見出し画像

ばくわら世代にfocus!⑤高瀬くるみ編

まえがき

皆様ごきげんよう。

ついにBEYOOOOONDS(以下ビヨ)の日本武道館公演が迫ってきました。これまでアンジュルム、つばきファクトリー、OCHA NORMAをメインで追いかけてきた自分。新たな世界に触れることができると思うと、今からワクワクが止まりません。様々な方から、ビヨのパフォーマンスのレベルの高さは耳にしているので、生で味わえることが本当に楽しみです。

さて、そんなビヨのリーダーとして活躍しているのが高瀬くるみ(以下くるみん)です。彼女も現役メンバーでは数少ない“ばくわら世代”です。先日のいっちゃん(一岡伶奈)に続き、今回はくるみんについて書いていこうと思います。過去のばくわら世代記事はこちらでまとめていますので、よろしければご覧ください。


雨ノ森川海について

まずは、くるみんが率いる“雨ノ森川海”について見ていきましょう。

ビヨは雨ノ森川海、いっちゃん(一岡伶奈)率いるCHIKA#TETSU、みよ(平井美葉)率いるSeasoningsの3グループから成ります。なお今回、後者2グループの説明は割愛させていただきます。

“雨が森を包むように降る。そして木の葉に雫が落ちる。落ちた雫は川にしみ込み、やがて海へ流れていく。”こういったイメージから、グループ名は“自然”だったり“生命の源”といったことが表されています。メンバーの名前に“森、川、海”を連想させるものがあることも由来の1つになっています。

くるみん、ももひめ(清野桃々姫)の持つ高い表現力は随所で活かされています。それに加え、こころ(前田こころ)、ゆはね(山﨑夢羽)、みいみ(岡村美波)を加えた5人で、歌やダンスだけでなく、コメディ要素も取り入れながら“小劇団”のようなグループを目指しているのが大きな特徴です。

ほのぴ(小林萌花)のピアノも楽しみ

プロフィール

それではくるみんのプロフィールをチェックします。

・ハロプロ研修生加入前は、宇都宮市の地元アイドルグループ“とちおとめ25”として活動
・好きな食べ物はイチゴ
・特技は殺陣
・目標の先輩は嗣永桃子(元Berryz工房、元カントリー・ガールズ)
・メンバーカラーはミントグリーン

くるみんは“とちおとめ25”を卒業後、2015年3月にハロプロ研修生に加入。その後はモーニング娘。や℃-uteのオープニングアクトなどを務めてきました。2017年に行われた研修生発表会で、ももひめとともに、演技を中心とした活動に向けてデビューすることが決定。その後BEYOOOOONDSとしてメジャーデビューし、現在に至ります。くるみんはアイドルだけでなく、声優としてアニメ出演もするなど、活躍の幅を広げています。

自撮り上手すぎな

一岡伶奈との違い

ビヨ全体のリーダーは存在しないため、主にいっちゃんとくるみんが先頭に立ってグループを引っ張っています。こちらの記事でも触れましたが、2人のリーダー像はまるで異なります。CHIKA#TETSU所属のしおりん(西田汐里)によれば、“一岡はおっとりしており、高瀬はパキパキしている”ということだとか。

いっちゃんはどこか“フワッとしていて、抜けている”ところが特徴的。いわゆる“愛されキャラ”といった存在です。くるみんは、グループ内で“ビヨの母”とも称されています。いっちゃんと並んで最年長ではありますが、くるみんにはいわゆる“まとめ役”のような役割があるのかもしれませんね。

くるみんに関しては、MCのマイクパフォーマンスでも自ら積極的に喋ります。常に落ち着いており、ハキハキした口調も印象的ですね。個人的には、アンジュルムのタケ(竹内朱莉)に近いものを感じています。

ビヨの大きな魅力の一つは、このキャラクター性の違いにあるのではないでしょうか。もし2人ともガンガン引っ張るリーダー気質の性格であれば、とげとげしさが増すことが予想できます。賑やかで楽しい部分が出るかもしれませんが、“きつい”といった印象を抱かれる懸念もあります。

いっちゃんとくるみんが好対照であることによって、ファンにとっても“飽きない”グループになっている感じがあります。個性派揃いのアンジュルムから入った自分にとって、そういった部分はすごく好きですね。

始まりの3人

野菜ソムリエ

こちらは、一般社団法人日本野菜ソムリエ協会が認定する民間資格です。ハロプロOGでも安倍なつみ、石黒彩(元モーニング娘。・敬称略)が同資格を取得しています。

取得のために求められるのは、野菜や果物を目利きする力。それに加え、栄養や素材に合わせた調理法といった専門知識も要求されます。また、野菜ソムリエ、野菜ソムリエプロ、野菜ソムリエ上級プロと3種類のコースが存在します。

くるみんは高校生の時、母親とともに野菜ソムリエの資格を取得しました。ちなみに、合格率は例年32~35%台で推移しており、決して易しいものではありません。取得した当時はおそらく研修生としての活動もあったはずです。忙しい合間を縫って、コツコツ勉強を重ねていったのでしょう。同世代として、尊敬の念を禁じ得ません。

現役のハロメンには、書道の正師範であるタケや、漢検2級と英検準2級をもつかなみん(石栗奏美)など、資格を持つメンバーも存在します。彼女たちを見ていて感じるのは、“時間の使い方が本当に上手い”ということですね。

