薄い薄いグレーゾーン 感覚過敏のあった息子

「感覚過敏」という言葉
子育て中に知っていましたか?

息子を育てていて困りごとはあるのに、
わたしはずっと後から知った言葉でした。


息子には沢山の苦手がありました。


歯磨き。
とにかくとにかく異常なくらいに嫌がりました。
歯磨きを終えるまで1時間くらいかかる時もあり
毎日本当に手を焼いていました。


しま◯ろうのパペットや、歯磨きミラー、テレビ、YouTubeなどを用意しましたが、ダメで
口を開けないどころか、
身体も黙っていられないくらいにズンズンと動かす子でした。

「なんでそんなに嫌がるの!!」
知識がないわたしは怒鳴ってしまうことも
度々あったんです。

同じくらいの子育て中のママさん達に聞いても

そこまで嫌がらないわね、と言われてしまい
なんなの?この子は!と
毎日の歯磨きが憂鬱でたまりませんでした。


お風呂も嫌がりました。
入りたくないとギャン泣きです。

けれども、歯磨きだって、お風呂だって
私たち夫婦はとても優しく
本当に気を使ってしているのです。

そして夜寝るまでにする歯磨き、お風呂が
終わらないので寝る時間が夜の11時とかになってしまうようなことも多々ありました。

もちろん「今日はしなくてもいいよ」という選択もありますが「毎日しなくてもいいよ」になって
しまうのは困りました。


私は初めての市の健診で言われた事を思い出しました。
保健師さんの
「うわ〜育てにくそうだね」の言葉。

私は市の子育て相談窓口にも息子のことで電話相談をしていました。


けれども、健診ではひっかかることもなく、
育てにくさをどう改善していけばいいのかなんて、誰も教えてはくれないのです。


息子の尋常じゃないほどの
歯磨きやお風呂嫌い。


今なら理解出来るのですが、息子は感覚過敏があったんだと思います。

それを知ったのは、息子が3歳を過ぎて
わたしが自己投資をして、子どもの発達について学んだ時でした。


息子の育ててにくさはきっと、
薄い薄いグレーゾーンがあったんだと思います。


息子の育て方や発達について、
お金を出して学んで、私はやっと
どうしていけば良いのかが見えてきたのでした。


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