漂泊
街に出て行ったら、とてつもなく疲れた。
喧騒のせいで相対的な人間になってしまう。
他人に言われた言葉や視線が
頭で何度も流れてしまう。
イヤホンを無くしてしまったので本当のメロディが聴けなくて悲しい。
自分の作文が読まれた。
本当は会いたくないのかもしれない。
本当は行きたくないのかもしれない。
日々、無駄なことばかりに消費カロリーを使うが、無駄なことなんてこの世になくて、いや無駄なことしかないのかもしれない。
1人で歩いている。
漂っている。
そして
決して水にはなれない。
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