寝不足の6月が過ぎて

記事の初公開日:2016年 07月 01日


自分の店とはいえ毎日仕事して、ちょい家事して、ユーロが観れるときは見る、コパアメリカも観れるときはチェック、マリノスの試合を毎回録画で見て、Vファーレンの試合、ホームスタジアムで応援するけど、再度録画見直して、ときどき、サンフレッチェやヴァンフォーレの試合録画みたりして…。
いやあ、サッカー見るだけでパンパン。時間の余裕ないです。
本をゆっくり読む機会が少なくて、6月に読んだのは、スタジアムで女の子からもらったのと、京極夏彦の『書楼弔堂 破暁』と古書ミステリのアンソロジー集。あとは雑誌くらい。本を読む時間がないと悩みながらもサッカーを見てしまう。
なんだろうね、やっぱり面白いんだろうね。

わがVファーレン長崎の6月最後の試合はアウエー愛媛戦。スカパー観戦。
なんだろ、ワチャワチャしているのだけど、昨シーズンのVファーレンっぽさが感じられた。(昨シーズンのいいときではなく、頑張ってるんだけど点がはいらないなあな試合の感じだけど)
選手が身体ぶつかるのを避けていない。逃げない、やり切るって意思がチームから感じられた。愛媛もかなりタイトに来ていたので、荒れるのかなと思っていたけれど、そうならなかった。
長崎の選手も愛媛の選手もスポーツマンとして激しく厳しく戦ったのだろう。
この試合ですごいハプニングがあった。
誤審と言ってもいいのだろう。
永井選手が間近で足を上げて相手キーパーのキックをカットし、そのボールがそのままゴールに吸い込まれた。このプレーにイエローが出された。あ、永井選手の危険行為と取られたのかと思ったらカードは佐藤選手に出され、その前にイエローをもらっていた佐藤選手は累積でレッドカード退場とされた。
その前のプレーで佐藤選手と永井選手がボールを追いかけてゴール前に詰めたが、ゴールキックになった時点で佐藤選手は後ろにさがっていった。
あまりの不思議なジャッジにさすがに長崎サイドはクレームをつけたが受け入れられない。安達コーチがものすごい情熱と勢いで審判に詰め寄っている。ここまで選手のためチームのために一生懸命になってくれる長崎のコーチたちに頭が下がる。だれがどう見ても佐藤選手はこの危険行為(と判断されたプレー)に関わってはいない。映像で再確認してもそう。解説の人たちも不思議がっていた。それでも主審はその場を落ち着けようと必死のようだった。落ち着くはずがない。かなりの時間、このやりとりがなされて、主審があらためてその行為をジャッジした副審と情報交換をしていたが、やがて、主審は、佐藤選手のレッドを引っ込めて、永井選手にイエローを出した。それでゲームは再開された。
かなり時間はかかったが、審判が誤審を認めて、一度出したカードを取り消したのだ。すごいことだと思う。勇気のある主審だと思った。
このジャッジのおかげでその後のゲームも激しくはあったが荒れた試合にならず、長崎にとっては長いアディショナルタイムに中村選手の得点があって勝ち点3も手中に収めた。

SNSなどでだめな審判だったとの声があがっていたが、そうだろうか。
未熟ではあったかもしれないが、自分の誤審を認める勇気を持ち、どちらのチームにもフェアなジヤッジをされていたと思う。
そう思えたのは雑誌「Number」の904号ユーロ特集がされている号に掲載されていた西村雄一レフリーの「レフリーは選手を裁かない」というコラムを読んでいたからかもしれない。「審判にとって一番の願いは、素晴らしいプレーにより選手たちに輝いてもらうこと。公平公正な立場で、起きた出来事を見極め、選手のためにベストを尽くす。…という純粋な思いがあります。」という一文が心に残っていたからだろう。
愛媛VS長崎を担当した審判も西村さんが書かれたような思いがあるからこそ、誤審を認め、修正されたのだろうし、審判のその思いを汲み取ったから選手たちもその後のプレーを思い切り気持ち良くできたのだと思った。
ただ残念だったのは、マッチデーハイライトみたいなダイジェスト版でこのシーンに言及されてないことだ。誤審を認め取り消した審判の勇気ある行動は、サッカー界や審判界ではペナルティに等しいのだろうか。そうだと残念だな。未熟なことはだれでもある。自分の未熟さを認め真摯な態度を取れることが大切だと思うのだけど…。私はこの審判の方たちの勇気あるジャッジをもっと他のチームやファンたちに知って欲しかったけど。


雨ばかり続いて愛媛戦の前から練習を見にいけなかったけれど、昨日やっとそのチャンスができた。
遊学の里に向かう道すがら、愛野のコンビニでのできごと。
レジでお金を払っていたら、レジの女性が、「あ、それはヴィヴィくんですね」と私のポシェットを指差された。ポシェットには、たしかにヴィヴィくんのキーホルダーをつけていた。
「うちの子がヴィヴィくん大好きなんです」と言われたので、胸キュン!
ついそのキーホルダーをあげちゃいそうになったけれど、これは限定品でもう手に入らない。ああ、なんか渡したいけど、渡すものが入ってない。おろおろバックの中を探していたら2016Vファーレン長崎ポケットガイドが1枚でてきた。選手紹介の最後にヴィヴィくんの紹介もあったので、「もしこれお持ちじゃないなら…」とお渡ししたら、ポケットガイドのことご存じなくて、喜んでもらってくださった。
愛野のコンビニにヴィヴィくん大好きな子のお母さんがいる!
そういえば、愛野あたりにはVファーレン長崎のポスターなど見当たらない。
あまり人口密度が高いところではないようなので、マーケッティングの対象にないのかもしれないが、愛野展望台などは、ドライブ途中に立ち寄る人も多いようなので、ポスターなど掲示できれば訴求にはなりそうだ。クラブも県内の市町村を訪問して集客にがんばっているようだ。
立ち寄った町々でVファーレン長崎のポスターやヴィヴィくんのフラッグなどに出会えるようになりたいですね。
クラブもサポもがんばりましょ。

今日リリースがでた、碓井選手が帰ってくる。
「おかえり、スアレス!期待してるよ」

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