって思った(普段は「またね」って言う)。どこで見てもThe Birthdayは最高じゃが、うん、またチッタで見たい。チッタで会おう!

コロナ禍はなかなか収まらないけど、どうか1つでも多くのライブが無事に開催されますように。

※写真の下にセットリスト挙げておくので、見たくない方はご注意ください~
※そういえば今回グッズがかわいくて、いろいろ買っちゃった。VネックのTシャツとか(アンコールでハルキが着てた!)、ボタン付きのブランケットとか! 公式ウェブショップでも販売開始してるので、ぜし。

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set list on 1st Sep. 2021
1. 12月2日
2. 月光
3. KISS ME MAGGIE
4. ラドロックのキャデラックさ
5. アンチェイン
6. JOIN
7. ヒマワリ
8. スイセンカ
9. ハレルヤ
10. 晴れた午後
11. バタフライ
12. レボルバー
13. ショートカットのあの娘
14. 息もできない
15. オルゴール
16. ギムレット
encore
17. なぜか今日は
18. OH BABY!

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