AIの「未来がすごい」ではなく「今なにがすごいか」を考えよう
最近、AI技術の発展が盛り上がっており、多くの人が「chatGPT」「Stable Diffusion」などの言葉を耳にする機会が増えたと思います。しかし、具体的に何がすごいのかというと、専門的な話であったり、未来を語っていたりと、現実味が湧きにくい印象を受けます。
そこで、この記事では、自分自身が現在AI技術を使って何を行っているのかを中心に、具体的な例を挙げながらAI技術の魅力を紹介していきます。
chatGPT
・文章校正
![](https://assets.st-note.com/img/1680928266417-sm5CRRkCle.png?width=1200)
Noteの記事の下書きをメモ帳に書き、それをChatGPTにコピー&ペーストして校正してもらいます。この記事も校正してもらいながら書いています。
タイトルやテーマは思いついたものの、内容がまとまらなかったり、うまく表現できないといった場合にも、ChatGPTに提案してもらったりと、補佐的なこともお願いしています。
内容を全部お任せして書くことも簡単に可能です。ただ、それを行うと、なんというか当たり障りのない内容になってしまうケースが多いので、AIと相談しながら、自分の中にあるイメージや考えを洗練していくような使い方をお勧めします。
・エクセルの関数を聞く
![](https://assets.st-note.com/img/1680928485772-sBPbWhODnA.png?width=1200)
エクセルで表やシートを作成している時に、「こうしたいというイメージはあるけど、それを行える関数が分からない」という場合に、イメージを伝えると、パッと関数や記入方法を教えてくれます。
エクセルに限らず、そのアプリの操作方法やショートカットなども教えてくれるため、不慣れな作業もだいぶ負担が減りました。
・カウンセリング
ふとした疑問や悩み、モヤモヤした出来事などを友達感覚でChatGPTに相談します。
基本的にChatGPTはネガティブなこと、曲がったことや特定の思想に偏ったことなどを言わないため、想像以上にカウンセリングとしての効果は高く思えます。
・類似した曲やアーティストを探してもらう
好きなアーティスト名、曲名、ジャンルなどを書いて類似したものを聞くと、割と的確に答えてくれます。
そのアーティストや曲名をYouTubeで探して流しています。
自力では見つけられないようなマイナーなアーティストなども紹介してくれるため、重宝しています。
・作品を一緒に作ってもらう
![](https://assets.st-note.com/img/1680944679566-HanodEso16.jpg?width=1200)
漫画や物語を一緒に考えて作ってもらいました。
タイトル候補、物語の内容やテーマと構成、あらすじの文章、登場人物の設定や衣装、その登場人物のイメージ画像をAIで生成するためのプロンプト、など、作品作りのあらゆる面においてchatGPTと相談しながら作っていきました。
実際に作品として制作や発表を行わなくても、一緒に考えたりアイディアを膨らましていくだけでも楽しめます。
stable diffusion(AI画像生成)
・イマジネーションやアイデアを膨らませる
自分で絵を描く際にイメージが纏まらない、決まらない場合は、AIにランダムに絵や写真を大量に作ってもらって、イメージを固めていきます。
画像検索などとの違いは、ランダム性があることによって、自分の発想やイメージを解き、膨らませられることにあります。
イメージがある程度固まっている場合は、資料としてたくさんの絵を見て、自分の創作に活かしていきます。
・自分だけの画集を作る
![](https://assets.st-note.com/img/1680948208231-zQU9sVkgX6.jpg?width=1200)
お気に入りの生成した画像をまとめて、印刷所に入稿して画集を作りました。
最近は低ロットでも割安で印刷できるサービスが増えてきたため、簡単に作ることが出来ました。
作ったものを同人誌等として頒布や販売することは、まだちょっといろいろ問題が多そうなので、あくまで自分用として作りました。
・漫画を作る
生成された絵を組み合わせて編集することで、漫画を描きました。
まだAI画像生成の知識が浅い時に作ったものなので、クオリティやボリュームはありませんが、最近では生成する際に、特定のキャラクターを学習させたり、ポージングや表情付けなども自在に行えるようになってきているため、より一層マンガ素材として活用できるようになっています。
・ショート動画を作る
TikTokなどのショート動画の作り方や流行を学ぶために、生成した画像を元に動画を作っています。
自分で描くのはもちろん、何かを撮影して素材を作っていくのは大変なので、AI画像が活躍しています。
その他
3Dアートを作る
このサービスを使って、写真や画像の深度をAIが自動で読み込み、奥行きや立体感のある素材を作ってくれます。
これもショート動画などに使っています。
まとめ
自分自身はAI画像生成がきっかけで、2022年9月頃からAIを活用するようになりましたが、およそ半年で普段の作業や生活に当たり前になるぐらい使い慣れています(そのおかげで、この記事で紹介するのを忘れてることもまだある気がする)。
AI技術の進歩によって何が可能になったかというと、ある特定のタスクに特化したものではなく、あらゆるタスクにおいて「汎用的に使える」ようになったと言う方が正確です。つまり「万能になった」ということです。
そのため、同じChatGPTを使っても、人によって使い方や回答の出力は全く異なる可能性があります。
期待する回答や結果を得るためには、少しコツが必要かもしれませんが、それでも自然言語(日本語や英語など、人が会話などで使う一般的な言語のこと)で操作できるため、比較的誰でも使えるのも大きな魅力です。
AIを使って何かをする、画期的なことに活用させる、などと構えて考えずに、まずは興味本位で触ってみたり遊んでみると、自分なりの使い道や活用術が見えてくると思います。
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