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ネギ禰宜!パンダ宮司!着ぐるみ!有鹿神社で繰り広げられる楽しい共演――ネギコラボの魅力と未来
・はじめに
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2023年5月28日
神奈川県海老名市の有鹿神社で開催された『ネギコラボ2023』今年も無事に終了しました。
今回が3回目となるこのイベントでは、音楽家をはじめとするアーティストが一堂に集まり、神社の舞台を借りて自由にセッションを楽しむというコンセプトで行われました。
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今回は多くの出演者が参加し、予想以上に多くの観覧者も訪れてくださり、にぎやかなイベントとなりました。
・きっかけ
有鹿神社でイベントを開催するきっかけは、2年前にありました。その頃、Twitterで「ネギ禰宜」と呼ばれる禰宜さんが長いネギの被り物をしている動画が注目を集めているのを目にしました。
その光景が私の心に響き、有鹿神社をイベントの開催場所として思い浮かべるきっかけとなりました。
〜🌱{神職の役職名称『禰宜』の周知のためにデザインされた有鹿神社のネギ禰宜というキャラクターが、半年分の穢れを祓う夏越の祓に茅の輪をくぐる年中行事の動画です。pic.twitter.com/GyseSaqP8x
— 【公認】有鹿神社 ネギ ⛩🌱 (@arukajinjanegi) April 17, 2023
また、私自身にはネギを使った特技があります。それはバイオリンを演奏する際にネギを利用する「ネギバイオリン」という芸です。
ネギ繋がりということで自分から神社とのコラボレーションを提案しましたが、快く了承していただけるだけでなく、一緒に楽器演奏も行いましょうという素敵なアイデアに発展しました。
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初回のネギコラボ2021は、まだコロナ禍の影響が大きく、無観客かつ少人数での開催となりました。この企画では、主にライブ配信や動画撮影が中心となりました。
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翌年のネギコラボ2022も無観客で行われましたが、参加アーティストが増え、さらに台風の影響も受けながらも、賑やかなステージとなりました。
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そして先日行われたネギコラボ2023では、観覧が可能となり、パンダ宮司や着ぐるみ、さらにネギガチャポンやネギお菓子の配布など、ネギにとどまらない不思議な雰囲気漂うイベントを実施することができました。
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・企画の趣旨
有鹿神社は由緒ある神社でありながら、ネギ禰宜やパンダ宮司をはじめとする面白さが溢れており、そこにはクスッと笑ってしまうような、ユーモア溢れる要素が随所に詰まっています。
有鹿神社は相模十三社の式内社のうちでも最古といえる由緒を誇ります。
地域の神職が“こんなに由緒のある神社なんですよ”と
コツコツと伝えていくのと同時に、
外部のメディアから“由緒ある神社にこんなキャラクターが?!”と
報道されることにより、地域に定着してきたという効果がありました。
SNSで話題のネギ禰宜に聞いた地域密着型神社とは
私自身は芸術学部の大学でクラシック音楽を中心に学び、芸術やアートのしきたりにも触れてきました。
そのため歴史や伝統芸能の重要性も認知していますが、逆に言えば、そのような要素が敷居を高くしてしまう場合もあると感じます。
有鹿神社のような、微笑ましく可愛らしいアプローチはそれを見事に緩和していると個人的に思います。
また、近年では、クラシック音楽に限らず、大規模なフェスやライブイベントなどでも若者の減少が問題となっている話を聞きますし、従来の演奏形態には時代錯誤と感じる要素も個人的にいくつか感じています。
例えば、演奏会などで何時間もじっと席に座ったままの状態というのは、スマホが当たり前の時代ではなかなかしんどいものがあります(もちろん個人差はあります)。
そのような状況の中、私自身は約3年前からストリートピアノを中心としたイベントに積極的に参加する機会を得ました。そうした場では、経歴や腕前に関係なく、参加した皆が笑顔になることに感動しました。
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参加者は楽器を持ち寄り、セッションを楽しむことができます。
楽器を習ったことがない人でも、手拍子や簡単な太鼓なら参加できますし、スマートフォンで楽しい瞬間を写真や動画に残し、SNSに投稿することもできます。また、そこで知り合った人たちとの縁が広がっていくこともあります。
数年前までは自分がイベントの運営に関わったり、主催者になるなんて思ってもいませんでした。しかし、「私が主催、私のイベントです!」という考えや感覚は今でもほとんどありません。
なぜなら、会場だけでなく、運営や機材、宣伝告知など、さまざまな面で多くの方々から協力をいただいているからです。
そして、その頼もしい協力者たちの多くが、以前のイベントを通じて知り合った方々です。
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自分もペイントでコラボ参加しました。
また今回の企画では、ライブという言葉ではなく、「セッション会」と題して開催しました。
これは、演者と観客の距離感を縮めるためであり、用意された演目を披露するのではなく、その場で生まれる雰囲気や楽しさを重視したかったからです。
・今後について
今後も有鹿神社でのイベントを継続して開催する意向があります。
この取り組みを続けていく上で、いくつかの課題も浮かび上がってきましたが、「いろんなアーティストが楽しく共演し、ギャラリーも一緒に楽しめる」というイベントのコンセプトを大切にしていきたいと考えています。
このコンセプトを保ちながら、さまざまなアーティストが参加し、交流や共演を楽しむ機会を提供したいと思っています。
また、観客も一体となって楽しめるイベントを目指しています。
皆さんが楽しく参加できる企画や場を提供し、音楽や芸術の魅力を広める一助になれることを願っています。
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