見出し画像

他人事になってしまう理由

お越しくださる方は、なかなかの確率でnoteを読んでくださっていたりします。

それでご意見やご感想を聞かせてくださるのですが、前回の投稿に対する反応は予想外でした。

どういうわけだか、皆さん揃って「今の中学生は大変なのですね」と仰るのです。

中学生のお子様がいらっしゃるご家庭でさえ、まるで他人事の様な印象を受けました。

前回の投稿でお伝えしたかったことは、「学校で部活や体育を真面目にやらなければ体力の伴わない子供になる」ではなく、「学校での部活や体育以外にも何かやらなければ体力の伴わない子供になる」ですよ?


基礎体力の有無を認識できる機会は、案外少ないのかもしれません。

ここ数年は外出を控えることが推奨されていましたので、改めて考えてみれば当然ですね。

仮に、家族で外出した際に子供が疲労をみせたとしても「最近は自宅待機が多かったから仕方ないよね」と軽く流されても不思議ではありません。


さらに突き詰めていくと、中学生の生活は「自宅」と「学校」だけで、殆ど生活が完結しています。

そこに学習塾や各種習い事が加わる程度でしょう。基本的に比較対象になるのは、同級生、同世代なのです。

つまり、比較対象となる周囲の子供も満足に運動ができていない為、わが子の体力不足に気付きにくいと言えます。

体力不足を認識できるのは、「社会にでて他の世代と関係を持つようになってから」という事になりますが、これは厄介な問題になりそうな気がしてきました。

運動だけではなく、仕事や勉強をするにも体力の有無は大きいですよ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?