普段はレッスンやコンサート、メディア出演など多忙を極めています。ガッツリ勉強の時間を取ることはなかなか難しいかもしれません。隙間時間に“ここを取り組む”とテーマをしっかり決め、集中して取り組んでいるのでしょう。自分としても、もっと効率よく物事をこなせるようになりたいと強く感じています。


料理好き

先述の野菜ソムリエの影響もあり、くるみんは料理好きなことでも知られています。ただ幼少期は偏食で、好き嫌いが激しかったのだとか。そんな彼女を変えたのは、やはり母親でした。

母から食べることの大切さや面白さ、楽しさを教えてもらい、考え方が変わっていったそうです。2人で料理するにつれ、好きな食べ物も増え、いっそう料理が好きになっていきました。にしても高瀬ママすごいですね(笑)

私は子供の頃からほぼほぼ好き嫌いはなく、今でもそれは変わりません。野菜等も苦手なものはないですね。ただ、イクラだけはマジでダメ (語彙力)。幼少期に食べてから、もはやトラウマ級です。唯一毛嫌いする食べ物です。

ただくるみんは上記のインタビューで、“食事が義務ではなく、楽しめるものになれば”と語っていました。確かに“食べなきゃ”という思いが先行した部分はあったかもしれません。楽しむ気持ちを持てば、克服できるのかな…

母がしてくれていたことがいかに大切で大変だったのかということを知って、母に感謝だなぁと思いますし、自分も母のように、誰かの役に立てたらいいなって、この取材を受けさせていただいたことで、より強く思うようになりました。

2022年4月5日のブログより

“誰かの役に立ちたい”。この思いが、くるみんをリーダーたらしめている所以なのでしょう。いずれはアイドルのみならず、料理の方面でも仕事があるかもしれません。料理本の出版にも大いに期待です。

そして、自分としてはわかにゃ(松本わかな)とのコラボを熱望しています。上記の動画では、料理に対する思いを存分に語っていました。ハローキッチンでは、1人のメンバーが1つの料理を作ることが定石です。ただわかにゃは本格ナポリタンとシーザーサラダの2品に挑戦。抜群の腕前を披露しました。ハイスペックな15歳と野菜ソムリエがタッグを組んだら、もうプロ顔負けのグルメが爆誕しそうですね。


パフォーマンス力

くるみんはハロメンの中でも、全体のレベルはかなり高い方だと思います。どういうところが良いか、2つに分けてお話ししていきます。

演技力

もともと小学校1年生から高校1年生まで、地元である栃木県宇都宮市のミュージカル団体“こどもミュージカルどりーみんぐ”に所属していました。同団体のアメリカ公演にも参加した経験があります。

“演劇女子部”や“ビヨサイユ宮殿”などでも演技力を発揮し、高い評価を受けてきました。ただ私が印象に残ったのは、最新シングルの“求めよ…運命の旅人算”ですね。サビではセンターを陣取り、はじけんばかりのまぶしい笑顔を振りまいています。1番サビの“Everyone”でのジャンプは他のどのメンバーより高く、これはこれまでの演技での努力や経験に裏打ちされたものでしょう。

この曲ではいわゆる“旅人算”を使った問題が出題されます。その答えを1番で“25分後”、2番で“12分後”と言っているのはみいみとくるみんです。ここでの溢れんばかりの“生徒感”がすごく良いなと感じ、生で体感したくなったことも、武道館参戦を決めた理由の一つです。

アニメ声

捉え方は様々かと思いますが、アニメ声も大きなポイントだと思っています。アニメ声とは、舌足らずで甲高く、鼻にかかったような甘い声のことを指します。初めてちゃんと見たのは、OCHA NORMAの瑠璃(広本瑠璃)と出演したハロステ。確かに声が高く、独特の雰囲気がありましたね。同世代ということも相まって、より印象に残りました。

そういったこともあってか、2021年3月、アニメ“プラオレ!〜PRIDE OF ORANGE〜”の“藤代もな”役で出演することが決定。11月10日にデビューを果たしました。この作品は、くるみんの地元である栃木県に本拠地を置くアイスホッケーチームの物語。声優初挑戦で、地元を舞台にした作品に出られたことはこの上ない喜びに違いありません。

もともと“きらりん☆レボリューション”がきっかけでアイドルに興味を持ったくるみん。この作品では、モーニング娘。OGの久住小春(敬称略)が主役キャラを演じていたことはあまりに有名です。今につながる演技力が培われたのは、もしかするとここだったのかもしれませんね。


あとがき

いかがでしたでしょうか。同い年とは思えないほど、自分をしっかりと持ち、様々な方面で活躍するくるみん。成り行きに任せ、適当に生きている自分が少し恥ずかしくなるくらい(笑)ただくるみんの姿を見ると“頑張ろう”と思えてくるし、いつも励みになる存在です。重責を担うのは大変だと思うけど、これからも自らの道を真っすぐに進んで行ってほしいです。

今年の秋には、つばきファクトリーの理子(山岸理子)が卒業します。そうなるとばくわら世代はあと4人。近い世代の人が少なくなっていくのは寂しいけど、それぞれがアイドルを終えるまで、悔いなく過ごすことを願うばかりです。ずっとずっと応援しています。

第6弾はまたOG紹介しようかしら。

それではまた。

p.s.ぜひ時短で節約になるレシピ教えてください(無茶言うな)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?