干支の約束事＊天剋地冲

天干が剋し合い地支が冲し合う干支同士の関係を天剋地冲と言います。

甲子と庚午または戊午、乙丑と辛未または己未、丙寅と壬申または庚申、丁卯と癸酉または辛酉...というような組み合わせになる場合になります。

命式内で天剋地冲の干支の組み合わせがある場合と、相手との相性で天剋地冲が成立する場合、年運や大運で巡る干支と命式内の干支が天剋地冲になる場合とあります。

天剋地冲は強い破壊現象をもたらすのですが、破壊の後の再生によって好転していくものなので恐れる必要はありません。

命式内で天剋地冲の組み合わせがある場合、周囲に破壊を起こすか、自身が苦しむかのどちらかとなりやすいのですが、どちらの場合であっても人生どん底を味わうような破壊的な現象の後に開運していきます。

周囲に理解されにくかったり、葛藤の激しい人生となりますが、そこから這い上がる力も持って生まれており、カリスマ性が出る人となります。

破壊と再生の繰り返しにより、場合によっては変化に富んだ人生となることでしょう。

相手との命式により天剋地冲が成立する場合は、剋される側が苦しくなる関係となりやすいです。