利他

自分のことと、自分の好きな人のこと以外考えていない、それの何が悪い。だから私は皆を置いていって、無人島で暮らす。

眠って眠って、ひたすらそうしていた。眠っている間だけが私にとっての唯一の幸福。現実が怖いから、ラピスラズリなんかをお守りにしている。
机の前でうなだれながら考える。今度大回り乗車をして、一日中電車に乗って、知らない場所に行きたい。そういう知らない場所で住む知らない人たちを見るといつも不思議な気持ちになる。世界中に人がいて、生活していることは、私の生活圏では少ししか見えなくて、実感がないから。

人とかかわると、日々の中にその人たちがかくれんぼするようになる。
見つけてしまって、しんどくなる。他人が自分の中に侵入してくるのがひどく鬱陶しい。関わるたびにどんどん孤独になる。
誰もいない。一人でも平気。そういう洗脳。

月曜日より火曜日のほうが嫌いだ。
早く日記をすべて捨てればいいのに。
そうしたら夜景と心中しようと思う。