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地上波版アニメのバス江のちょっとした違和感

スナックバス江のアニメが終わってしまった。

思い返せば1年ほど前に「アニメ化決定!」の知らせをTwitterで見て思わず「ウッッソやろ!?やれるんかアレ!?」になったし、バス江が好きな人の嘘ツイかと思って公式アカウントを探して更に驚いた。

で、1月から放送が始まるまでに主題歌情報を見て(この担当する歌手の人、何か違うアニメと騙されてないか??)と心配し、いざ放送が始まればちゃんとその人の曲が流れていてまた驚いた。

で、最終回を経た直後、とある動画がYouTubeで公開された。

動画投稿の数分後に漫画原作の作者のTwitterアカウントによってRTされ、関係者も更にRTされたこの"二次創作"のこの動画、正直地上波で流れたアニメよりもスピーディーで個人的には気に入った。

アニメ版の監督がこれは絶対にやると意気込んでいた、原作ファンたちにとっても好まれてる回の自主制作動画が突如公開された。実際アニメ版では流石にこれはまずいと思われる描写は日和って改変されてたし、満足度が高いのは圧倒的にYouTube版の方だった。

これは自分の憶測だけど、多分このYouTube版は作者本人が作ったんだろうなと勘繰っている。

作品の生みの親が無言でアニメが放送終了した直後に自分で作り直したアニメを投稿していたとすれば、無言の圧力が強すぎる。

実際にアニメ版の監督は諸々のツイートが燃えてアカウントを消して行方が知れずの状態だし、アニメもめちゃくちゃ面白かったわけではないし、ほぼ集英社が出してるVOMICと変わらないそれだった。

ネガキャンしたいレベルの面白くなさ。ではなかったから書いてなかったけど、いざ(おそらく)本物が流れたら話は別だ。

個人的に「地上波の」アニメ版でしっくりこなかったことを書いて自分を納得させてあげたい。

まずこれだけは書きたかったのは、テレビアニメならちゃんと字幕付けてくれや。の一言。

ギャグアニメで字幕が無いって致命的やと思ってるんです。それも原作漫画のアニメ化で。
静止画でインパクトのある画とキレのある吹き出しのコマが面白かった視覚優位の作品のアニメで字幕つけない意図がよくわからない。教えて映像系の人。

だからずっとスナックバス江を見てるんじゃなくて、なんか「スナックに居合わせて常連っぽい人たちの会話を聞きながら一切話が振られない客」として見ている気にしかなれなかった。視点って大事なんですね。

ラジオ感覚で流してるならちゃんと面白いとは思うけど、一応アニメっていうかテレビって見るものじゃないですか。なのにそれが面白くないって、それはあかんやろ。

そして語気が強いセリフが普通の会話文としてしか処理されていなかったのが本当にもにゃった。なら1.25-1.5倍で捲し立てて字幕で補完するのが個人的に求めていたバス江のアニメやったのに…

ギャグアニメの伝説と化したポプテピピックなんか、一時は見るLSDとか言われてたのに。なんなら1話で再放送をかましてくるイカれた構成だったのに。なんでただただスナックで人が話し続けるだけの場末の会話をアニメでやれると思ったんやなぁおい。

テンポって、大事なんですね。

さっきも書いてたけど、聞き流してクスッとするには多分合ってるのでおすすめではあります。聞くアニメとしてはおすすめです。

あかん!!長回しの台詞とかやったら『昭和元禄落語心中』がおった!!あんまり比較はしたくないけど、全部において惜しいんだよなぁ、バス江。

他にも言いたいこと色々あるけど、もう満足したからいいです。みんなも読もうな、スナックバス江!私をフォローしてくれてる人たちはきっと気にいるので。

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