群発頭痛 死ぬかと思った

私は北里大学病院に絶大の信頼を寄せています。
理由は私の難病をピタリと診断して薬を処方してくれたからです。
私は一時期猛烈な頭痛に悩んでいました。
それはもう、とんでもない痛みです。
目の奥が痛くなり、頭を柱に打ち付けたくなるほどです。
決まって夜中の決まった時間痛みが発生し2時間以上悶々とします。
これが毎日続きます。
痛み止めを飲んでも効きません。
この痛みをコントロールするには、頭の中の痛い箇所を特定してそこに意識を集中します。
痛い部分を意識の上で取り囲み、目や鼻から外に取り出すことを必死でイメージするしかないのです。
油汗が出て、頭をガンガン柱に打ち付けました。
その姿を妻は見て、只事ではないと感じるぐらいの異変です。
毎日夜中にこの激しい痛みで起きてしまい、よく眠れぬまま朝を迎える。
重大な頭の病気で死ぬのではないかと思いました。
2002年7月26日
北里大学病院に行きました。
なんと、一発で診断していただきました。

群発頭痛 権威の先生がたまたまいました
群発頭痛と診断されました。
偶然に頭痛学会の先生が北里大学病院にいらっしゃり、すぐに診断されました。
とても珍しい病気で、この先生も見たことがなかったそうです。
頭痛学会に発表したいから協力してほしいと言われました。
手帳を渡されて、頭痛が発生した日と時間、頭痛の強度を記録するようにいわれました。
頭痛の最中は、酸素を吸引すると嘘のように治ります。
この群発頭痛は、決まった月の決まった時間に発生する頭痛です。
ある時は、昼の一時に必ず頭が痛くなる周期の年がありました。
北里大学にその時間に行って酸素吸入をしてもらいました。
酸素吸入をすると瞬く間に治る事を経験しました。
薬を処方されました。
最初は錠剤でした。
イミグラン錠50mg(発作が起こったとき1回1錠、10日分)
ワソラン錠40mg(一日3回、30日分)
錠剤は痛くなってから飲むのですが、聞くのの30分ほどかかります。
即効性のある鼻から吸引するイミグランに変えていただきました。
痛くなったら、鼻から勢いよく霧状の薬を吸い込むタイプです。
すぐに効きますが、強い薬のように思います。
イミグラン点鼻液20
飲むと心臓がドキドキ動悸を打ちます。
心臓発作で死ぬのではないかと感じさせる、そんな激しい薬です。
血管を広げるのではないかと思います。
このあまり患者のいない群発頭痛を一発で言い当てたこと。
薬を処方いただき、それが劇的に効いたという体験。
北里大学病院は間違いないと思わせる理由です。
この診断がなければ、私は毎夜激しい頭痛で眠ることが出来ませんでした。
夜寝るのが恐ろしくもありました。
それを救ってくれた北里大学病院に感謝しています。
たまたまその時期にしかいらっしゃらない先生に見ていただけたことも僥倖だと思っております。
次の年にはその先生は他の病院に行かれたとのことでいらっしゃいませんでした。
本当に運が良かったです。
この病気は一年の決まった月の約一ヶ月ほど頭痛が続きある時ピタリと止まります。
この病気は治らないそうなのですが、私はある事ですっかり治りました。
その話は別の機会に話します。
このような体験を経て私は北里大学病院に信頼を寄せることになりました。

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