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マーチンギターはアコースティックギターの最高峰のひとつ
本社はてっきりナッシュビルかと思いきやペンシルベニア州ナザレス

聞いたこともない地名だが、ナザレは聖書か何かに出てくるイスラエルあたりの聖地で
ナザレスはニューヨークの西150kくらいの内陸の街のようだ

メンフィス、ナッシュビルあたりにてっきりマーチンの本社はあるに違いないと思い込んでいた
なので死ぬまでにはニューオリンズ、メンフィス、ナシュビルの音楽聖地巡りしようと目論んでいたもののナザレスまで加えると大変な行程になってしまいそうだ
おそらく目論みだけに終わるだろうが^_^

かといって、ギターは好きなのだけど
マーチン製のギターはバックパッカーと呼ばれるメキシコ製の携帯ギターしか持っていない
マーチンD45は垂涎のギターだったが高価すぎて手が出なかった
これから万が一手に入れても弾くためというよりむしろビンテージを一度所持してみるという所有欲の消化に過ぎなくなりそうで本物はもったことはない

よく言われることだが、ギターを我々が選ぶ以上に我々がギターに選ばれる
大きさ、重さ、グリップしやすや、抱えやすさ、弦の高さや鳴らしやすさは重要ではあるが、何より大事なのはギターの格と奏者の格が合うかどうかはとても大事だ

それなりのテクニックがないのに
繊細な音の出る個体は合わないだろうし
強く音を出すべき個体をストロー出来ないものが持つのはギターに対して不誠実だ
弾いてこそギターの鳴りが育つともいう
このあたりはビンテージのスピーカーボックスと同様らしい

なので、ギターを買いにお茶の水のショップを廻るときは対外試合の覚悟でギターを試し弾きさせてもらうことになる
ある程度のテクニックを見せるには速弾きかフィンガリングということなる
速弾きは苦手なのでフィンガーリング系の曲をチョイスすることが多い

なので実はいまだD45に触れたこともない
ましてビンテージとなるとこれまで恐ろしくて手を出せずにきた

吉川晃司さんは熱心なコレクターと聞いた事がある 何十本も所持されているらしいが管理も大変だろなぁと心配してみるも余計なことか^_^

いまだに高校生のときに買ってもらったギターを所持している
ほかにも6台持ってはいるがどれも、安物で
一本だけギルドビンテージ
だが鳴りは今ひとつ
自分の短い指に不似合いの太棹なのは通販で触らないまま買った祟りだろう

高校で買ってもらったものは当時としては高価なものだった
懸命に勉強するからと約束して父に買ってもらったが、結局学校の勉強のほうはウソをついたままでゴメンなさい

そのギターに相応しい弾き手になれたかなぁと自問自答する
たまにギターケースから出すとまだまだと言われている気がする

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