のっとるーみっくわーるど ―2024年6月27日

・さあさあさあ!!!! 質問に答えるやつをやりましょ~~~~~ね!!!!!

・うりゃせい!!! おりゃせい!!!!!!


漫画家です。アニメ化してから監督やスタッフさん、関係者の方と自作について話すことが増え、露出も増え「気が抜けすぎていて笑える」「アホすぎて面白い」とウケてる意味での褒め言葉をいろんな方向から聞くことが増えました。ありがたいことにメディアミックスの数字はかなりいいです。

ただ、私はすごく真面目に自分が感じている世界を描いてるだけで長年一切そこにウケをとっているつもりがなかったので、かなりのカルチャーショックでした。自分の人生そのものが実は他人からみて奇異で喜劇だったんだという悲しい納得という感じです。

それ以来、自分の素直な感性に対して「どうせ滑稽なんだな」という裏面的な諦めも感じるようになりました。そんな違いは求めてなかったのに…。それを作品作りの際に意識してもしなくても以前のようにはもう書けません。自分の面白と世間の面白が決定的にズレている時にどう折り合いをつけていけば良いのでしょうか。

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