メモ

光に満ちた朝にバスの窓から
2匹の蝶の戯れを眺める
雑踏の中 私はひとり立っていた
生まれる場所ここじゃなかった
土の匂い 風に揺れる木 木の葉をふむ
ふつうという言葉を願われて
いやなことは雲の流れを見るように
そんな術を身につけてしまった僕ら
夜が許してくれる
その胸の中には一体どのぐらいの孤独が

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