オシムさんはたのしんでいるでしょうか…ユーロを

記事の初公開日:2008年 06月 13日

「クロアチアも強いですよ」と言い残してオシムさんは日本を離れたが、そのクロアチアがドイツを破ったようだ。
さすが、オシムさんの情報収集力はただ者じゃなかった。
倒れる前、毎日深夜までプレミアリーグなどをTV観戦していたようだが、TV画面という限られた情報を補足するためのオシムサポーターが欧州各地にたくさんいるんだろう。12月までのオブザーバー契約があるとはいえ、すでにオシムさんのフィールドは欧州に移ってしまった。オシムさんとともにこの貴重な情報源も日本は失うことになったわけだ。サッカー協会も失ってから改めて、オシムさんとそれにつながるネットワークの大きさに唖然とすることになるだろう。
もうオシムさんの知恵は日本人の手から離れてしまったんだと納得するしかないのだろうか。

それでもオシムさんは、教え子たちを見捨てはしないだろう。
欧州の新しいシーズンが始まったら早速、セルティックの水野君に喝をいれるためスコットランドを訪問したなんて情報が飛んでくるかもしれない。是非そうして欲しい。少し自信を失いかけている水野君には心強い後押しになりそうだ。
そのうちグルノーブルを指揮するオシムさんがいたりして…。
きっと、オシムさんは、まだまだサッカーのど真ん中にい続けるのだろう。日本代表にもまだ可能性がないわけではないと願い続けようと思っている。


チャンピオンズリーグを席巻した英国が出ていないユーロ。
不思議な気もするが、それくらい欧州の力は拮抗しているんだろう。
ユーロに出られなかったイギリスやスコットランドやアイルランドはオフシーズンをどう過ごしているのだろうか。あの熱狂的なサポーターたちはユーロの放送をチラ見しながら、次のシーズンに向けて横断幕や旗の修理でもしているのかな。

英国はつかの間の眠れる獅子かなと思っていたら、なーーんと、チェルシーがフェリペさんを引き抜いていた!
C・ロナウドやデコを従えてユーロで快進撃のポルトガルを率いるルイス・フェリペ・スコラーリ監督。
私は、ジーコの後、日本代表監督にこの監督を引き抜いて欲しかった。それくらい2006W杯でのポルトガルが魅力的だった。(もちろん2002W杯で優勝したブラジルもすばらしかったが…。)
その名将がなんとチェルシーを率いることになるとは!
ユーロが終わると移籍市場がさらに騒がしくなりそうだ。デコはチェルシーに行くだろうなあ。リーグが始まれば、C・ロナウドはチェルシーと闘いにくい?
ファーガソン、ベンゲル、スコラーリと、来シーズンのプレミアは、渋い狸おやじたちの競演。楽しみですわ~~。

あ、と言うことは、ライカールトはしばし休息なんでしょうか?
ライカールト、暇そうなんですけど~~~川渕さん! とかなんとか、むにゃむにゃ~~(独り言です。)

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