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性暴力に軽重の差はないのではないか。


性被害を打ち明けた時
「 キスされたくらいで… 」
「 身体を触られただけじゃないか 」
そんな風に言われたことは、あるだろうか。

SNSを見ていると
ふいに、そういう言葉に遭遇し
それがたとえ自分に向けられていなくても
心がえぐられるような苦しさを感じることがある。

“レイプ( 強かん )と無理矢理されたキスは
同列に並べることはできない
それはレイプ被害者に失礼だ”

と言う人がいる。

果たして、本当にそうだろうか?

もちろん、被害にあった当事者も
ひとりひとり違う。
受け止め方も、考え方も違うから
わたしが代表して何か言おうなんて思わないけれど、
少なくともわたしは
被害にあった人の“ 嫌だ ”という気持ちに
重いとか軽いとか…、そんな差はないと思うのだ。

ましてや
まわりの人間が、差をつけることなど、あってはならない。

フラッシュバックの頻度も
辛さも、苦しみも
それはたしかに受けた被害によって違う。
だけど
それは重いとか軽いとかそういう話ではない。

キスで済んで良かったとか
わたしは到底言えない。

キスも、身体を触ることも、レイプも
みんな「 性暴力 」なのだ。
それだけは、絶対に譲れない。

キスとレイプを同列に並べるな、と言うことは
キスなんてたいしたことないじゃないか、と言うのと同じだ。
そうやって、被害を訴える声を消さないでほしい。

わたしは、
それこそがセカンドレイプだと思う。

だから、わたしは何度だって言いたい。

被害にあった人の“ 嫌だった ”という気持ちは
なかったことにできないし、してはいけない。
性暴力に、軽重の差はないのだ。


#metoo #性暴力


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